マウナ・ケアはハワイ諸島における最高峰で、温暖なハワイにありながらその高い標高によって山頂には雪をいただくことがあります。
しかし、このマウナケアが有名なのはハワイの最高峰や雪が積もるというだけでなく、世界で一番高い山として名前が挙がることがあるからです。
なぜ、世界最高峰とされるエヴェレストを差し置いて、このマウナケア山が世界で一番高い山と言われることがあるのでしょうか?
その謎も説明しつつ、マウナケアの標高(海抜)と高さについて見ていきます。
マウナ・ケアの標高と高さはどのぐらい?
マウナ・ケアの標高(海抜)
マウナケアの標高 | 4,207.3m |
マウナケアの標高(海抜)は4,207.3mです。
この高さは日本最高峰の山である富士山の標高3,776mに比べて431.3m高くなっており、ハワイにおける最高峰という名に恥じない高さを誇っています。
一方で、世界最高峰のエヴェレストの標高8,848.86mに対しては、その半分以下の標高となっています。
マウナ・ケアの高さ
では、「マウナケアの高さ」と言った場合はどうなるでしょうか?
マウナケアの高さ | 10,000m以上 |
一般的に海水面からの高さを示す「標高」や「海抜」ではなく、マヌアケアの「高さ」を見ていく場合、その高さは10,000m以上になります。
これは、マヌアケアの裾野(山の基礎の部分)は地表部分ではなく、海底部分にあり、その裾野から頂上部分までに至る「純粋な高さ」を調べていくと10,000m以上になると考えられるからです。
ただし、このマウナケアの高さについては正確な数値が分かっていません。
というのも、マヌアケアがある海洋底に関しては正確な測量がされておらず、おおよそでしか定められていないため、高さの推定値は9,966mから17,205mまでと非常に幅広くなっているからです。
いずれにせよ、マヌアケアの高さが仮に10,000mだったとしたら、世界最高峰のエベレストより圧倒的に高くなります。
その差はなんと、東京スカイツリー2個分にほぼ匹敵することとなるのです。