エルサレムの観光名所の一つ「神殿の丘」について見ていきます。入場時間や地図などにも触れていくので、訪れる予定のある人は必見です。
「神殿の丘」というエルサレムの名所を知っていますか?
エルサレムの歴史はもちろん、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとっての聖地であり、世界の歴史好きなら必須で確認すべきで、また、イスラエルに旅行で行くなら絶対に訪れたい場所です。
そんな「神殿の丘」について、その概要から歴史、また観光で行くなら絶対に抑えておくと良さそうなポイントなどを、神殿の丘に行ってみたい筆者が書いていきます。
神殿の丘について知りたい人や、イスラエルに観光に行く人、海外へ旅行に行くのは難しいけど想像で楽しみたい人は見てみて!
神殿の丘とは?
神殿の丘(英語ではTemple Mount)は、エルサレムの旧市街中心に位置し、旧約聖書に出てくるアブラハムが息子のイサクを生贄にしようとしたとされる場所。
そのため、ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教の聖地として有名。
また、イスラム教徒(ムスリム)にとっては、預言者ムハンマドが天に登ることになった場所としても信じられており、それを示すかのように、イスラム教徒がこの地を支配した後、西暦683年に、岩のドーム(イスラム教徒の施設)が神殿の丘の上に建造され、現在もその姿を確認することが出来ます。
神殿の丘の歴史
神殿の丘には、十戒が刻まれた石板が収められた「契約の箱」を保管するために、古代イスラエル三代目の王「ソロモン」によって、エルサレム神殿(第一神殿)が紀元前10世紀後頃に立てられます。
しかし、この地に影響力を強めたバビロニアによって、紀元前587年に第一神殿は破壊されることになります。
そこで、紀元前515年に同じようなエルサレム神殿が第二神殿として建造されますが、これまた西暦66年に始まったユダヤ戦争(ローマ帝国と当時のユダヤ属州に住むユダヤ人との戦争)の結果、70年にエルサレムが包囲され、この第二神殿も破壊されてしまいます。
その後、この地を支配したイスラム教徒達によって、神殿の丘の上にはイスラム教の寺院として岩のドームが建設され、特にその金色の屋根が現在まで神殿の丘のシンボルとして残っています。
エルサレム旧市街のシンボルとしても目立つ神殿の丘は、エルサレムに訪れるなら絶対に訪問してみたい場所だよね。
特に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史を感じられる場所だと思うので、世界史好きや宗教好きにはたまらない場所だと思う!
また、岩のドーム内部は美しい装飾がされているみたいなので、海外の建築巡りが好きな人にとっても興味をそそられる場所と言えそう。
地図で神殿の丘の場所を確認しておこう
神殿の丘を地図で確認すると以下の通りです。
南西には嘆きの壁があり、また、南にはアル=アクサー・モスクが確認出来ます。
神殿の丘の入場時間
神殿の丘に入場するには、日曜日から木曜日までの間に訪れるべし。
イスラム教では金曜日が休日で、ユダヤ教では金曜日の日没から土曜日の日没前までが休日(安息日)とされるので、金曜日と土曜日は終日入場出来ないのがその理由。
また、イスラム教徒以外に対しては神殿の丘の入場時間には規制があるとされ、
- 冬時間
- 7:30〜10:30までの間
- 12:30〜13:30までの間
- 夏時間
- 8:30〜11:30までの間
- 13:30~14:30までの間
(参照:TOURIST ISRAEL)
となっているようなので、訪れるにあたっては入場時間に合わせて行くようにしましょう。
入場時間が設定されていると言っても、突然入れなくなることもあるようなので、神殿の丘を訪れる際には現地で再度、時間を確認してから計画を立てた方が良さそうです!
神殿の丘の行き方には注意が必要かも
上記のように神殿の丘には入場時間があるため、行き方には少し注意した方が良いかもしれません。
現地に入ったら、訪問予定日の入場時間の再確認はもちろんのこと、他の観光客もどっと押し寄せてくることが考えられます。
さらにセキュリティーチェックなんてのもあるらしいです。
開場時間より早めに行っておくなど、少し時間に余裕を持って訪れるようにした方が無難そうってことで!
神殿の丘に行くなら確認しておきたいこと
ちなみに、神殿の丘に行くなら次の点も参考にしておくのが良さそう。
- 服装は地味にしておくべし!
