スイスの山を厳選して10個紹介していきます。スイス最高峰から有名な山、そして美しい山まで、名前やそれぞれの特徴などを見ていきましょう。
地球を形成する自然の造形物には様々なものがありますが、山は大自然の力と神秘性、そして美を感じさせてくれ、多くの人を魅了してきました。
そんな山々によって美しい国土を形成しているのがヨーロッパの小国で内陸国でありながら、世界でも有数の豊かな国として知られるスイス。
山岳国家と言って良いスイスには、美しい山が多く存在しています。
この記事では、そのスイスの山々の中からスイス最高峰を始めとして、有名な山や美しい山など、知っておきたい10の山を厳選して紹介していこうと思います。
スイスの山1:マッターホルン
マッターホルンはスイスの山の中でも最も有名で、観光客が好んで訪れる山として一度は耳にしたこともあるはず。
世界中の人々がマッターホルンを訪れてその崇高な美しさや、さまざまなアクティビティを楽しんでいます。
この標高4478mを誇るスイスの山は、スイス最高峰の山モンテ・ローザを始めとしたいくつもの山々に囲まれるこじんまりした古めかしい町「ツェルマット」に近いことで知られ、氷河を間近に見られるパラダイスとして有名です。
また、マッターホルン近郊では数多くのアクティビティに参加できる上に、運が良くて天気が良い日に訪れれば、フランスとイタリアの国境に位置してヨーロッパアルプスの最高峰となる標高4810.9mのモンブランも目にすることが出来ます。
ちなみに、冒険を求めるなら、ヨーロッパで最も高い場所にあるケーブルカーの駅として知られる「クライン・マッターホルン」へ行くのがおすすめです。
スイスの山2:モンテローザ
スイスの最高峰はマッターホルンかアイガーだと思っている人は多いかもしれませんが、最高峰は標高4634mを誇る「モンテローザ」。
アルプス山脈の中では2番目に高い山で、イタリアとスイスの国境に位置し、一つの峰だけでなく複数の峰から出来ているのが特徴的な山です。
経験豊富な登山家なら、登ることが出来、その山頂からは荘厳な眺めを楽しめると言います。
一方で、プロの登山家でない人は代わりに、モンテローザの山麓にあるモンテローザ・ヒュッテまで行って宿泊すれば、山頂ほどではないにしろ、素晴らしい眺めを拝めるとして有名です。
ちなみに、このモンテローザ・ヒュッテは、機能的にはただの宿泊施設ですが、その外観はまるで「宇宙船」のような形をしていて、訪れた人を楽しませてくれます。
スイスの山3:ドーム山
ドーム山は、ヨーロッパアルプスの西アルプス山脈群の西南部にあるペンニネアルプス山脈(モンテローザやマッターホルンも含まれる)にある山。
その標高は4545mで、スイスの山としては二番目に高いことで知られます。
一方で、スイス最高峰として有名なモンテローザには及ばないものの、このドーム山はある意味でスイス最高峰と呼ばれることがあります。
というのも、モンテローザはイタリアとスイスにまたがっている山であるのに対して、ドーム山は完全にスイス領内に入っている純粋なスイスの山だから。
そのため、スイスの山の名前を挙げる上では忘れてはならない山の一つです。
スイスの山4:リスカム
マッターホルン、モンテローザ、ドーム山が含まれるペンニネアルプス山脈には、この二つの山と同じぐらいの標高4527mを誇るリスカムという山があります。
スイスの山々の中では3番目に高い山であり、2つの目立つ頂上から成るのが特徴。
さらに、その屋根は5kmにも及ぶことで知られます。
1861年に初登頂がなされ、決して登山をすることは不可能でないものの、雪崩が多く起こるために危険な山としても知られています。
スイスの山5:ヴァイスホルン
マッターホルンの北北東に位置するヴァイスホルンは、4506mの標高を誇るスイスの山々の中では4番目に高い山。
スイスアルプスの主要な山頂の一つであり、スイスの高い山々によって形成されるペンニネアルプス山脈の一部を成しています。
下から見上げた場合、そのピラミッドのような形と雪に覆われた山肌から多くの登山家によって、アルプス山脈の山として、また、スイスの山としては、最も美しい山であると考えられています。
スイスの山6:ユングフラウ
