ブルーホールとは、もともと洞窟や鍾乳洞だった場所が水没して、海中にある大きな穴のようになった地形のこと。
こう言ったブルーホールは世界中に点在しているわけですが、中でも最も有名なのは、世界10大スキューバダイビングスポットに含まれる、カリブ海に面するベリーズのブルーホール(グレートブルーホール)でしょう。
ベリーズから約64kmほど離れた、ユネスコの世界遺産にも登録されているサンゴ礁保護区内に、ぽっかりと大きな口を開けたように存在しています。
このグレートブルーホールの深さと幅について解説していきます。
ベリーズにあるブルーホールの深さと幅はどのぐらい?
ベリーズにあるブルーホール(グレートブルーホール)の深さ
グレートブルーホールの深さ | 124m(407フィート) |
グレートブルーホールと呼ばれるベリーズにあるブルーホールの深さは124m(407フィート)です。
このブルーホール深さをイメージするために異なるものと比較してみると例えば、
- 東京都中央区にある「東京スクエアガーデン」
- 東京都品川区にある「天王洲セントラルタワー」
- 北海道テレビ放送が入る札幌市中央区の「さっぽろ創生スクエア」
- 兵庫県明石市に一際目立って聳え立つタワマン「プラウドタワー明石」
といった、知る人は知る建造物の高さとほぼ同じであると考えれば分かりやすいかもしれません。
また、別な例を挙げると、新幹線の一両当たりの長さは25mなので、べルーズにあるブルーホールの深さはおよそ新幹線5車両分(125m)の長さと近いことが分かります。
ベリーズにあるブルーホールの幅
では、このブルーホールの幅(口径)はどれぐらいでしょうか?
グレートブルーホールの幅 | 318m(1,043フィート) |
ベリーズにあるブルーホールの幅は318m(1043フィート)です。
また、この幅は世界中に点在するブルーホールの中でも最大となり、世界一大きいブルーホール(世界最大のブルーホール)という場合、このベリーズのブルーホールの名前が挙げられます。
世界に点在する他のブルーホールの深さ
世界一有名で世界一大きいベリーズのブルーホールの深さと幅を確認してきましたが、深さだけで言えばこの有名なブルーホールを圧倒するブルーホールも世界には存在します。
以下へ、深さでは圧倒的な2つのブルーホールを簡単に紹介しておきましょう。
世界一深い「ドラゴンブルーホール(三沙永楽竜洞)」
南シナ海の、パラセル諸島(西沙諸島)にあるクレスセント諸島東部のサンゴ礁の中には、通称「ドラゴンホール(竜の穴)」、正式名称「三沙永楽竜洞」と呼ばれるブルーホールがあります。
中国海南省三沙市の研究機関によって2016年、このブルーホールの深さは300.89mに及び、世界で最も深いブルーボールであることが確認されました。
また、その幅はおよそ130mだとされています。
世界で二番目に深いディーンズブルーホール
また、カリブ海地域にある国バハマには、ディーンズブルーホールと呼ばれる世界で二番目の深さを誇るブルーホールが存在します。
その深さは202m。
ベリーズのブルーホールより78mも深く、その幅はおよそ100mになります。
ベリーズのブルーホールについて理解を深めるためにも参考に
以下の動画はベリーズのブルーホール(グレートブルーホール)について、他とは異なる観点から詳しく解説されている動画です。
ベリーズのブルーホールの深さや幅、また、それ以外について理解を深める上で役に立つと思うので参考にしてください。