アエロフロートのビジネスクラスは想像以上におすすめかもしれません!実際に乗ってきた経験を元に、詳しくアエロフロートのビジネスクラスについて紹介していこうと思います。
先日、日本からアルメニアへ帰る際の便で、アエロフロートのビジネスクラスを利用したので搭乗記として書き残しておきます。
機内食やアメニティ、成田空港のラウンジについてまでまとめていくので、海外旅行や出張でアエロフロートを利用するなら参考になるかと思います!
アエロフロートビジネスクラスの利用に関して
まずは、アエロフロートの搭乗記として、今回利用したルートからチケット購入の方法までを参考として簡単に紹介しておきます。
もしも今すぐにラウンジや機内食、シートなどを確認したい人は飛ばしてください。
今回アエロフロートを利用した目的
実は、とあるジャンルに特化して運用していた国内最大級のサイトをバイアウトすることになり、急遽アルメニアから日本へ飛び立ち、売り先の会社と契約を結ぶのが今回の旅の目的でした。
そのため、アエロフロートのフライトチケットを購入したのは出発のおよそ10日前で、すでにある程度価格が高くなっていた時点であることをご承知ください。
アエロフロートで移動したルート
今回アエロフロートを利用したルートは、「アルメニアー日本」間。
- 行きの便
- 5月26日にエレバン(アルメニア)を出てモスクワ経由で成田着
- 帰りの便
- 6月6日に成田を出てモスクワ経由でエレバン着
といった旅程です。
また、アルメニアーモスクワ間はおよそ2.5時間、モスクワー東京間はおよそ10時間のフライトになります。
ビジネスクラスも含めたアエロフロートのチケット購入方法
アエロフロートのフライトチケットを購入するためには、旅行代理店やOTA(オンライントラベルエージェンシー)でも可能ですが、色々と比較して時間を潰すのがもったいないため、自分の場合はアエロフロートの公式サイトで直接購入しています。
まずは、公式のトップページへ飛んだら、以下の画像の通りにフライトの条件を入力します。
その際、ビジネスクラスを選ぶのであれば、矢印の部分でビジネスクラスを選ぶと簡単です(エコノミーを選んでも、チケット選択画面でビジネスクラスを選択出来るので問題ありませんが)。
(ちなみに、海外在住の人の場合、上の画像の中にある「国名」で「日本」を選ばないと、チケットの表示価格がデフォルトの「ルーブル」になってしまうかもしれません。)
すると、次のような画面に切り替わります。
ここで、自分の都合の良い時間を選択。今回は、とりあえず2番目の選択肢を選ぶことにします。
上のような画面に変わるので、ここでどの「クラス」のチケットにするかを最終的に決めていきます。
同じビジネスクラスでも2種類(他のルートだと3種類あるかも)あるので、自分にとって最も都合の良い方を選びましょう。
基本的な違いはキャンセルの際に、無料でキャンセル出来るかどうかの差なので、よっぽど予定が不確定な人でない限り安いものを選んでおけば問題ないはずです。
また、この画面ではエコノミークラスを選ぶことも可能なので、やはりエコノミーにしたいという場合も選択出来ます。
この画面後は、サイトの案内に従って必要な情報(名前やパスポート情報など)を入力し、最後にクレジットカード番号を入れれば購入終了になります。
エコノミークラスからビジネスクラスへアップグレード(要追加料金)する場合
ちなみに今回の旅では、サイトのサーバー管理を頼んでいる人間も一人連れていくことになったため、当初はエコノミークラスの往復チケットを二人分購入しましたが、日本からアルメニアへの帰路に関しては疲労もあり、自分はビジネスクラスへアップグレードすることにしました。
アエロフロートの場合、エコノミークラスのチケットを購入後にビジネスクラスへアップグレードしたいなら、以下の方法で可能です。
- アエロフロートのカスタマーセンターまたは現地オフィスに連絡する
- 電話だと早いのでおすすめです
- 東京オフィス
- 03-5532-8781
- 03-5532-8821
- アエロフロート成田空港チェックインカウンター
- 0476-343-944
- 東京オフィス
- 電話だと早いのでおすすめです
- アップグレードしたい旨を伝えるとメールで請求書が送られてくる
- 請求書にある入金先へ銀行振込する
- クレジットカード利用も可能らしいですが、その場合はパスポート情報の写し(?)が必要など、時間がかかるそうです
- 入金後数時間で確認のメールが来て無事アップグレード完了
今回アップグレードのために連絡したのは東京オフィスになります。
ロシアにあるカスタマーセンターへ電話する方法もありますが、日本在住の日本人にとっては東京オフィスへ連絡するのが最もスムーズだと思います。
(※アップグレードの方法だと最初からビジネスクラスを購入する場合より値段が高くなるので注意。今回のケースでは、最初のエコノミークラス購入費用に加えて片道のアップグレードだけに17万円もかかりました。)
アエロフロートビジネスクラスへ搭乗した際の記録(機内食・ラウンジ・アメニティまで紹介!)