ユングフラウはアルプス山脈の山の一つで、標高は4158m。
周辺を含むユングフラウ山地にある山としては最高峰で、同地域にある他のアイガーとメンヒという2つの山と一緒に「オーバーラント三山」と呼ばれています。
この地域はスイスでも人口の少ない場所の一つで、その代わりに、広い牧場、緑豊かな風景、美しい町や村々、そして氷河を見ることが出来、それがユングフラウを含めたこの地域を特別な場所にしています。
また、ユングフラウ山地ではスキー、ハイキング、アイススケートなどさまざまなアクティビティが楽しめます。
同地域にはインターラーケンという名前の人気のある町があり、ユングフラウの登山をする際には拠点としても使われるので、周辺地域を訪問する際には訪れてみましょう。
スイスの山7:ピッツ・ネイル
チューリヒの近く、スイス南東部のエンガディン地方にある町サンモリッツには、標高3056mの「ピッツ・ネイル」という山があります。
近くにあるサンモリッツは標高1822mにある小さな町で、さまざまなアクティビティを楽しめる場所として有名なため、サンモリッツのハウスマウンテンと呼ばれるピッツ・ネイルもスイスの山の中では比較的知られた山だと言えるでしょう。
山頂まではサンモリッツからケーブルカーとロープウェイで登ることができ、山頂からはスイスの山の中で最も有名なマッターホルンや、スイス最高峰のモンテローザなどを望めます。
さらに、ハイキングコースの出発点となったり、冬には絶好のスキーエリアとなることでも知られています。
スイスの山8:ピラトゥス山
多くの人がスイス中部のルツェルンの町を訪れますが、その周辺の美しい自然の代表格と言って良いのがピラトゥス山。
ピラトゥス山には複数の山頂が存在しますが、その中でも最も高いのが2132mのトムリスホルンになります。
そんなピラトゥス山は、スイスの山々の中でも比較的有名な山で、ハイキングコースが整備されているために登山のプロでなくてもある程度の体力がある人なら、自分の足で登りながら絶景を楽しむことが出来ます。
また、この山の山頂駅「ピラトゥス・クルム」には2つの山岳ホテルがあり、登山者達を迎えています。
スイスの山9:シュタンザーホルン
シュタンザーホルンはスイスのニトヴァルデン準州にあり、標高こそ1898mと低いものの、スイスの山々の中では比較的に人気な山。
その理由は、この山の頂きはスイスの山々のパノラマを楽しむために絶好の場所だから。
シュタンスの街からケーブルカーとロープウェイを使って山頂の駅まで登ることが出来、そこからはフィアヴァルトシュテッテ湖を始めとした湖から、スイスアルプスの山々の景観が広がるのです。
また、ハイキングを始めとした他のアクティビティも楽しむことが出来ます。
スイスの山10:リギ山
スイスで最も人気のある山の一つとして知られるリギ山は、標高1797.5mの中央スイス地方にある山。
フィアワルトシュテッテ湖、ツーク湖、ラウエルツ湖の3つの湖に囲まれ、湖畔のコントラストが美しいことで知られ、かつてはヨーロッパ各国から貴族や芸術家が訪れた場所でした。
また、リギ山にはスイス初の山頂ホテルが建てられたという歴史があります。
現在でもリギ山には数多くのトレッキングコースがあり、多様なアクティビティが楽しめ、他にもリギ山麓からヴェッギスやフィッツナウまでは、遊覧船に乗って美しい大自然を眺めることも出来ます。
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スイスの山|スイス最高峰から有名で美しい山まで10選!のまとめ
数あるスイスの山々から厳選して、10の山を紹介してきました。
スイスの山々は巨大で美しく、その懐には素晴らしい村々が広がり、これがまた、スイスの山を魅力的にしています。
雪が好きなら12月から3月にかけてが最高の季節。
何層にも重なった氷と自然の美しさを求めて、冬の山には多くの観光客が訪れます。
そして、4月から5月にはハイキングやトレッキングに最高の季節で、7月から9月はアウトドア・アクティビティに最適です。
一方で、10月から12月はオフシーズンのためにさまざまな料金が安くなるので、出費を抑えたい人には良いかと思います。