オオヤマネコの大きさ(体長と体重)【大きな野生の猫】

ネコ科オオヤマネコ属に分類されるオオヤマネコは、別名ユーラシアオオヤマネコやリンクスとも呼ばれ、北欧からロシアにかけて生息する野生の肉食動物です。

オオヤマネコの大きさ（体長や体重など）を解説します。

オオヤマネコの大きさ（体重や体長など）はどれくらい？

オオヤマネコの大きさは、オスとメスの間で微妙に異なってきます。

オスの大きさは、体長で76〜148cm、体重で11.7〜29kgの範囲となるのに対して、メスの大きさは体長で85〜130cm、体重で13〜21kgとなり、オスメスそれぞれ尾長は通常、10〜25cmの範囲に収まります。

また、上記の表には含めていませんが、地面から肩までの高さである肩高は約70cmになります。

ちなみに、オスメス関係なくオオヤマネコの大きさを表す場合、体長は80〜130、体重は10〜20kg程度とされることが多いです。

ネコ科オオヤマネコ属では最大種となるオオヤマネコ

ネコ科オオヤマネコ属には、ユーラシアオオヤマネコやユーラシアン・リンクスと呼ばれる本種以外にも、カナダオオヤマネコ（カナダ・リンクス）、スペインオオヤマネコ（イベリアン・リンクス）、ボブキャットが含まれますが、オオヤマネコがその中でも最大種になります。

以下は、この4種類の大きさの比較表です。

オオヤマネコの大きさを一般的な飼い猫と比較すると？

オオヤマネコの大きさをさらに理解するためにも、一般的な飼い猫の大きさと比較してみましょう。

一般的に、日本でよく見かける中型の飼い猫の平均的なサイズは、体重で3~5kgほど、体長で30〜65cmというのがほとんどです。

また、中には大型の飼い猫も見かけますが、それでも体重は5〜9kg、体長は最大で75cmぐらいでしょう。

このことからも分かる通り、オオヤマネコの大きさは、中型の飼い猫と比較した場合、体重は6倍近くに、そして体長は2倍近くになり、また大型の飼い猫と比べても、1.5倍前後の体長と3倍程度の体重を誇ることが分かります。

オオヤマネコの大きさを理解するためにこちらも参考に

ロシア人に飼われているオオヤマネコの動画です。

珍しく人間に飼われ、人間や家庭にある身の回りの物との大きさの比較がしやすいので、オオヤマネコのサイズを知る上ではとても参考になります。