ヨーロッパ中央部を東西に横切るアルプス山脈には多くの山々が連なっていますが、マッターホルンはアルプス山脈の山として1、2位を争うほど有名な山でしょう。
スイスとイタリアの国境に位置し、ドイツ語で「山頂の牧草地」を表すマッターホルンは、スイスが誇る名峰であり観光地として人気です。
マッターホルンの標高(高さ)について解説していきます。
マッターホルンの標高(高さ)はどのぐらい?
マッターホルンの標高(海抜) | 4,478m |
マッターホルンの標高(海抜)は4,478m(2022年時点)です。
そして、このマッターホルンの標高4,478mはアルプス山脈に連なる山としては6番目の高さとなり、同時に西ヨーロッパの中でも6番目の高さの山となります。
ちなみに、アルプス山脈の中で最も高いのはイタリアとフランスの国境に位置するモンブランの4,807.81m。
マッターホルンはそのモンブランから329.81m低く、これは東京タワー一棟分の高さとほとんど同じ差になっています。
マッターホルンの標高(高さ)の推移まとめ
上記で挙げたマッターホルンの標高(高さ)は、あくまでも現時点(2022年時点)で確認されている標高で、マッターホルンの標高については他の多くの山と同じように、これまで異なる計測結果が示されてきました。
以下では、これまで実施されたマッターホルンの標高の計測結果と、実施されたそれぞれの年を一覧にしてまとめておきます。
年 | 計測された標高(高さ) |
1792 | 4,501.7 m |
1862 | 4,482 m |
1868 | 4,505 m |
1880 | 4,482 m |
1934 | 4,481 m |
1946 | 4,477.5 m |
1999 | 4,477.54 m |
2010 | 4,478 m |
マッターホルンの高さを様々なものと比較してみると?
マッターホルンの標高について理解した上で、その高さをいくつかのものと比較してみましょう。
世界最高峰のエヴェレストの半分ほど
ネパールと中国国境にあるエヴェレストと言えば、世界一高い山、つまり世界最高峰として知られていますが、マッターホルンの標高はこのエヴェレストの標高のほぼ半分となります。
というのも両者の標高を比較してみると、
エヴェレストの標高(高さ) | 8,848.86m |
マッターホルンの標高(高さ) | 4,478m |
となり、エヴェレストの標高の半分4424.43mと全く同じではないものの、両者の差は55m程度で、この二つの山の高さ比は、ほぼ2対1となっているのが分かるからです。
富士山の高さの2.28倍
日本最高峰の富士山(3,776m)とも比較してみましょう。
富士山の標高(高さ) | 3,776m |
マッターホルンの標高(高さ) | 4,478m |
両者の差は約700m。
東京タワーの高さが333mであることを考えると、マッターホルンは富士山よりも「東京タワー2つ+α」分高くなっているのが分かります。