世界最大のカマキリ・世界一大きいカマキリを見ていきましょう。世界一でかいカマキリは、日本国内に住んでいるカマキリのサイズを圧倒します。
日本国内にも比較的馴染みのあるオオカマキリを筆頭に9種類が確認されているカマキリは、世界中に数千種類存在すると考えられています。
そんなカマキリ達の大きさは10cm以下程度であることが多いですが、中にはこの平均的な大きさを大きく超える体長を誇るカマキリもいます。
この記事では、世界最大のカマキリ(世界一大きいカマキリ)とされるカマキリを紹介していきます。また、比較対象として国内最大のカマキリにも簡単に触れておきます。
世界一大きいカマキリ:オオカレエダカマキリ
細長い茶色の体がまるで枯れ枝にそっくりなことから、オオカレエダカマキリと呼ばれるこのカマキリは、その体長から一般的に「世界最大のカマキリ」と呼ばれるカマキリ。
ドラゴンマンティスという別称を持ち、体長は20cm前後にも達します。
生息地は東南アジアのごく限られた地域、例えばマレーシアやインドネシアの一部で、日本ではまずお目に掛かることは出来ません。
また、枯れ枝に擬態した外見によって、現地であってもその姿を確認することは難しく、世界最大という称号と同時に、世界一珍しいカマキリの一つだとも言えるでしょう。
日本一大きいカマキリ:オオカマキリ
世界一でかいカマキリとの比較として、日本一大きいカマキリも簡単に紹介しておきましょう。
そのカマキリとはオオカマキリと呼ばれる種類のカマキリで、日本ではほぼ全国で見られるため、昆虫好きな人にとっては馴染みのあるカマキリでしょう。
大きさはオスで7〜9cm、メスで7.5〜10cm弱となり、オオエダカマキリと比べるとおよそ半分程度の体長となります。
ただし、実はオオカマキリには、奄美群島から八重山諸島にかけてだけ生息する「マエモンカマキリ(オキナワオオカマキリ)」と呼ばれるオオカマキリの亜種がおり、実際にはこのマエモンカマキリが日本国内ではカマキリ最大種です。
その体長はオスであっても7.5〜10cm、メスは9〜10.5cmにもなります。
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世界最大のカマキリ・世界一大きいカマキリ|世界一でかいカマキリと国内最大のカマキリを紹介のまとめ
その体長で世界最大級の大きさを誇るカマキリに加え、比較対象として日本最大のカマキリを紹介してきました。
オオカレエダカマキリの生きた姿を直接見るのは少し難易度が高いかもしれませんが、オオカマキリは日本で比較的簡単に確認出来るため、興味がある人は探してみると良いかもしれません。