アヒルはカモ科を代表する鳥であるマガモを原種とする家禽。
つまり、生物学的にはマガモと同種であるものの、人の手によって飼育され続けた結果、マガモとは微妙に異なる外見や体型、そして行動様式を手に入れるに至った鳥です。
現在は世界中で飼育されています。
このアヒルの卵の大きさについて解説します。
アヒルの卵の大きさ(直径と重さ)はどれくらい?
縦の長さ | 6.5cm前後 |
横の長さ(幅) | 4.4cm前後 |
重さ | 70〜90g |
アヒルの卵の大きさは、典型的な大きさのもので、縦の長さが6.5cm前後、横の長さ(幅)が4.4cm前後、そして重さは70〜90gの間に収まります。
ただし、一般的に「アヒル」と呼ばれる鳥類には異なる種がいくつも含まれ、中にはかなり大型のアヒルも存在。
こういった大型種のアヒルの場合、その卵の大きさは7cm前後、横の長さは4.7cm前後、そして重さはなんと100〜110g近くになることもあり、典型的なサイズのアヒルの卵と比べると、かなり大きいことが分かります。
ちなみに、様々な種が含まれることもあり、「アヒル」の卵の色は、主に青っぽいまたは緑っぽい色をしているものの、他にも、白、茶色、クリーム色、灰色、そして黒っぽいものまで様々です。
アヒルの卵の大きさ(長さと重さ)をニワトリの卵と比較
アヒルの卵の大きさをもっとよく理解するためにも、世間一般に良く知られるニワトリの卵の大きさと比較してみましょう。
ここで言うアヒルの卵の大きさとは、大型のアヒルではなく、典型的なサイズのものを指すこととします。
縦の長さ | 横の長さ | 重さ | |
ニワトリの卵 | 5.5cm | 4.3cm | 58〜64g |
アヒルの卵 | 6.5cm | 4.4cm | 70〜90g |
ニワトリの卵には様々なサイズがありますが、ここでは中間サイズとなるMサイズを参考値としてます。
また、どちらの卵も、重さに関しては中間値を参考値として利用していきます。
まず、縦の長さについては、
- 6.5 ÷ 5.5 = 1.18
となり、アヒルの卵の縦の長さはニワトリの卵より2割弱長いことが分かります。
そして、横の長さを比べると、
- 4.4 ÷ 4.3 = 1.023
となり、アヒルの卵の幅は、ニワトリの卵よりも若干広いものの、両者はほとんど変わらないことが分かります。
そして重さに関して見ると、
- 80g ÷ 61g = 1.31
となり、平均的なアヒルの卵は、平均的なニワトリの卵のおよそ3割強の重さに等しいことが分かります。