世界一大きい滝・世界一でかい滝を紹介していきます。異なる基準に応じて世界最大級となる、5つの滝を簡単に開設していきます。
日本国内だけでさえ2500近く存在する滝は、いまだに発見されていない名も無い滝も含めた場合、世界全体に、それこそ数えられないほど無数に存在します。
そんな無数にある滝の中でも、世界一大きい滝または世界一でかい滝となるのはどういった滝なのでしょうか?
この記事では、異なる5つの基準それぞれで世界一大きい滝となる5つの滝を、簡単に紹介していきます。
世界一大きい滝1:「イグアスの滝」は総合力NO.1!
南米のアルゼンチンとブラジルにまたがる巨大な滝として有名なイグアスの滝は、総合力で世界一大きい滝と言える滝。
ここで言う総合力とは「高さ」と「幅」を掛け算した体積のことで、体積世界No1の滝なんです。
具体的には、
- 幅
- → 約2,700m(2.7km)
- 高さ
- → 64〜82m
となり、また、この巨大な滝から流れ落ちる水の量は毎秒1,756㎥にも及びます。
そんなイグアスの滝は、日本で知られる「世界三大瀑布」の一角を成していることでも有名。
さらに、巨大な滝と言っても1つの滝ではなく、実は最大で300近い小さな滝から形成されているといった特徴を持ちます。
そんなイグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルの両国をまたいでいるわけですが、それぞれの国に含まれる割合はおおよそ8対2となります。
世界一大きい滝2:「コーンパペンの滝」は幅No.1!
コーンパペンの滝は、東南アジアのラオス南部のチャンパーサック県にある滝で、同地域で最大の川となるメコン川の滝。
上で紹介した総合力No.1のイグアスの滝は、幅においても世界最大と言われることがありますが、それは間違いで、実際はこのコーンパペンの滝が幅に関して世界一大きい滝となります。
大小無数の滝が数多く横に広がり、その幅はなんと10,783m(10.783km)に及び、ギネス世界記録でも世界で最も幅の広い滝として公式に記録されているのです。
一方で、高さはそれほどでなく、15~21m程度の場合がほとんどです。
世界一大きい滝3:「エンジェルフォール」は高さNo.1!
エンジェルフォールは行政上はベネズエラに属する南米ギアナ高地にある滝。
世界的にも滝としては良く名前が知られた存在で、その「高さ」または「落差」に関しては超有名。
というのも、下から見上げるととてつもなく高くに位置するテーブルマウンテン(台形状の山)から、どこにもぶつかることなく807mの距離を水が垂直落下しており、これも含めた落差はなんと979mにも及ぶから。
結果として、高さと落差においては世界一大きい滝となっています。
さらに、このエンジェルフォールの特徴として、あまりにも高い位置から水が落ちるため、水が落下する距離が長くなって途中で多くの水は分散してしまい、結果的に滝壺が形成されなくなっているという点が挙げられます。
世界一大きい滝4:「ボヨマ滝」は流量No.1!
アフリカのコンゴ民主共和国国内の北東部都市ウブンドゥから、100kmほどいった所にある交易都市キサンガニまでの間には、ボマヨ滝という名前の滝が存在しています。
実際には7つの異なる滝の総称となりますが、いずれにせよ、このボマヨ滝は、流量、つまり、流れる水の量という点では世界最大となるのです。
その量は平均して毎秒16,990㎥。
かつてはスタンリー滝と呼ばれていたこともありました。
世界一大きい滝5:「カイエチュール滝」一段滝としてNo.1)
世界中にある滝の多くは、大なり小なりいくつかの段差から形成されていることがほとんどですが、この南米のガイアナ共和国にあるカイエチュール滝は、上から下まで一段からしか形成されていない一段滝。
一段滝としては世界一大きい滝となります。
その大きさは、高さ226m×幅113mで、平均して毎秒660㎥の水が流れます。
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