日本でごく一般的に姿が確認される鳥の中でも、人家の近くに棲息することから最も親しまれている鳥と言えば雀でしょう。
昔話にも雀を題材にした物語が出てくるなど、日本人には当たり前のように受け入られています。
その雀の大きさ(体重と体長)を解説します。
雀の大きさはどれくらい?
体重 | 約24g |
体長 | 12.5〜14cm |
翼幅 | 約21cm |
雀の大きさは体重で約24g、体長で12.5〜14cm、そして翼を横に開いた場合の翼幅で約21cmとなります。
また、成長になっても小柄な雀はその卵も小さく、通常の卵の大きさは縦の長さが1.7〜2.25cm、横の長さは1.3〜1.55cm、重さは1.9gほどです。
ちなみに、日本で一般的に知られる雀は「Passer Montanus」という学名を持つ種類のスズメの一種ですが、ヨーロッパや中央アジア、他にもアメリカ大陸などに広く分布するスズメの種類には「Passer domesticus」という学名を持つイエスズメと呼ばれる雀の仲間も含まれます。
このイエスズメは日本には自然分布しておらず、また、その大きさも日本で一般的な「Passer Montanus」の学名を持つスズメに比べてやや大きく、体長は14〜16cm、体重は24〜39.6gに及びます。
雀の大きさを何種類かの鳥と比較してみると?
セキセイインコよりも小さい
コンパニオンバードや愛鳥として有名な、ペットとして飼われているセキセイインコと比べて、スズメの大きさはやや小さくなります。
セキセイインコの体長は18〜23cmで、体重は30〜40gです。
雀の大きさは文鳥とほぼ同じ
セキセインコと同じようにペットして親しまれている文鳥は、日本に自然分布する雀と大きさの点で同水準だと言えるでしょう。
というのも、文鳥の大きさは14cm前後で、また体重は25g程度だからです。
スズメの大きさについて参考になる動画
以下の動画は保護された雀が成長していく過程を記録したものです。
人の手や赤ちゃんと一緒に撮影されていることにより、雀の大きさがより具体的に理解できます。