地球上の面積の大部分は海で構成されています。
この海を分類すると、北極海、太平洋、大西洋、インド洋、南極海という5つの大洋に分けられ、さらにこの中で最も大きな3つの大洋である太平洋、大西洋、インド洋は、三大洋として知られています。
中でも太平洋は世界最大の海または大洋であり、日本大陸の周囲を取り囲んでいることから、日本人にとっても非常に馴染み深い海です。
太平洋の面積(大きさ)の解説を、日本海との違いや大西洋との比較も合わせて行っていきます。
太平洋の面積(大きさ)とは?
太平洋の面積(大きさ) | 1億6525万㎢ |
太平洋の面積(大きさ)は1億6525万㎢です。
あまりにも数字が大きすぎるため、太平洋の面積がどれほどの大きさかを想像しにくいかと思いますが、簡単に表現するなら、
- 地球上の面積のおよそ1/3に相当
- 世界中の海の総面積の50%弱
と言えば、少しは分かりやすいかもしれません。
太平洋の面積(大きさ)を他のものと比較すると?
さらに太平洋の面積の大きさをイメージするために、以下の比較を行ってみましょう。
日本と太平洋の大きさの違いは?
日本の国土面積は377,975㎢。
これに対して太平洋は165,250,000㎢。
これらの値を割り算すると437.1982となることから、太平洋は日本の約437倍の面積を持っていると表現できます。
世界最大のロシアと太平洋を比較すると?
また、世界最大の国土を持つロシアはどうでしょうか?
ロシアの国土面積は17,125,191㎢であり、太平洋はこれの9.6495倍(約9.65倍)に達します。
太平洋は東京ドームの〇〇〇〇〇〇倍
では、日本でよく比較基準とされる東京ドームと比べるといかがでしょうか?
東京ドームの面積は46,755㎡で、㎢に直すと0.046755㎢。
計算式から導き出される数値は、
- 165,250,000 ÷ 0.046755 = 3,534,381,349.59
となるので、太平洋の面積は東京ドームの面積の約35億3438万1350倍(!)であることが判明しました(ドラゴ◯ボールに出てくる人間とスーパーサイヤ◯の差ぐらいありそう)。
太平洋に関するその他の豆知識
太平洋と大西洋を比較
太平洋と大西洋の二つは比較対象としてよく挙がるので、以下で両者を比べてみましょう。
- 太平洋:世界で一番目に面積が大きな海
- 面積:1億6525万㎢
- アジア、オーストラリア、南極、南北アメリカの大陸に囲まれる
- たいへいようの「たい」は「太」と書く
- 大西洋:世界で二番目に面積が大きな海
- 面積:1億646万㎢
- ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸の間に位置する
- たいせいようの「たい」は「大」と書く
これらのことから分かるのが、まず太平洋の面積は大西洋の面積の約1.5倍であることです。
また、大西洋はヨーロッパの人々から見て西側に広がる大きな海(大洋)であるため、日本に伝わった時に大西洋となりました。
一方で「太平洋」は16世紀に「平和な海」と名付けられ、その後、日本語へ訳す際に「太平(世の中がよく治まって平和なこと)」という字が当てられた結果、「太平洋」と表現されるようになったのです。
太平洋と日本海の違い
さらに、太平洋と日本海の違いについての質問がたまに挙がりますが、まず理解しておくべきことは、日本海は太平洋の「付属海」という点です。
付属海とは面積が小さい、より大きな大洋に属する海のことで、簡単に言えば「太平洋の一部」と言えるのです。
また、その面積の大きさはいくつかの説があるものの、978,000㎢〜1,050,000㎢(97万8000〜105万㎢)とされています。
ちなみに、太平洋の付属海としては日本海以外に、次のような海が他にも挙げられます。
- ベーリング海
- オホーツク海
- 黄海
- フィリピン海
- 東シナ海
- 南シナ海
- スールー海
- セレベス海
- ジャワ海
- フロレス海
- バンダ海
- アラフラ海
- サンゴ海
- タスマン海