うさぎはペットとして人気なことからも分かる通り、ほぼどの種であっても可愛らしさには定評があります。
しかし、「大人の手のひらに乗せることが可能なほど小さい」となれば、さらにその魅力がアップすることは間違い無いでしょう。
この記事では、そんなうさぎの中でも世界一小さいうさぎ(うさぎ世界最小)として名前が上がる、とても魅力的で可愛いうさぎを3種類紹介していきます。
まずは世界で一般的に「世界最小のうさぎ」として考えられているうさぎ種を確認し、その後に同じぐらい小さい二種類のうさぎを確認していきましょう。
世界一小さいうさぎ・うさぎ世界最小:ピグミーラビット
「世界一小さいうさぎ」や「うさぎ世界最小」として一般的に考えられるのが、アメリカ西北部原産のうさぎの一種であるピグミーラビット(学名:Brachylagus idahoensis)。
(出典:EcoWatch)
体長は23.5〜29.5cm、個体によっては20cm程度にしか成長しないこともあり、体重は通常個体で375〜500gと、特に体重で見た場合は他のうさぎ種に比べて圧倒的に小さいことで知られる世界最小級のうさぎです。
雌は雄より少し大きい傾向(1〜10%程度)にあります。
また、ピグミーラビットは体が小さいだけではなく、耳が短く、体色が灰色で、後ろ足が小さく、白い毛がないといった特徴も持ち合わせます。
そして、自然界においてピグミーラビットは通常、深い土壌にセージブラッシュ(キク科ヨモギ属の低木および木質多年草の総称)が密集するように生えた場所に生息しています。
ちなみに、アメリカ合衆国政府はこの世界一小さいうさぎを絶滅危惧種に指定している一方で、国際自然保護連合はより絶滅のリスクが低い種としてリストアップしています。
他にもいる!世界最小級のうさぎ2種
うさぎ世界最小としてピグミーラビットを紹介しましたが、実は世界には、ピグミーラビットに匹敵する小ささを誇るうさぎが他にも2種類存在します。
以下ではその2種類のうさぎをそれぞれ簡単に紹介しておきます。
ネザーランドドワーフ
ネザーランド・ドワーフは、オランダを原産地とするうさぎの一種。
うさぎの中で最も小さい品種の1つとされ、世界最小級の大きさで日本でも有名です。
体重は0.5〜1.13kgと、体重では世界一小さいうさぎとされるピグミーラビットに及ばないものの、体長は小さいものでは19cm、通常個体でも26cm前後と、ピグミーラビットに匹敵する小さな体長を誇ります。
頭と目の大きさが、短足でがっしりした体格に比べて不釣り合いなほど大きく、また、耳は短くて頭の高い位置にあり、顔は丸みを帯びているのが特徴的。
その可愛らしい外見からペットとしても人気なうさぎ種です。
ドワーフホト
世界最小級のうさぎであるネザーランドドワーフの血を受け継ぐドワーフホトもまた、世界最小級に小さいとされるうさぎの一種。
1983年に公認された比較的新しいうさぎ種で、目の周りの黒いアイラインのような模様を残すために試行錯誤しながらも人口的な交配が意図的に続けられた結果、誕生しました。
その大きさは体長で25cm前後、体重は1〜1.35kgと、体重に関してはネザーランドドワーフより若干大きいものの、それでも世界最小級の体長を誇っています。