ペルーの動物【野生動物から有名な家畜まで11選!】

南米のペルーはアマゾンの熱帯雨林からアンデス山脈の高所まで、非常に豊かな自然と多様な表情を持つ自然を持っていることから、同国内には多種多様な生物が生息しています。

そんな数多くいる動物の中でも、特にペルーの顔として知っておきたい動物にはどのような動物たちが含まれるのでしょうか?

野生動物から有名な家畜まで、抑えておきたいペルーの動物を11種紹介していきます。

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ペルーの動物1:アマゾンカワイルカ(ピンクイルカ)

「ピンクイルカ」としても知られるアマゾンカワイルカは、その名前の通り、南米のアマゾン川に生息する固有のイルカ。

アマゾン川はペルーも通るため、ペルー国内でもその姿が確認出来ます。

大型の淡水イルカで、特に成獣はピンク色をしていることからピンクイルカという呼び名で良く知られます(体の一部が灰色の個体が多い)。

とても人なつっこい性格で人間に近づいてくることもしばしば。その姿を一目見ようと多くの人がアマゾン川のクルーズに参加します。

ただし、出会える確率はそこまで高くありません。

ペルーの動物2:リャマ(ラマ)

鯨偶蹄目ラクダ科ラマ属の動物であるリャマ(ラマ)は、ペルーやボリビアを象徴する動物の一種として知られ、ペルー文化の代名詞とも言える存在。

ペルーのどこに行ってもリャマの小物やぬいぐるみを見つけることができます。

かつてインカ帝国では食料として、また荷物運搬用の動物として、さらには生贄として利用されていましたが、現在では一種の観光名物として大人気です。

ペルーの動物3:アルパカ

リャマと同じラクダ科ラマ属の動物であるアルパカは、リャマを小さくした様なかわいらしい動物。

こちらもリャマと同じようにペルーを代表する動物の一種と言えるでしょう。

ペルーの特に南部に多く生息し、現地では家畜として飼われています。

また、アルパカの毛はとても暖かく柔らかいことで知られており、かつてインカ帝国の首都として機能していたクスコの街では、至る所で販売されています。

ペルーの動物4:ビクーニャ

ビクーニャは、アンデス山脈の高地に生息するラクダ科の動物の一種で、ペルー南部も含めた一部の南米地域に生息しています。

リャマやアルパカとは近い種の動物で、かつてインカ帝国ではその毛が珍重されていました。

ビクーニャの毛は柔らかく、保温性に優れているためです。

特にアンデス山脈の高所では時期によって凍てつくような寒さになるため、体を温める上でビクーニャの毛はとても役にたったのです。

ペルーの動物5:オオアナコンダ

オオアナコンダは世界最大のヘビで、大きな個体であれば体長は10m弱、体重は250kgにもなることで有名。

ペルーにも通るアマゾン川周辺の熱帯雨林に生息しています。

また、川や池などの水中に潜んで無防備な獲物を襲う姿でも知られます。

ペルーの動物6:アンデスイワドリ

アンデスイワドリは、スズメ目カザリドリ科に分類される鳥類の一種。

南アメリカ大陸の北西部にあるベネズエラからボリビアにかけてのアンデス山脈に分布し、ペルーでは国鳥にもなっています。

熱帯または亜熱帯雨林の岩の多い場所に生息し、鮮やかな赤色と特徴的な羽毛で有名です。

ペルーの動物7:アンデスコンドル

南米のアンデス山脈に生息するアンデスコンドルは、ペルーでその姿を確認出来る動物の一種。

ペルーでコンドルに出会えることは稀ですが、アレキパ近郊の聖なる谷や、「コンドルの谷」としても知られるコルカキャニオンでは比較的高い確率で出会うことが可能です。

また、翼を広げると幅が3.3mにもなり、空を飛ぶ姿は鳥として世界最大級な鳥としても有名です。

ただし、現在、アンデスコンドルは絶滅の危機に瀕しているとされています。

ペルーの動物8:ペルービアン・ヘアレス・ドッグ

ペルービアン・ペアレス・ドッグは、最近までほとんど絶滅していたとも言って良い状況にあったヘアレスドッグの系統で、その起源はコロンブスが南米大陸を発見する以前にこの地域にあった社会にまで遡ると考えられています。

ペルー原産のヘアレス犬種で、元々は食用として扱われていましたが、後に高貴な人物のためのペットとして飼われ始め、ペルーにおける立場が変わりました。

インカ文明以前の時代に作られた陶器や美術品には、この犬のデザインが施されているものが確認されています。

ペルーの動物9:ヤマビスカーチャ

齧歯目チンチラの仲間であるヤマビスカーチャは、アンデス山脈に生息し、コルカキャニオンやマチュピチュの近くで見ることが出来る、外見がとても可愛いペルーの動物。

通常は灰色でふさふさとした長い尾があり、尾が長いことを除けばウサギに似ているため、角度によってはうさぎに間違われることもあります。

ペルーの動物10:メガネグマ

体重が130〜200kgのメガネグマは、比較的小型のクマの仲間で、目の周りに明るい色の輪があることからその名がつきました。

標高の高いアンデス山脈の雲霧林に生息し、南米に生息する唯一のクマとしても知られます。

一方で、農地開発や道路建設などによって生息数が減少しており、その姿はますます珍しくなってきています。

ペルーの動物11:ジャガー

最大で2.7m近くまで成長するジャガーは、アメリカ大陸の自然界に生息する最も大きなネコ科の動物。

アメリカ合衆国の南東部からアルゼンチン東部まで、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸をまたいで広く分布していますが、人の手が入った地域からはすぐに姿を消してしまい、現在は保護団体から準絶滅危惧種に指定されています。

もちろん探せばペルーでも姿を確認出来ますが、ジャガーを見つけるには基本的に、都市部から離れたジャングルの奥深くまで行く必要があります。

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