世界一低い山・世界一小さい山と呼ばれるウィチプローフ山とは?

世界一低い山(世界一小さい山)とは一体何と言う名前の山でどこにあるのでしょうか?世界最小の山と目されるヴィチプローフ山について見ていきます。

世界には無数の山が存在し、その高さや特徴は様々です。

そんな数ある山の中でも最も有名な山と言えば標高8,848mを誇り、世界一高い山として知られるエベレストでしょう。

また他にも、アフリカ最高峰として知られるキリマンジャロやヨーロッパの最高峰であるモンブランはもちろんのこと、ノアの方舟が流れ着いたとされるトルコ領内のアララト山や、日本最高峰の富士山も、世界的にはそれなりに名前が知られています。

そして、これら世界的に名前が知られている山の最大の共通点と言うのが、世界基準にしろ地域または国内基準にしろ、高い標高を誇るというものです。

一方で、標高が低い山はそこまで知られておらず、世界一低い山、世界一小さい山、世界最小の山として知られる山はあまり話題になりません。

この記事では、そんな世界一低い山として記録されているウィチプルーフ山に注目していきたいと思います。

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世界一低い山(世界一小さい山)と呼ばれる「ウィチプローフ山」

世界一低い山はあまり知られていませんが、「世界一低い山」、「世界一小さい山」、または「世界最小の山」とされるのが、周囲の土地よりたった43m高いだけのウィチプルーフ山。

この43mとは、地誌学上で「プロミネンス」と呼ばれる「ある山や丘の頂上について、その頂上を囲む等高線の中でその頂上よりも高い地点を含まない最も低い等高線からの比高のこと」であるため、この山の標高自体は148mになります。

標高148mと言うのは、大阪のザ・梅田タワーや東京の富士ソフト秋葉原ビルとほぼ同じ高さであり、東京都心から近く、手軽に登れることで有名な599mの標高を持つ高尾山と比較しても圧倒的に低いことが分かります。

そんなウィチプルーフ山は、オーストラリアのテリック・テリック山脈に属し、ビクトリア州のウィチプローフという名前の約800人が住む小さな町にある山です(実際にはウィチプローフの町がウィチプルーフ山の中腹に位置していると言った方が良いかもしれません)

また、山にはいくつか小道があり、カンガルーなどの現地の野生動物を見ることが出来ることで知られます。

ちなみに興味深いことに、世界一高い山として知られるエベレストの登頂に成功した人の数は、その難易度の圧倒的な違いにも関わらず、ウィチプローフ山を登った人の数よりも多いのです。

日本にはもっと小さい「山」があるが?

ウィチプローフ山はその高さから、時として「山」ではなく「丘」と呼ばれることもあり、山に分類するのか丘に分類するのか議論されてきましたが、現在では「山」とするのが主流です。

一方で、日本には日本一低い山と言われることがある「天保山(てんぽうざん)」があり、「この山の方がウィチプローフ山よりも標高が低いのだから、世界一低い山ではないのか?」と疑問に思った人がいるかもしれません。

しかし、天保山は人工的に土を積み上げて作った人工山(築山)であることに加えて、その頂上は海抜4.53mしかなく、山と言うよりも「丘」と考えるべきと言うのが自然な発想で、世界的には主流な見方になっています。

このようなこともあり、現在のところは一般的に、オーストラリアのウィチプローフ山が世界一低い山とされているのです。

ウィチプローフ山に関する豆知識

世界最小の山の名前の由来とは?

ウィチプローフ山の名前は、ご想像の通り、山自体が位置するウィチプローフの町から名付けられました。

この土地に人が住み始めたのは1846年頃のことでしたが、町として測量区画が定義されて人工調査などが行われたのは、それからおよそ30年後の1875年のことでした。

「ウィチプローフ」とはアボリジニの言葉「Whichi-pooro」から来ていて、「丘の上の草」と言う意味を持ちます。

そして、「丘の上の草」の「丘」部分とはもちろん、ウィチプローフ山のことで、現在でも現地のコミュニティーにとっては重要な場所となっており、毎年、山頂まで登るレースが行われたりしています。

ウィチプローフ山の地質

この山の地質的な特徴として、山肌には花崗岩が露出しており、草で覆われた平地に位置しているという点が、まずは挙げられるでしょう。

また、ウィチプローフ山は近隣のピラミッド・ヒルと似たところがあり、この山の頂は岩が多く、形は円錐形で、ビクトリア州西部ではよく見られる形です。

さらに、ウィチブローフには透明でピンクがかった色をしている、ウィチプローファイトと呼ばれる独特な鉱物があります。

ウィチプローフ山でのアクティビティ

ウィチプローフ山は決して非常に人気が高い場所というわけではありませんが、上でも触れた山頂まで登るレースに加えて、毎年開催される穀物祭や家族でのピクニック、さらには屋外で夕食を食べたりするのに好まれる場所です。

また、周辺地域も合わせれば、バーベキューを楽しんだり、長いトレッキングコースを歩いたりといったアクティビティも人気です。

加えて、ビクトリア州政府も、「リージョナル・デベロップメント・ビクトリア」というプロジェクトを通じて、訪れる人々にとってウィチプローフ山がもっと良いものになるように投資をしているので、今後はより多くのアクティビティが楽しめるようになるかもしれません。

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世界一低い山・世界一小さい山と呼ばれるウィチプローフ山とは?のまとめ

世界一低い山とされるオーストラリアのウィチプルーフ山について見てきました。

この山は周りの高さより43m程度しか高くなく、標高で見ても148mしかありません。

そのため、高さが焦点となりやすい山好きの間では、そこまで注目されることはありませんが、その標高は山として世界一低く、1つの豆知識として知っておきたい山だと思います。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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