ハチドリは鳥類の中で最も小さな体を持った鳥のグループとして知られ、毎秒およそ55回、最高で80回にもなる高速で羽を羽ばたかせることによって、ハチのように空中で静止したりホバリング飛翔出来る鳥として有名です。
このハチドリの大きさ(体長と体重)を、各種類を一覧化して比較した表と合わせて解説します。
ハチドリの大きさはどれくらい?
体長 | 4〜23cm |
体重 | 1.6〜24g |
ハチドリと一言で言っても、そこには多様な種類が含まれます。
そのため、総称して「ハチドリ」と言った場合のサイズは、体長で4〜23cm、体重で1.6g〜24gと非常に幅広くなります。
例えば、ハチドリの中でも最小種とされるマメハチドリの大きさは、体長で4〜6.1cm、体重で1.6〜2gとなるのに対して、ハチドリの最大種であるオオハチドリの大きさは、体重で23cm、体重で18〜24gに及びます。
ちなみに、マメハチドリは地球上に現生する世界一小さい鳥であり、また卵も鳥の卵としては最小で、そのサイズはなんと長さ6・5mm、重量約0・3gにしかなりません。
ハチドリの各種類と大きさ比較
以下ではハチドリの各種類名を、体長と体重に合わせて一覧にしています。
体重を基準として上から軽い順に並べてあります。
種類名 | 体長 | 体重 |
マメハチドリ | 4 – 6.1 cm | 1.6 – 2 g |
ノドグロハチドリ | 8.25 cm | 3 g |
アレンハチドリ | 7.6 – 8.9 cm | 3 g |
コスタハチドリ | 7.6–8.9 cm | 3 g |
ノドアカハチドリ | 7.5 – 9 cm | 3.1 g |
アカハシハチドリ | 9 – 10 cm | 3.3 g |
アカヒゲハチドリ | 10 cm | 3.3 g |
アカフトオハチドリ | 8 cm | 3.5 g |
フトオハチドリ | 8.3 – 9.7 cm | 3.5 g |
アカハシエメラルドハチドリ | 10 – 11 cm | 3.9 g |
アンナハチドリ | 10 cm | 4 – 4.5 g |
チャゴシエメラルドハチドリ | 8.6 cm | 4.7 g |
ハイバラエメラルドハチドリ | 8 – 11 cm | 4.8 g |
テリノドエメラルドハチドリ | 8 – 12 cm | 4.9 g |
ミドリハチドリ | 10.5 – 11.5 cm | 5.9 g |
ミドリユミハチドリ | 13.5 cm | 6.3 g |
ムネアカハチドリ | 10.7 cm | 6.8 g |
ムナグロマンゴーハチドリ | 10.2 cm | 7 g |
ルリノドシロメジリハチドリ | 11 – 14 cm | 7.6 g |
ムラサキケンバネハチドリ | 15 cm | 9 – 12 g |
オオハチドリ | 23 cm | 18–24 g |
合わせて読みたい世界雑学記事
世界一小さい鳥・世界最小の鳥トップ10!マメハチドリは有名
世界一小さな鳥・世界最小の鳥を10種類紹介していきます。真に世界最小の鳥となるマメハチドリを始めとして、それ以外の非常に小さな鳥についても確認していきましょう。 世界最大の鳥ダチョウを始め、大きな鳥は比較的良く知られています。...
雀の大きさ(体重と体長)【かわいい小さい鳥】
日本でごく一般的に姿が確認される鳥の中でも、人家の近くに棲息することから最も親しまれている鳥と言えば雀でしょう。 昔話にも雀を題材にした物語が出てくるなど、日本人には当たり前のように受け入られています。 その雀の大きさ(...
もぐらの大きさ(体長や体重)【各種類のサイズを比較】
もぐらと言えば、普段は土の中で生活している哺乳類として有名。 その生活スタイルからあまり見かけることはありませんが、日本に広く生息し、また、世界中にも異なる種類のもぐらが生息しています。 もぐらの大きさ(体長や体重)を種...