南極圏に生息するペンギンの仲間で、現在の地球上に生きているペンギンとしては世界一の大きさを持つとして知られるコウテイペンギンは、その皇帝の名に恥じないサイズを誇ります。
コウテイペンギンの大きさ(身長と体重)を解説します。
コウテイペンギン の大きさはどれくらい?
身長(体長) | 100〜120cm |
体重 | 22.7〜45.4kg |
尻尾の長さ | 7cm前後 |
コウテイペンギンの大きさは、身長(体長)で100cmから130cm、体重で22.7kgから45.4kg、尻尾の長さで7cm前後となります。
そして、体長だけでなく尻尾の長さなども含めた全長では、大きな個体は130cm近くになり、現存する世界最大のペンギンの名に恥じないサイズを誇ります。
(出典:ResearchGate)
一方で、コウテイペンギンの体重は季節と性別によって大きく異なるのが特徴です。
まず、コウテイペンギンのオスは二ヶ月間もの間、極寒を耐えながら卵を守りぬかなくてはならないため、卵が孵るまでにその体重は平均的に12kgも減ってしまいます。
また、そこまで大きな体重減少は経験しませんが、もちろんメスも体重減少に見舞われます。
結果として、繁殖の季節が始まった時、オスの平均的な体重は38kgでメスの平均的な体重は29.5kgであるのに対して、繁殖期が終わる頃にはオスもメスも23kgぐらいまで体重が減ってしまうことがあります。
皇帝ペンギンの身長を比較して別な物に例えると?
コウテイペンギン (皇帝ペンギン)の身長は具体的にどれくらいなのか気になる人も多いと思うので、おおよそ同じぐらいの高さまたは長さを持つ良く知られるものを、例えとして紹介しておきましょう。
コウテイペンギンの身長はずばり、「テニスコートのネットの高さから、黒板の縦の長さとほとんど同じである」と言えば、ある程度イメージが付きやすいかと思います。
というのも、テニスコートのネットの高さは107cmで、黒板の縦の長さは120cmであることから、コウテイペンギンの身長幅に当てはまるからです。
コウテイペンギンの大きさについて参考になる動画
以下の動画では、コウテイペンギンの群が人のグループと遭遇した映像が収まっています。
人は立った姿勢ではありませんが、コウテイペンギンの大きさをより理解する上で役立つかと思います。