地球上にはまだ確認されていないものも含めれば、最低でも500万種の動物が存在していると言われます。
その動物達全体の中で見た場合、人間は比較的重い方ですが、世界には人間など比較にならないほど重い動物も存在し、中でも世界一重い動物は平均的な成人2000人分をゆうに超えてくる体重を誇ります。
その動物とはなんという動物なのか？
世界一重い動物（世界で一番重い動物）を紹介していきます。
※世界一重い生き物として「きのこ」が挙げられることがありますが、この記事での対象は「動物（哺乳類、爬虫類、鳥類、魚類、昆虫類など）」であり、動物に含まれないきのこは対象としていません。
世界一重い動物はシロナガスクジラ
名実共に現在の地球上に生きる「世界一重い動物」または「世界で一番重い動物」という称号を手にするのはクジラ最大種のシロナガスクジラ。
通常は24〜27mの全長で50〜150トンほどの体重となるものの、個体によってはこの範囲以上に大きくなることも見られ、中には全長が30m近く、そして体重は199トンにも達する個体が確認されてきました。
加えて、生まれたばかりのシロナガスクジラでさえも、その体重は脅威の約3トン。
さらに、心臓の重さは車1台分（約600kg）、舌の重さは象1頭分（参考：アジアゾウの大きさは2.5〜6.5トン）の約2.7トンにもなると言います。
このように、「絶対的な大きさ」において現在生きている動物の中では最も大きくて重く、また、これまで地球上に現れた動物の中でさえも体重に関しては同じことが言え（史上最も重い動物）、もちろん哺乳類の中で最も重い動物でもあります。
ちなみに、シロナガスクジラの次に重い動物、つまり世界で二番目に重い動物はセミクジラ（80トン前後）で、地球に生きる動物の中で最も重いトップ10の動物は、実は全てクジラの仲間で占められています。
世界一重い陸上動物はアフリカゾウのサバンナゾウ
世界で一番重い動物であるシロナガスクジラは海に生きる動物でしたが、豆知識として陸上に住む動物の中で世界一重い動物を簡単に紹介しておきます。
その、世界一重い陸上動物となるのはアフリカゾウの中でもサバンナゾウと言われる種のゾウ。
サバンナゾウはサハラ砂漠以南のアフリカに広く分布し、「前足の蹄は4本、後足の蹄は3本」という特徴を持ち（もう一つのアフリカゾウの種「マルミミゾウ（シンリンゾウ）」は5本の前足の蹄と4本の後ろ足の蹄を持つ）、その大きさは体長で6〜7.5m、肩高で3〜4m、そして重さで4〜7トン近くにもなります。
また、過去には肩の高さが4mを超え、なんと体重では10トンを超える個体さえも報告されたことがありました。
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