エチゼンクラゲは世界最大級のクラゲに数えられるクラゲの一種で、日本周辺では主に東シナ海と日本海で姿が確認されることで知られます。
また、大量発生した際には漁業に害を与える生き物としてイメージされる傾向にあります。
ただし、日本では食用の歴史がないものの、中国では食材として利用されていたり、近年では大量発生したエチゼンクラゲを有効利用するために食材としての利用が試みられるなどしてきました。
そんなエチゼンクラゲの大きさを(傘の直径、触手の長さ、重さ)を解説します。
エチゼンクラゲの大きさはどれくらい?
傘の直径(傘径) | 最大で2m |
触手の長さ | 2〜4m |
重量 | 最大で200kg |
世界最大級のクラゲに数えられるエチゼンクラゲの大きさは、傘の直径で最大2m、触手の長さで2〜4m、そして重量は最大で200kgに達します。
また驚くことに、エチゼンクラゲが傘の大きさで2m近くにまで成長するには、なんとたったの半年程度しか要さないことも、このクラゲの特徴と言えるでしょう。
米粒ほどの大きさだったエチゼンクラゲは、およそ半年を掛けて傘の大きさ2m近くを誇る巨大なサイズへと変貌を遂げるのです。
一方で、エチゼンクラゲよりも大きいクラゲとしては唯一、ライオンタテガミクラゲという種の名前が挙がり、ライオンタテガミクラゲ最大の個体としては、傘の大きさが210cm、触手の長さが36.6mという1865年に捕獲された個体の記録が残っています。
エチゼンクラゲの大きさを他と比較すると?
市販されているLサイズの雨傘よりも大きな直径
ちなみに、傘の大きさが2mと言っても、エチゼンクラゲの傘の大きさに関してピンと来ないと思うので簡単に比較を紹介しておくと、市販されている長さ90cmの大きいサイズおん雨傘よりも圧倒的に大きな直径を誇るのがエチゼンクラゲです。
長さ90cmの雨傘を広げた際の直径はおおよそ160cmであるため、エチゼンクラゲの傘はそれよりもふた回りほど大きいといったイメージです。
エチゼンクラゲの大きさについて参考になる動画
以下の動画では巨大なエチゼンクラゲの個体とダイバーが一緒に映されています。
エチゼンクラゲの大きさを理解する上で役立つはずです。