ロシアで英語は通じるのか?英語教育が盛んなロシアの現状

ロシアで英語は通じるのでしょうか?ロシアへ行く予定がある人の頭をよぎるかもしれないこの疑問に対する答えを、ロシアの英語教育の現状を元に導き出していきます。

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「言語」は文化を理解するために最も重要な道具の一つ。

ある国に訪れた際には、出来るだけ現地の人たちと言葉を通してコミュニケーション出来ることに越したことはありません。

そして、世界で最も使われている言語と言えば英語。英語さえ喋れれば、大抵の国で現地の人たちとコミュニケーションすることが出来ます。

一方で、2018年にワールドカップを開催したことにより、観光需要が伸びているロシアでは、果てして英語は通じるのでしょうか?

ロシアへ旅行に行きたいけど、英語が通じるかどうか不安という人向けに、「ロシアで英語が通じるかどうか?」についての答えを論じていきたいと思います。

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ロシアでは以前より英語が通じるようになってきた

「ロシアで英語が通じるのか?」

結論から述べる為に、この質問へ簡潔に答えを出すとしたら「1/3の確率でYES」。

ロシアでは現在、英語話者の割合が増えてきており、基本的に観光で訪れるであろうモスクワやサンクトペテルブルグといった大都市であれば、超困るというケースに遭遇することは少ないはずです(※もちろん、ローカルのレストランなどでウェイターに英語が通じないといったケースはあります)

2003年時、ロシア全体で英語を話せる人の割合はたった16%だったのに対して、2015年時点で、この値はなんと約2倍の30%にまで成長。

このロシア語話者に関してさらに詳しく見ていくと、

  1. ロシア在住ロシア人の30%が程度の差こそあれ英語を喋れる
  2. 20%は英語を読んで翻訳することが出来る
  3. 7%はネイティブじゃないと知らないような表現を会話に混ぜることが出来る
  4. 3%はとても流暢に英語を操れる

となっています。

つまり、2003年から2015年の12年間に、英語話者全体の数は倍にまで増えたのであり、2018年現在、その数はさらに増えていると予想でき、おそらく三人に一人以上のロシア在住ロシア人が、程度の差こそあれ、英語を喋ることが出来るといった状況になっていると考えられます。

以前よりもロシアで英語が通じるようになった理由

ロシアで英語が以前よりも通じるようになった理由を探っていくと、そこに浮上してくるのが18〜24歳の若年層の存在で、この若年層の英語話者の割合が特に大きく伸びています。

近年ではオンラインを利用した学習リソースの増加もあって、より多くの人が英語を学びつつあり、なかでも語学習得に柔軟な若年層の英語話者率上昇が顕著なのです。

また、ビジネスの世界においては、ある意味英語が「世界共通語」のような役割を果たしているため、ロシアの高等教育機関では、英語が「必須項目」として捉えられるようになってきたのも、ロシア人英語話者の数が増えた大きな理由の一つ。

英語に対して抵抗があったとしても、ビジネスで生き延びるなら、一定レベル以上の英語を操る必要があるのは紛れもない事実であり、ロシア人の英語学習率を押し上げたのです。

特に、グローバルな環境に置かれてるロシア人の間では「英語 ≒ 必須言語」であるという認識は非常に強く、他の言語と比べると、そこのことが良く分かります。

ロシアにおける英語以外の言語習得状況

ロシア国内における英語以外の言語状況を英語と比べると、その差は歴然です。

例えば、二番目にポピュラーな言語であるドイツ語を学ぶロシア人は、2015年の時点で6%(流暢に話せる人はたったの1%)とされ、英語話者の割合に比べると圧倒的に少なく、また、2003年には人口の7%が喋っていた状況を考えると、むしろその割合が減っています。

そして、三番目に人気なフランス語は、0.5%から1%に伸びたに過ぎず、その次に話者が多いとされるスペイン語は、1%未満をうろちょろしている状況です。

このように、ロシア人の中で、英語が習得必須言語となってきているのは一目瞭然で、英語話者の数はこれからも成長し続けていくと考えられます。

英語学習に関してロシアから学べること

一方で、これだけロシアで英語学習の熱が高まってきた結果、日本と同じように、十分な実績や資格を持ったネイティブスピーカーの英語教師が不足してきているようです。

この点に関しては、「ロシアで英語が通じるのか?」という疑問から逸れてしまいますが、その状況下でも効率的に「生きた英語力」を身につけるための手段を考えるキッカケになるので、英語を伸ばしたい日本人の方のためにも、簡単に紹介しておきます。

また、以下で紹介する英語学習のヒントは、モスクワ在住のイギリス人の英語講師で、大学などでも英語の授業を受け持っている、サイモン・グリーン(Simon Green)による提案をまとめたものです。

文法は英語を第二言語として習得した教師から学んで、会話などの実践はネイティブスピーカーと一緒に練習する

ロシア国内でネイティブスピーカーの英語教師が不足している状況の中、サイモン・グリーンは、

  • 文法などの勉強はロシア人講師から学ぶ
  • 会話の練習や実践形式での練習のみネイティブスピーカーと一緒にする

という2つのアプローチを勧めています。

サイモン・グリーン曰く、文法の学習は、ロシア人講師、つまり英語を第二言語として習得した人から学ぶのが最適。

これは、何も考えずに文法を自然と身につけたネイティブスピーカーよりも、頭で考えながら文法を習得した人の方が、文法の複雑さや習得のコツを良く理解していることが多く、説明も上手なことが多いから。

その一方、実践で英語を使うとなると、英語環境で生活しないと分からない、慣習に乗っ取った表現や、文法的には間違いではないけどネイティブは使わない表現など、どうしても座学だけでは分からないことがたくさんあります。

そのため、十分な資格や経験に裏打ちされたネイティブスピーカーの教師が不足している状況下では、ネイティブスピーカーと、英語を第二言語として習得した教師の強みを上手く組み合わせて学習していくのが良いとしています。

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ロシアで英語は通じるのか?英語教育が盛んなロシアの現状のまとめ

現在のロシアではおよそ1/3の人々が英語を喋れる状況下にあります。

そのため、ロシアの主な都市へ観光へ行く場合、ロシア語が喋れなくても英語が使えれば、以前ほどは困ることはないでしょう。

一方で、ロシアの田舎は未だに英語を喋れる人の数が少ないと思うので、もしも主な都市以外へ訪れるのであれば、英語を喋れるガイドなどが必要になるかもしれません。

また、例え大きな首都であっても、地下鉄の路線図はロシア語だけでしか表記されていなかったりと、ロシア語を読めないと不便なことも多々ある点は頭に入れておきましょう。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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