バイカル湖はロシア南東部のシベリア連邦管区にある三日月型の湖で、世界最大の透明度と、世界中にある湖の中でもトップ10にランクインする大きさで有名です。
深さや面積などバイカル湖の大きさを解説します。
バイカル湖の大きさ(深さ&面積)はどのぐらい?
深さ(平均水深) | 744.4m |
深さ(最大水深) | 1,642m |
面積 | 31,722㎢ |
長さ(南北長) | 636km |
長さ(最大幅) | 79km |
長さ(周囲) | 2,100km |
貯水量 | 23,615.39km3 |
バイカル湖の大きさを見ていくと、その深さは平均で744.4m、最も深い場所では1,642mに達することが分かります(資料によっては最大で1,741mの水深とされることもある)。
この最大水深1,642mと言うのは、湖の中では世界で最も深い数値です。
また、面積は31,722㎢で、その周囲の長さは2,100km、湖全体では水を23,615.39km3も貯めることが可能です。
さらに、南北の長さは636kmに渡り、また縦に細長いとは言え、世界トップ10に入る大きさを誇るバイカル湖の最大幅は79kmに及びます。
なお、貯水量の23,615.39km3は、淡水湖としては世界最大になります。
バイカル湖の深さや面積を他のものと比較すると?
バイカル湖の大きさは巨大過ぎるため、数値だけで示してもほとんど理解出来ないと思います。
以下で他のものと比較して、バイカル湖の大きさに対する理解を深めていきましょう。
面積は琵琶湖の47.4個分相当
日本最大の湖と言えば、滋賀県にある琵琶湖が有名ですが、その面積は669.26㎢です。
ここで、バイカル湖と琵琶湖の面積を比較して見ましょう。
- 31,722:699.26 = 47.4:1
なんと、バイカル湖の面積は琵琶湖が47.4個分も収まってしまうほどの大きさになるのです。
ちなみに、琵琶湖はまた貯水量においても日本で最大の湖となりますが、その貯水量は27.5km3であるため、バイカル湖の858分の1程度にしかなりません。
バイカル湖の平均的な深さはスカイツリーよりも高くなる
バイカル湖の深さを地上にあるスカイツリーと比べた場合、その平均値は日本一高い建造物であるスカイツリーよりも高くなります。
スカイタワーの高さは634mであるため、バイカル湖の平均的な水深744.4mには100m以上も及ばないのです。
バイカル湖の最大水深はドバイのブルジュ・ハリファの約倍
ブルジュ・ハリファは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイが鳴り物入りで建設した、驚くほど高い超高層ビルで、真下から見上げると、その姿はまるで天にまで繋がる塔のように見えます。
またブルジュ・ハリファは、2009年から2020年現在まで、世界一高い超高層ビルとなっています。
そんなブルジュ・ハリファの高さ(全高)は828m。
つまり、バイカル湖の最大水深とされる1,642mは、このブルジュ・ハリファ2つ分ほどの高さに匹敵すると言えるのです。
バイカル湖の大きさを理解をするためにも参考に
以下の動画は、空中撮影によってバイカル湖の巨大さが分かりやすくなっているので、バイカル湖の大きさを理解する上で役立ちます。