上の図はアフリカの大きさを簡潔にビジュアルで表すことに成功した、グラフィックデザイナーとして有名なカイ・クラウス氏が描いた画像。
アフリカ大陸に、アメリカ、中国、インドといった世界的にも大きな国土を持つ国として知られる国々に加えて、日本やスペイン、イタリアなど、他にも有名な国々を当てはめ、アフリカがどれだけ大きいかを表した一枚の作品です。
見て分かる通り、アフリカ大陸は実は多くの人が想像していた以上に大きい面積を誇り、また現在、アフリカの人口は急速に成長していることもあり、近い将来アフリカは世界において重要な影響力を持つと考えられています。
そのアフリカの面積や大きさ(人口や人口規模)について解説します。
アフリカの大きさ(面積や人口規模)はどれぐらい?
アフリカの大きさを理解する上で、面積と人口規模(+人口密度)を合わせて確認していきましょう。
アフリカの面積サイズは?
アフリカの面積 | 約30,370,000㎢(11,730,000平方マイル) |
アフリカの面積は約3,037万㎢(1,173万平方マイル)です。
この面積には隣接する島々(例:マダガスカル島)も含んでいます。
また、上の画像からも分かる通り、アフリカ大陸はアメリカ、中国、インドといった一般的にも知られる大きな国土を持つ国もすっぽり入ってしまうほどの面積を持つわけですが、その面積はなんと、
- 全地球表面の約6%
- 地球の陸地面積全体の約20.4%
を占めているのです。
アフリカの人口規模や人口密度は?
アフリカの人口数 | 約1,400,000,000(2022年時点) |
アフリカの人口密度 | 約40 / ㎢(2022年時点) |
アフリカの人口は2022年時点で約14億人です。
また、アフリカの人口密度は1平方キロメートル辺り40人となっています。
アフリカの人口は2016年当時で約12億2000万人だったため、2022年までの6年間の間に15%近く増加したことが分かります。
さらに、現在のペースで増えた場合、2050年にアフリカの人口は約22億人、2100年には約38億人まで増えると予想されており、大きな経済のポテンシャルを持つ一方で、経済成長が人口規模の成長に追いつかない場合は重大な社会経済問題が発生すると考えられています。
アフリカの面積と日本の面積を数字で比較してみると?
この記事の最初の画像で日本に対してアフリカ大陸の大きさがどれほどか、大体イメージ出来ているかと思いますが、より具体的に理解するためにも数字で両者を比較してみましょう。
アフリカと日本の面積をそれぞれ比較しやすいように表にすると以下の通り。
アフリカの面積 | 30,370,000㎢ |
日本の面積 | 377,975㎢ |
パッと見ただけでも数字の数が違うため、両者の面積には大きな差があるのが分かりますが、比率を計算してみると、
- 30,370,000 ÷ 377,975 ≒ 80.35
となり、アフリカは日本の国土に対しておよそ80倍の面積を持っていることが理解出来ます。