象の鼻は推定10万にも及ぶ筋肉と腱から成っていることで、骨や関節に依存しなくても力強く伸ばしたり曲げたり出来る、とてもユニークな器官です。
また、骨や関節に依存していないということは、その可動域や柔軟性が想像以上に高く、あらゆる方向に動かすことが可能だということです。
そして、最大8.5リットルほどの水を一時的に内側へ保持していくことも可能です。
この特別な象の鼻の長さを、太さや重さも併せて紹介します。
象の鼻の長さはどれくらい?
象の鼻の長さ | 150cm〜220cm(1.5m〜2.2m) |
象の鼻の長さは、「アジアゾウなのかアフリカゾウなのか?」、「オスなのかメスなのか?」、「年齢はいくつなのか?」など、その種類や個体によって異なってきますが、その範囲は通常、150cm〜220cm(1.5m〜2.2m)の範囲に収まります。
ただし、象の中で最大種となるアフリカゾウの中には、鼻の長さが3m近くなる個体も確認されています。
また、象は鼻を力強く上げることが出来ますが、鼻を最大限に高く伸ばした場合、身長も含め、6m弱の高さに到達するとされます。
象の鼻の重さや太さは?
長さだけでなく太さや重さに関しても個体差がありますが、一例として2001年に亡くなったトモという名前のメスのアジアゾウの個体のデータを紹介しておきます。
長さ | 182cm |
太さ | 26.2cm〜78.4cm(最も細い周囲から最も太い周囲) |
重さ | 34.2kg |
象の鼻の長さを他のものと比較すると?
象の鼻の長さを数値だけで示してもイマイチ分かりにくいと思うので、他のものと比較していきましょう。
成人した人間の身長ぐらい
象の鼻の長さは150cmから200cm強ぐらいであることから、イメージとしては成人したヒトの身長がおおよその目安と言えるでしょう。
身長が低めの女性の身長は150cmであり、身長が高い男性の身長は200cm前後に到達するのがその理由です。
また、アフリカゾウの中でも鼻がとても長い個体に関しては、一般的なマンションの1階分の高さ(3m前後)と同じだと考えると分かりやすいです。
象の鼻について理解を深めるためにも参考に
以下の動画では、象の鼻に触った感触や映像を確認出来るので、像の鼻についてさらに知るためにも参考になるかもしれません。