トラの中でもインド、ネパール、バングラデシュ、そしてブータンを主な生息地とするものはベンガルトラと呼ばれます。
また、ベンガルトラは虎の中でも大きいことで知られます。
ベンガルトラの大きさを解説します。
ベンガルトラの大きさはどれくらい?
オス | メス | |
全長 | 270〜310cm | 240〜265cm |
体高(足の裏から肩) | 90〜110 | |
体重 | 180〜258kg | 100〜160kg |
尾長 | 80〜110cm |
ベンガルトラの大きさはオスの方がメスよりも大きくなる傾向にあります。
オスは全長で270〜310cmなのに対してメスは240〜265cm、また体重ではオスが180〜258kgになるのに対してメスは100〜160kgの範囲に収まってきます。
また、足の裏から肩までの高さである体高は、オスメス合わせて90〜110cm、そして尻尾の長さは80〜110cmというのが一般的です。
ちなみに、ベンガルトラの犬歯(牙)は、7.5〜10cmにも及び、ネコ科の動物としては最も長い牙とされます。
さらに、これまで確認された個体で最も大きいものは、体重388.7kgにも達しました。
ベンガルトラの大きさを他と比較すると?
アムールトラよりは気持ち小さい
ベンガルトラはネコ科の動物としては巨大な種の1つとして数えられますが、同じトラの仲間であるアムールトラと比べると、気持ち小さいと言える大きさです。
アムールトラの場合、体長はオスで250〜330cm、メスで240〜280cm、体重はオスで180〜300kg、メスで100〜170kgとなるため、おおよそ5〜10%の差をつけて、アムールトラ の方がベンガルトラより大きくなっています。
ちなみにアムールトラはトラとしては最大で、ベンガルトラはその次に大きいとされます。
大型犬の二倍以上
また、ネコ科動物とされることから、ピンと来ないかもしれませんが、ベンガルトラは大型犬と言われる犬たちと比べて2倍以上のサイズを誇ります。
例えば、大型犬として知られるチベタンマスティフの体重は40〜90kg、体長は90〜113cm程度、また、同じ大型犬のセントバーナードの体重は50〜91kg、体長は100〜120cm程度です。
これに対して、上に示した表で分かる通り、標準的なベンガルトラの大きさの範囲は2倍以上。
ベンガルトラの大きさをイメージする上では、これら大型犬の2倍の大きさを想定すると分かりやすいかもしれません。
ベンガルトラの大きさについて参考になる動画
以下はベンガルトラを庭で飼育している女性の話です。
ベンガルトラと成人女性のサイズの違いが分かるので、ベンガルトラの大きさを理解する上で参考になります。