ダイオウイカの最大サイズはどれほどか?

ダイオウイカの最大サイズに関して、ちょっとした議論や仮説を紹介していきます。未だにその生態が良く分かっていないダイオウイカが、最大級に成長した場合の大きさについて見ていきましょう。

ダイオウイカと言えば世界最大級のイカの1つであり、同時に世界最大級の無脊椎動物とされる海洋生物。

その大きさは全長10mから12mに達し、大きな個体であればそれ以上の大きさに達すると考えられており、伝説の巨大生物「クレーケン」のモデルになったとさえ言われます。

しかし、実際のところ、この世界一大きいイカと言われるダイオウイカの最大サイズに関しては様々な説が存在し、良く分かっていません。

それでも、研究が進んでいく中で、ダイオウイカが大きくなった場合、最大でどれほどの大きさにまで成長するかの仮説が立てられてきました。

この記事では、ダイオウイカの最大サイズについて探っていきたいと思います。

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これまで報告された最大のイカのサイズは50m超?

実は記録に残る中でこれまで報告された最大のイカの大きさは、なんと53mにも及ぶものでした。

この史上最大級とされるサイズのイカは、第二次世界大戦中にモルディブ諸島近くで、J.D Starkeyという人物によって海軍の船から発見された個体でした。

J.D Starkeyは、そのイカは彼が乗っていた船よりも大きく、53mという長さは、イカの腕が含まれていない長さだと言うのです。

しかし、この史上最大級のイカの大きさに関しては、実際のサイズを過大評価しすぎた数値で信憑性不十分として片付けられました。

ちなみに、その信憑性とは関係なく、Starkeyが目撃した巨大イカがダイオウイカであったかどうかは分かっていません。

ダイオウイカの推定最大サイズは27.53mか!?

一方で、信憑性がある記録として、これまで確認された最大級のダイオウイカは、その外套膜が2.79mに達していたとされます。

この最大サイズのダイオウイカは、1879年にニュージーランドのライアル湾に打ち上げられた個体でした。

そして、イカの大きさに関する多様なパターンから割り出されたのが、外套膜が2.79mあるイカの個体は、その外套膜の先端から腕の先端までの長さ、つまり「全長」で、5.83mから最大で27.53mに達すると導かれたのです。

特に、多くのイカの大きさのパターンや確率から、この個体の全長は20m近くあった可能性は十分にあると結論付けられました。

つまり、仮説ベースで最大のダイオウイカは、20m超、具体的には27.53mにまで達すると考えられるのです。

(参照:BBC

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ダイオウイカの最大サイズはどれほどか? のまとめ

ダイオウイカの最大サイズに関する議論と仮説を紹介してみました。

もちろん、この仮説に対しては反対意見も存在するため、実際に全長20m超えのダイオウイカが確認されるまでは絶対とは言えません。

しかし、ダイオウイカの最大サイズは20m超、大きなものであれば27.53mに及ぶ可能性があると言うのは一つの豆知識となるでしょう。

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