さて、アエロフロートのビジネスクラスチケットの購入方法などについて一通りまとめてきましたが、ここからは自分のアエロフロートビジネスクラスの体験や経験を紹介していきます。
アエロフロートビジネスクラスへのチェックイン
アエロフロートのチケットは、搭乗1日ぐらい前からオンラインチェックインも可能ですが、今回はチェックインカウンターへ行ってチェックインすることに。
そのチェックインカウンターは成田空港第一ターミナルのEカウンターにあり、ビジネスクラスの場合は次のような感じです。
チェックインカウンターに到着した時にはそれほどお客さんがいなかったとは言え、奥に見えるエコノミークラスの列と比べると、ビジネスクラスのチェックインカウンターはがらがら。
アエロフロートのビジネスクラスチェックインカウンターには赤絨毯が敷いてあります!
ちなみに、エコノミークラスの連れも一緒に同じカウンターからチェックインさせてもらい(普通は出来ないかもしれませんが)、預けた荷物にも優先タグを付けていただきました。(ただし、連れの分のラウンジ利用券はもらえず!当たり前か・・・。)
アエロフロートビジネスクラスのお客さんは専用のゲートがあります
ビジネスクラスを初めて利用した人などは気づかないことが多いかもしれませんが、成田空港にはビジネスとファーストクラスのお客さん専用ゲートも用意されています。
この角度から場所分かるかな?
この通り、ビジネスとファーストクラス専用のゲートは基本的に全く人が並んでないので快適に通れます。
この通りなので、焦ってPCを出す必要もなく助かるわ〜!
ビジネスクラス専用ラウンジを利用しよう!
ゲートを通過してパスポートコントロールも通ったら、晴れて楽しみなラウンジの時間!
アエロフロートビジネスクラスのお客さんは、大韓航空とデルタ航空のラウンジを利用できますが、デルタ航空のラウンジの方が広々として快適だと思います。
デルタ航空のラウンジは搭乗口22辺りにあります。
ラウンジの入り口。エレベーターで上がった階です。
ラウンジの中は入り口を中心に左右に分かれているので、好きな方に行けばOK。どちらにも同じサービス(食事や飲み物)が用意されています。
広々とした空間にそこまで人はいないので、いつも余裕を持ってフライトまでの時間を過ごせます。
デルタ航空のラウンジに用意されている食事は多少の違いはあるものの、いつもだいたい同じ軽食が多め。
毎回ここで軽食を摂るときは、決まっておかゆ(右上)を食べます。今回はそれ以外に野菜スティックと白ワインをチョイス。
それではアエロフロートの機内へ!
さて、ラウンジで時間を過ごしたら搭乗時間になったので、搭乗口へ向かいましょう。
エコノミークラスの列(左)はすでに行列が出来ているなか、ビジネスクラスの列は人がほとんどいないため、すぐに搭乗出来ます。
今回ビジネスクラスのお客さんは左側から入るようですね。
はい!これがアエロフロートのビジネスクラス!
この写真だと良く分からないですが、かなり広々としています。
アエロフロートビジネスクラスの座席を紹介!
今回は、座席をA1(最も前)にしたので、前には他の席はありません。映画鑑賞などのスクリーンは手すりにしまってあります。
ちなみに、他の席では足を伸ばすとこんな感じ(今回の旅とは別の時の写真)。
自分は身長が175cmで脚の長さも平均程度はあると自負(?)しているので、よっぽど脚が長い人以外は余裕を持って座れるはずです!
隣の列との間隔もとても広々としているので、トイレの為に移動するのも楽でストレスなく行けます。
ビジネスクラスのA1の座席でスクリーンを出すとこんな感じ。
画面も大きいので映画鑑賞にはもってこい。また、ヘッドフォンもエコノミークラスのものと比べて圧倒的に質がよかったです。
アエロフロートビジネスクラスの機内食
座席を着席すると、ビジネスクラス定番のサービスであるウェルカムドリンクがやってきます。
シャンパンを頼んだのに、なぜか普通のグラスで出てきました(笑)。
今回の機内食はこんな感じ。
メインディッシュを3つの中から選べるようになっており、前菜などが要らない場合は遠慮することも可能です。
また、今回のフライトでは出来ませんでしたが、キャビンクルー(フライトアテンダント)の人が柔軟な場合、メインディッシュを2種類頼むことも出来ます(※2016年に利用した時は出来た。多分担当者次第だと思う)。
アエロフロートビジネスクラスでは、スペシャルカクテルなどを作ってくれ、また飲み放題です。
ビジネスクラスの機内食1回目
さて、それでは早速機内食の準備です。
東京からモスクワへ行くフライトでは、必ずおしぼりが出てきます。
今回はドリンクとしてスペシャルカクテルのFlight95(アエロフロート95周年のため)を選びました。
また、最初はスナックみたいなものが一緒に出てきます。
そしてパンが運ばれてきた後に、機内食とは思えないか〜なり美味しい前菜が出てきます。
パンも美味しいので、お腹が空いている人は好きなだけおかわりして満足出来るはずです!
