フィリピンの山・火山|フィリピン最高峰から有名な火山まで

フィリピンの山と火山を紹介していきます。フィリピンで一番高いとされる最高峰の山から有名な火山まで、合計10の山を見ていきましょう。

フィリピンを観光する上での目的として美しいビーチは有名ですが、フィリピンには他にも魅力的な自然があります。

それはフィリピンの山々。

フィリピンの山には多くの活火山が含まれ、世界的に有名なエベレストやキリマンジャロといった高い標高を誇る山とは異なる魅力を持ちます。

この記事ではそんなフィリピンの山の中から、フィリピン最高峰レベルの山トップ3と、それ以外にも抑えておきたい有名な山7つの、合計10の山を紹介していきます。

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フィリピン最高峰レベルの山トップ3

フィリピンの山1:アポ山

フィリピン南部を形成し、フィリピンでは2番目に大きい島「ミンダナオ島」の中でも南に位置するアポ山は、フィリピン第3の都市とされるダバオ市を望むようにそびえ立つ大きな山であり火山。

現在は休火山とされるアポ山はまた、フィリピンで一番高い山、つまりフィリピン最高峰としても知られ、その標高は2954mになります。

フィリピンの登山家たちの中には「最後の挑戦」と表現する人もいる山で、他国にあるより高い山へ挑戦する前にこの山を登ります。

フィリピンの山2:ドゥラング・ドゥラング山(D2)

フィリピン南部のミンダナオ島を走るキタングラッド山脈の最高峰となるのが、登山家の間ではD2として知られるドゥラング・ドゥラング山。

2941mの標高はフィリピンで3番目に高いプログ山より僅かに高く、また、フィリピン一高い山とされるアポ山より僅かに低くなります。

キタングラッド山脈を形成する他の山と同じように、その山頂は森に覆われ、また周囲には自然がありのままの姿で残されており、58種の哺乳類が棲息していると言います。

フィリピンの山3:プログ山

フィリピン諸島のなかで最も面積が大きく、フィリピンの北部を形成するルソン島にある山脈「中央山岳地帯」の中で最高峰であり、また、ルソン島一の高さを誇るのが、標高2922mのプログ山。

その高さから、フィリピンの山々の中で最も象徴的で、美しい眺めを有する山の1つとされ、さらに、世界遺産にも登録されているコルディリェーラの棚田群が広がることもあり、この山は「神々の遊び場」と呼ばれることがあります。

また、その美しさだけでなく、少数民族「イフガオ族」が住んでいるなど、文化面でも重要な場所です。

フィリピン全体でプログ山は、3番目に高い山となります。

他にも知っておきたいフィリピンで有名な山や火山

フィリピンの山4:タール火山

とても美しいことで知られるタール火山は、ルソン島のアイコン的な存在。

湖の中にある島に位置しているのが特徴的で、その標高は311mです。

これまで記録されているものだけでも34回に及ぶ噴火があり、フィリピンでは二番目に活発な火山として有名で、半日程度で登頂可能なこの山を登っていくと、活火山ならではの独特な風景を見ることが出来ます。

ただし、活火山であることから、登山の道中は埃っぽく、そして暑くなることがあるため、早朝に出発するのがベターです。

フィリピンの山5:キタングラッド山

キタングラッド山はミンダナオ島のブキドノン州にある休火山で、フィリピン国内では4番目に高いとされる山。

その標高は2899mになります。

フィリピン国内では最も生物多様性にあふれた場所の一つとされ、実際にキタングラッド山周辺では、たくさんの種類の植物、木、そして野生生物を目にすることができます。

ちなみにこの山に関しては、「大洪水によって沈んでしまったものの、かつてこの地に存在したブキドノンという土地の頂点部分がこの山である」という伝説が残っています。

フィリピンの山6:マヨン山

ルソン島南部のビコル地方アルバイ州にあるマヨン島は、2463mの高さを有する火山。

ほぼ完全に近い円錐形によって、非常に整った美しい山として多くの人を魅了しており、この山を遠くから眺めるだけで満足する人も多くいます。

実際、マヨン山の「マヨン」とは、現地の言葉で「美しい」を意味する「マガヨン」に由来すると言われ、また、一帯は国立公園に指定されています。

ただし、その美しさに反して、他のフィリピンの火山と同じように火山活動は激しく、近年には何度も警戒レベルが引き上げられるなど、観光に際しては注意を要します。

フィリピンの山7:カンラオン山

フィリピンの中では4番目に大きな島となる、フィリピン中部に位置するネゴロス島の東ネグロス州にはカオラオン山があります。

フィリピンの中部を形成する島々はビサヤ諸島と呼ばれ、2435mの標高を誇るカンラオン山は、このビサヤ諸島の最高峰。

また、周辺は国立公園に指定されていることもあり、美しい自然と多くの野生動物が残ります。

頂上にたどり着くまでは2~3日かかり、頂上への道のりは長いかもしれませんが、たどり着いた後は温泉、熱帯雨林、硫黄が噴き出す様子、洞窟など、カンラオン山ならではの体験が出来たり、素晴らしい景色を見ることが出来ます。

ただし、カンラオン山は現在でも活動する火山であり、近年はその活動が激しくなっているとされるため、警戒が必要です。

フィリピンの山8:マリベレス山

マリベレス山はルソン島の西側にある、バターン半島を占めるバターン州に位置する標高1388mの山で、隣接するナティブ山と合わせると、バターン州の約80%を占めています。

その山頂はパンティンガン・ピークと呼ばれ、バターン州では一番高い場所となり、また、マニラ湾を見下ろすようにそびえ立つことでも有名。

登山道には木に覆われた場所や草が茂った坂道が多く、最後の方は少し急勾配になりますが、頂上から見る山脈の景色はそんな苦労を忘れさせてくれます。

活動休止中のマリベレス山の噴火口とその周辺は、見るに値する場所です。

フィリピンの山9:ウラップ山

ルソン島のベンゴット州にあるウラップ山は、標高1846mの山。

「松の都市」として知られる州内の中心的都市「バギオ」から40分ほどでたどり着くことが出来、周辺には、松の木の森や大草原、そして連なる山脈の驚くほど美しい景色が広がります。

気候が比較的涼しく、登山にもピッタリだと言われるウラップ山の登山道の途中には、文化的な見所もあり、フィリピンで登山をしたくなったら絶対に検討してみたい山の1つです。

フィリピンの山10:ピナツボ山(ピナトゥボ山)

ピナツボ山(ピナトゥボ山)は、フィリピンの山としてはおそらく最も有名かもしれない、ルソン島西側に位置する火山。

1991年に起きた20世紀最大規模と言われる大噴火は世界中に報じられ、その後、「ピタツボ火山」として、多くの人の記憶に残ることとなりました。

そんな1486mの標高を有するピナツボ山は一方で、その噴火口から見る景色の素晴らしさで知られ、フィリピンにおける有名な観光スポットともなっています。

また、噴火口では景色を楽しむだけでなく、噴火によってカルデラ内に誕生した湖で泳げるなど、ピナツボ山ならではの経験が出来ます。

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フィリピンの山・火山|フィリピン最高峰から有名な火山までのまとめ

フィリピン最高峰のアポさんから、有名な火山であるピナツボ山まで、フィリピンの10の山々を紹介してきまし。

フィリピンへ行った際には、こういった山々を訪れてみるのもおすすめです。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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