南米を中心に生息するコンドルは国によっては国鳥として採用されている鳥で、また、現地の伝承によっては重要な役割を果たしてきました。
そして、非常に大きな空を飛ぶ鳥の一種としても知られます。
コンドルの大きさ(体長や体重)を解説します。
コンドルの大きさはどれくらい?
オス | メス | |
全長 | 100〜130cm | |
翼開長 | 270〜320cm | |
体重 | 11〜15kg | 8〜11kg |
尾長 | 33〜38cm |
コンドルの大きさは、全長で100cmから130cm、翼を広げた翼開長で270cmから320cm、体重でオスは11kgから15kg、メスは8kgから11kg、そして尻尾の長さで33cmから38cmの範囲に収まります。
また、体重に関してはオスとメスを合わせた中央値(最も数が多い数値)で11.3kgとなり、オスだけでみれば12.5kg、メスだけでみれば10.1kg。コンドルはオスの方がメスよりも体重において10%ほど大きくなる傾向にあります。
ちなみにコンドルは、鳥の中でも非常に大きな翼開長(世界トップ3に入る)を持ちますが、実は空高く舞い上がるために翼の幅がとても広いことでも知られ、結果的に翼を広げた際の面積も大変広いという特徴を持ち、翼の面積で言えば現存する鳥の中では世界最大です。
コンドルの大きさを比較して別な物に例えると?
翼を広げた大きさはバスケットゴールの高さと変わらない
コンドルの翼開長は、現存する鳥の中で非常に大きいわけですが、その長さはなんと公式に定められたバスケットゴールの高さ(3.05m)とほとんど変わりません。
コンドルの大きさをイメージする上では、地面からバスケットゴールの間に、翼を広げたコンドルを横にして当てはめて想像すると分かりやすいでしょう。
一般的な建物の一階分の高さと変わらない
また、バスケットゴールの高さが分からない場合は、ビル1階分の高さと同じと考えれば分かりやすいです。
日本における一般的なビルの地面から二階の床までの高さはおおよそ3mであるため、コンドルが翼を広げた高さとほとんど同じになります。
体重はボウリングのボールよりも圧倒的に思い
さらに、鳥と言えば一般的には軽いイメージになりますが、全長が1mを超えてくるコンドルの体重は10kg以上となります。
これは簡単に言ってしまえば、7.257kg以下と定められているボウリングのボールの約1.5倍、大きなコンドルであれば2倍に達する体重を有しているという意味です。
コンドルの大きさについて参考になる動画
以下は、コンドルを助けた人間にコンドルが懐いた様子が撮影された動画です。
人間と比較することで、コンドルの大きさをより理解しやすくなると思います。