スペイン人の平均身長(男性・女性)｜低くなくてむしろ高いスペイン人

スペイン人の平均身長とはどれほどなのか？スペイン人の男性と女性の平均身長について見ていきます。意外にスペイン人の平均身長は、一般的に言われるほど低くなく、むしろ比較的高いことが分かります。

南ヨーロッパの国スペインで話されるスペイン語は、イタリック語派に含まれるラテン語の口語である俗ラテン語が起源となる言語であるため、スペイン語を話すスペイン人は大枠でラテン系の人々と見なされることがあります。

そして、一般的にラテン系の人々は、他のヨーロッパ人と比べて身長が低いと言うイメージが強いため、スペイン人も同様に、ヨーロッパ人の中では比較的身長が低いと思われがちです。

しかし、スペイン人男女の平均身長を詳しく見ていくと、実はそうでもないことが分かります。

この記事では、意外に身長が高いスペイン人の平均身長について、周辺諸国や日本と比較しながら確認していき、さらに、過去およそ100年の間に起こったスペイン人の身長の伸びについても紹介していきます。

スペイン人の平均身長を調べてみた結果

スペイン人の身長を調べるに当たって今回利用した情報源はAVG.HIEGHTというサイトで、該当する国名を英語で入力すると、その国の平均身長が表示されるようになっています。

それでは早速、「Spain」と入力して表示されたスペイン人の平均身長を、男女別に見ていきましょう。

▶︎男性を調べる場合は→男性の平均身長

▶︎女性を調べる場合や→女性の平均身長

スペイン人の平均長は男性で178.0cm、女性で166.2cm、これは現代における全世界の平均身長とされる男性171cmと女性159cmと比較して、それぞれおよそ7cm高いことが分かり、スペイン人は世界でも身長が高い人たちであることが分かります。

また、「ヨーロッパの中でスペイン人は身長が比較的低い」というイメージがありますが、以下のデータと比較した場合はそうでもないことが分かります。

意外かもしれませんが、参考にした資料によると、スペイン人の平均身長はヨーロッパの平均的な身長よりも高そうなのです。

では、男性の平均身長が178.0cmで女性の平均身長が166.2cmのスペイン人は、我々日本人と比べるとどの程度の差を持つのでしょうか？

以下で、日本人の平均身長と比較して、その差を客観的に確認してみましょう。

表で見て分かる通り、スペイン人男性は日本人男性よりも平均で7.2cmほど身長が高く、また女性は8.2cmほど身長が高いことが分かります。

女性が履くハイヒールの平均的な高さが5〜7cmと言われることから、男性比較をした場合、平均的なスペイン人男性は平均的な日本人男性よりも平均的なハイヒール一個分の差があり、女性比較では高めのハイヒール1個分の身長差があると言えるでしょう。

さて、スペイン人の平均身長について見てきましたが、最後にスペイン人の平均身長にまつわるちょっとした豆知識を紹介しておきましょう。

その豆知識とは、過去1世紀に15cmも伸びたスペイン人男性の平均身長についてです。

およそ1世紀前の19世紀後半から20世紀初頭にかけて、スペイン人男性の平均的な身長は163cmしかありませんでした。

しかし、この平均身長が1970年〜1980年代になると175cmに到達。

さらに、21世紀に入ると、上記に示した通りスペイン人男性の平均身長は178cmにもなりました。

これは、同時期の他の欧米諸国と比べても大きな伸びだったとされます。

例えば、イギリスでは約10.9cm、スウェーデンとロシアでは約10cm、アメリカでは約6cmだったことを考えると、スペインにおける身長の伸びは頭一つ分抜けていると言っても過言ではないのです。

これは、同期間にスペイン国内で起きた、栄養状態の改善と所得水準の向上が大きな要因であると考えられています。

スペイン人の平均身長を見てきました。

ラテン系に含まれるスペイン人の平均身長は、思っていたほど低くなく、むしろどちらかと言えば高めであることが分かります。