で、アエロフロートビジネスクラス定番の機内食として毎回出てくるのが「特大サラダ」!
成田空港のラウンジで食べ物を摘みすぎると、だいたいこの時点で苦しくなってくるので注意が必要。
次は栗のスープが出てきました。
エコノミークラスでは味わえない、暖かいスープを楽しめるのがビジネスクラスの醍醐味。
毎回スープの種類は違いので、それもまた楽しみの一つです。
今回は牛ロース肉をメインディッシュとしてチョイス。
ウェルダンな感じですが、非常に柔らかい肉質で、味も機内食としては抜群に美味しかったです。
ちなみに、自分はかなり大食漢なんですが、それでもこの時点で結構お腹いっぱいになっていたので、普通の人はお腹が相当膨れるかと思います。
「もうお腹いっぱい!」といった時に追い討ちをかけるようにやってくるのがデザート。
デザートも選べますが、今回はマンゴープリンを選択しました。レストランで食べるような味で非常に美味しかったです。
ビジネスクラスの機内食2回目
アエロフロートのビジネスクラスで優雅に6~7時間を過ごした辺りで、機内食の2回目が用意されます。
ここでも、「メインディッシュらしい」ものを選べるので、今回は「茶碗蒸し(らしい)」を選びました。
出てきたのがこちら。
右に見える黄色いものが、「茶碗蒸し」らしいですが、日本人が想像するような茶碗蒸しとは違うので覚えておきましょう!(この茶碗蒸しはアエロフロートの東京ーモスクワ間では定番です)
ついでに、アエロフロートビジネスクラス機内食2回目に必ずついているチョコレートは、今回アエロフロート95周年を記念して特別なデザインになってます!
アエロフロートビジネスクラスのアメニティ
飛行機のビジネスクラスでは一般的だと思いますが、アエロフロートのビジネスクラスでも専用のアメニティがお客さんに配られます。
アメニティのパッケージにも95周年記念が!
アメニティの中身は色々入っていますが、具体的には以下の通りです。
- 靴べら
- アイマスク
- 歯ブラシセット
- くし
- ボールペン
- リップクリーム
- ハンドクリーム
- フェイスクリーム
もちろん持ち帰りOKなので、飛行機を降りた後もそれぞれ何かと役立ちます。
アエロフロートビジネスクラスでモスクワ到着!
ビジネスクラスのサービスを楽しんでいるもの束の間、モスクワへ近づいてきました。
モスクワ近くの上空。下に見えるのはモスクワ近郊のどこか。
シェレメチボ空港(シェレメチェボ空港)へ着陸!
お疲れ様です!(ビジネスクラスなのであまり疲れなかったけど)
アエロフロートビジネスクラスを利用するに当たって覚えておきたいこと
アエロフロートビジエンスクラスの搭乗記録を紹介してきましたが、最後にアエロフロートのビジネスクラスを利用する上で知っておきたいことをいくつかまとめておきます。
予約はプロモーションの時にするのがおすすめ!
実は、アエロフーロトは時期によって、特別なプロモーション価格でビジネスクラスを提供していることがあります。
また、そのプロモーションが行われるのは、搭乗日よりかなり前での予約をする場合に適用されている気がします。
そこで、もしもかなり先の予定が分かっている場合は、アエロフロートの公式サイトで該当日のチケットを確認してみましょう。
もしかしたら、通常ではありえないほど安くビジネスクラスを利用できるかもしれません!
(※自分が知っている中では一番安いもので片道10万円というのがありました)
お酒はいつでも飲めるので遠慮せず!
アエロフロートビジネスクラスで提供されるお酒は、非常に美味しいラインナップになっています。
そして、そのお酒は食事の時だけでなくいつでも飲めるので、気に入ったものがあれば遠慮せずにキャビンクルーのお姉さん達にお願いしましょう。
アエロフロートビジネスクラスのサービスはかなりいいよ!
昔のイメージもあってか、アエロフロートのサービスは良くないというイメージを持っている人が結構います。
しかし、現在ではサービスの質もかなり良くなり、ビジネスクラスに至っては相当良いレベルになっています。
「アエロフロートのビジネスクラスに高いお金を払って、満足出来るサービスを受けられるか心配」という人は、心配せずにビジネスクラスを予約して大丈夫です!
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アエロフロートビジネスクラス搭乗記|機内食・アメニティ・ラウンジの経験をまとめてみたよ!のまとめ
アエロフロートのビジネスクラスを利用した経験を、搭乗機として紹介してきました。
ラウンジや機内食、そしてアメニティまで、これからアエロフロートのビジネスクラスを利用する人にとって参考になれば嬉しいです!
コメント
茶碗蒸しらしいと、モスクワのどこかにのところでうけちゃいました。
私は腰が悪いので、アエロフロートのエコノミー(しか無理ですw)の古い飛行機に当たるとダメなので使えないですが、ロシア在住の友人が最近は空港も綺麗になったし、乗り継ぎもいいよーと言っていたので、ヨーロッパに実家に帰るとき、いつかビジネスクラスで旅してみたいですね。栗のスープ美味しそう!