ツバルは太平洋南西部に浮かぶ9つの島から構成された小さなミニ国家。
かつてはイギリスの植民地ギルバート・エリスとして知られていましたが、1978年にイギリスから独立したことで現在のツバルとなりました。
また、国内の最高地点は5mと、非常に土地が低い国としても知られ、近年の温暖化による海面上昇によって「沈む国」として懸念されていることで時々話題に上がります。
ツバルの面積や大きさについて様々な比較と併せて解説します。
ツバルの大きさ(面積や人口規模)はどれぐらい?
ツバルの大きさを理解する上で、面積と人口規模(+人口密度)を合わせて確認していきましょう。
ツバルの面積サイズは?
ツバルの面積 | 26㎢ |
ツバルの国土面積は26㎢です。
国際的に承認されている国家(主権国家)の中でツバルは、四番目に小さな国土面積を有する国であり、ツバルより小さい主権国家としては他に、バチカン市国(0.49㎢)、モナコ公国(21㎢)、ナウル共和国(21㎢)の3つしかありません。
ツバルの人口規模や人口密度は?
ツバルの人口数 | 約12,000(2020年時点) |
ツバルの人口密度 | 約383.3人 / ㎢(2020年時点) |
ツバルの人口は2020年時点で約12,000人で、国全体の人口密度は1平方キロメートル辺り383.3人となっています。
ツバルの面積を他のものと比べてみると?
ここからは、ツバルの大きさをより理解するためにも、いくつかの異なる対象と比較していきましょう。
ツバルの面積は神奈川県の海老名市と大阪府の羽曳野市に近い
ツバルの面積をより具体的にイメージしたい場合、あまり有名でないかもしれませんが、小田急線が通る神奈川県の海老名市と、多くの古墳がある市古墳群で有名な大阪府の羽曳野市と比べてみると良いかもしれません。
以下で簡単にナウル、海老名市、羽曳野市それぞれの面積を比較した表を確認してみましょう。
ツバルの面積 | 26㎢ |
海老名市の面積 | 26.59㎢ |
羽曳野市の面積 | 26.45㎢ |
ツバルの面積が26㎢なのに対して、海老名市と羽曳野市の大きさはそれぞれ、26.59㎢、26.45㎢と、ツバルよりも若干大きいものの0.5㎢ほどしか変わらず、ツバルの面積と非常に近いと言って差し支えないでしょう。
ちなみに、海老名市と羽曳野市の人口密度はそれぞれ、5,169人/km2(2021年時点)と4,983人/km2(2021年時点)となり、人口密度の点ではツバルよりも圧倒的に高くなります。
ツバルの面積を他のものと比べてみると?
また、他にも面積比較の例で良く挙げられそうなものとツバルの面積を表にして比較してみましょう。
ツバルの面積 | 26㎢ | |
東京ドームの面積 | 0.046755㎢ | ツバルの約555分の1 |
USJの面積 | 0.39㎢ | ツバルの約67分の1 |
皇居の面積(宮内庁管理部分) | 1.15㎢ | ツバルの約23分の1 |
皇居の総面積(皇居外苑も含む) | 2.3㎢ | ツバルの約11分の1 |
東京都の面積 | 2,194㎢ | ツバルの約84.5倍 |
日本の面積 | 377,975㎢ | ツバルの約14,537倍 |
ツバルの面積を他の世界最小規模の国の面積と比べてみると?
世界トップ5の面積が小さい国家との比較表も確認しておきましょう。
ツバルの面積 | 26㎢ | |
バチカン市国の面積 | 0.49㎢ | ツバルの約53分の1 |
モナコ公国の面積 | 2.02㎢ | ツバルの約13分の1 |
ナウル共和国の面積 | 21㎢ | ツバルの約5分の4 |
サンマリノ共和国の面積 | 61㎢ | ツバルの約2.35倍 |