インド北東部から北西部、中部、南部、そしてインドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、中国雲南省、ネパール、バングラデシュ南東部、マレーシア、ミャンマー、ラオスにまで生息域が広がるアジアゾウの大きさを解説します。
アジアゾウの大きさ(体重や体長など)はどれくらい?
体重 | 2500〜6500kg |
体長(頭から胴体) | 5.5〜6.5m |
尾長(尻尾の長さ) | 1.2〜1.5m |
肩高(地面から肩までの高さ) | 2.5〜3.2m |
アジアゾウの大きさは、各個体のサイズにも依りますが、体重は2500〜6500kg、体長は5.5〜6.5m、尻尾の長さは1.2〜1.3m、そして地面から肩までの高さである肩高(身長)は2.5〜3.2mになります。
ただし、オスとメスで平均的なサイズはかなり異なり、オスの平均的な体重は5400kgで肩高は2.75mなのに対して、メスの体重は2700kgで肩高は2.4mと、その大きさはオスとメスの間で一回りほど違います。
ちなみに、アジアゾウの一番高いところは背中の真ん中付近になります。
そのため、仮にアジアゾウの「身長」と言う場合は、この背中の真ん中付近の最も高い部分から地面までの高さを指すことになるでしょう。
それに対して、アフリカゾウは肩部の上が最も高いくなるため、アフリカゾウの場合、身長は肩高を意味することになります。
これまで確認された最重量個体と最高身長個体
アジアゾウの中には、一般的なアジアゾウのサイズの幅を優に超える個体も見つかっています。
これまで確認された最も大きな個体は、1924年にインドで見つかった個体で、体重は7000kg(7トン)以上、肩高は3.43m、そして、頭から尻尾までの全長は8.06mにもなる巨大さを誇りました。
さらに、肩高が3.7mになる個体も報告されています。
アジアゾウとアフリアゾウの大きさ比較
ゾウは世界最大の陸上動物(陸に棲む動物)と言われますが、現存するゾウには大きく分けてアフリカゾウとアジアゾウの2種が含まれるというのが、最も主流な分類方法です(アフリカゾウに属するマルミミゾウが、アフリカゾウとは違う種であるという主張もある)。
そして、この2種類のゾウの中でもアフリカゾウの方がアジアゾウよりも大きく、細かく見ていくと、アフリカゾウが真の最大の陸上動物となります。
ただし、アジアゾウはアフリカゾウに次いで2番目に大きな陸上動物で、他の動物と比べると圧倒的に大きい体を誇ることには違いありません。
では、このアフリカゾウとアジアゾウの大きさには、どれほどの開きがるのでしょうか?
以下で、それぞれの大きさを表にまとめて確認してみましょう。
アフリカゾウ | アジアゾウ | |
体重 | 4000〜7000kg | 2500〜6500kg |
体長(頭から胴体) | 6〜7.5m | 5.5〜6.5m |
尾長(尻尾の長さ) | 1〜1.3m | 1.2〜1.5m |
肩高(地面から肩までの高さ) | 3〜3.9m | 2.5〜3.2m |
尻尾の長さ以外、アジアゾウはアフリカゾウと比べてサイズが小さいのが分かります。
また、アフリカゾウの最大個体はこれまで10000kgを超えるものが確認されており、アジアゾウ最大の7000kg強の体重を持った個体と比べると、3000kg近い差が生まれています。
アジゾウの大きさを理解するためにこちらも参考に
以下は英語の動画になりますが、人間の成人女性と一緒に写っている場面が多いため、アジアゾウの大きさについての理解を深めやすいと思います。