- 短パン、ノースリーブなどの肌が露出した服装は侮辱とみなされるそう
- イスラム博物館も見ものらしい!
- 入場券売り場のそばにイスラム博物館があり、そこではコーランやイスラム教の工芸品など貴重なものを見ることが出来る
- パスポートの提示を求められることもあるらしい
- 突然パスポートの提示を求められても大丈夫なように、神殿の丘に行く際にはパスポートを携帯しておいた方が良さそうです
(参照:世界の聖地Best500, p.103 & Tourist ISRAEL)
神殿の丘に行くならついでに行きたいと思った場所!
アル=アクサー・モスク(Al Aqsa Mosque)
アル=アクサー・モスクは、神殿の丘の南に位置するモスクで銀のモスクとしても知られ、特にイスラム教スンニ派にとっては三番目の聖地に当たる場所。
イスラム初期に建設されたモスクの一つなので、この地域の歴史やイスラム教の歴史を感じるためにも訪れておくのが良さそうです。
嘆きの壁(Western Wall)
この地に立てられていたエルサレム神殿(第二神殿)の外壁で、現在までユダヤ教徒にとっては大事な聖地となっている場所。
エルサレムの写真などを見ると、黒い服を着たユダヤ人が壁の前で祈りを捧げている姿を見かけますが、あれが嘆きの壁です。
ユダヤ教徒の悲しい歴史を感じ、またその荘厳さを感じるためにも訪れてみたいです。
嘆きの壁のトンネル(Western Wall Tunnels)
嘆きの壁から地下へ行くと伸びている地下通路。
当時のエルサレム神殿の様子について学べるらしく、ユダヤやエルサレムの歴史を知るには良い機会になりそう。
ただ、嘆きの壁のトンネルを案内してくれるツアーは大人気らしいので、事前の予約は必須っぽい。
嘆きの壁展望デッキ(Western Wall Observation Deck)
エルサレムのアイシュ・ハ=トーラーワールドセンタ(Aish Hatorah World Center)の上にある展望デッキからは、嘆きの壁の全体像はもちろん、他にも神殿の丘などを一望することが出来るみたい。
木を見て森を見ずにならないように、神殿の丘周辺に行くならここは絶対に行っておきたいポイントでしょ!
エルサレム旧市街(the Old City of Jerusalem)
エルサレム旧市街は、ムスリム地区、キリスト教徒地区、ユダヤ教徒地区、アルメニア人地区の4区画に分けられている0.9km2の場所で、また世界遺産としても登録されているところ。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、アルメニア正教に関する聖堂や、その他の神聖な場所を見ることが出来るようなので、エルサレムに来た際にはこのエルサレム旧市街は周ってみたい!
また、4つの区画による違いを見るのも楽しそうです。
ちなみに、神殿の丘や嘆きの壁はこのエルサレム旧市街に含まれます。
神殿の丘の口コミ
最後に神殿の丘に関する口コミも掲載しておくので、訪れる際の参考にしてみてください!
イスラム教徒が「高貴な聖域」と呼ぶこの場所は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地です。西側の外壁がユダヤ教徒の嘆きの壁になります。
この場所には、宗教的なもの(聖書・数珠等)を持ち込む事が出来ませんし、手を合わせて祈る様なことはしてはいけないとガイドさんから言われました。
(引用:4 travel.jp)
嘆きの壁を左に見ながら渡り廊下を渡りきると、神殿の丘にたどり着きます。すぐ目に入るのはこのドームが黄金に輝く「岩のドーム」です。今までに見てきたモスクとは違い、黄金色のドームの下にある紫や青色の構造物には魅了されます。中には、入らなかったですが、外から見るだけでも迫力も見ごたえもずいぶんあります。時間があれば、遠くのほうからいろいろな角度で眺めたり、近寄って壁の装飾を撮影してみることをお勧めします。
(引用:4 travel.jp)
イスラム教の聖地、岩のドームがなかにあります。
開門時間が限られており、午後は12;30からとのことでしたが、私は12時頃に行きました。
それでも結構長い列が出来ており、入場まで長い時間がかかりました。これまで、テレビや教科書でしか見てこなかった歴史的建造物が実際に目の前にあるということに、とても感動しました。
(引用:4travel.jp)
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エルサレムにある神殿の丘、ぜひ訪れることがあれば行ってみたいですね〜。
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