世界一の毒キノコ12選!危険で命を脅かす危ない種とは?

世界一の毒キノコを12種類ピックアップして紹介していきます。間違って摂取ると命を脅かすかもしれない危険なキノコを確認していきましょう。

日本国内にさえ4000から5000種類が存在していると言われるキノコには、日本以外の地域も含めれば想像できないほどの種類が含まれます。

一般的な料理に使われるお馴染みのキノコもあれば、なかなかお目にはかかれないけど食用として用いられるもの、食べてしまうと中毒症状を引き起こすものまで様々です。

そして、中毒症状を引き起こしてしまうキノコの中には、非常に危険な毒キノコも多く含まれます。

この記事では、そんな毒キノコの中でも、命を守るためにしっかりと頭に入れておきたい12種類を、一覧にして紹介していこうと思います。

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世界一危険な毒キノコ1:スギヒラタケ

英語では「天使の羽根」とも呼ばれるスギヒラタケ(学名:Pleurocybella porrigens)は、北半球の温暖以北の地域で発生する危険な毒キノコ。

「天使の羽根」という名前の由来は、その「見た目」と「このキノコを食べると天国行きの可能性が高い」というところから来ているとされます。

スギヒラタケはかつて、2004年までは主に北の国々で食用とされていました。

しかし、状況が変わったのは2004年。

日本でスギヒラタケを食べた59人が中毒症状を発症し、その後の6週間で17人が死亡してからです。

また、2009年にはスギヒラタケを食べた65歳の男性が、脳疾患で死亡したケースが報告されており、死亡した人の多くは元々、腎臓や肝臓に疾患があったとの指摘があります。

このキノコの毒性がどのようなものなのかはよく分かっていませんが、動物実験の際に脳細胞が異常なアミノ酸によって破壊されたことが分かりました。

しかし、これが本当にスギヒラタケを食することで人が死んでしまった原因なのか、未だにハッキリとしていません。

世界一危険な毒キノコ2:トロギア・ヴェネナタ

海外では「リトル・ホワイト・マッシュルーム」としても知られるトロギア・ヴェネナタ(Trogia venenata)は、中国南部の雲南省に発生する毒キノコ。

見た目はスギヒラタケに近く、また、3種類毒性のアミノ酸を含んでいることから、食べると中毒症状を引き起こします。

このキノコが持つ毒の特徴は、間違って摂取しても数日間は何も症状が無いものの、ある日、突然に命が奪われてしまう点。

雲南省では不可解にも人が突然死んでしまう「雲南省突然死現象」なるものがありますが、この不可解な現象の原因はトロギア・ヴェネナタだとする説があり、実際に2010年にこのキノコとの因果関係が世間にも知られるようになったところ、突然死が報告されることはなくなったと言います。

世界一危険な毒キノコ3:ベニテングタケ

学名をAmanita muscariaと言うベニテングダケは、童話に登場するような可愛い見た目のキノコ。

真っ赤な傘に白い斑点があり、見た瞬間にベニテングタケだと分かり、ユーラシア大陸から北アメリカまで広がっています。

一方で、可愛らしくて綺麗な見た目とは裏腹に、猛毒では無いものの毒性であるため、特に子供などが間違って食べてしまうのは危険で、稀ではあるものの過去には死亡例も報告されています。

ただし、ベニテングタケの毒によって引き起こされる最大の危険は、中毒になった際に「気が狂ったような行動を起こす」という点でしょう。

ちなみに、ベニテングタケの毒の主な成分はムッシモールとイボテン酸。

間違って大量に口にしてしまうと、ベニテングタケの毒が中枢神経系に作用して体はバランス感覚を失い、興奮と眠気が交互に襲ってきたり、吐き気や時には幻覚が見えたりします。

世界一危険な毒キノコ4: シャグマアミガサタケ

シャグマアミガサタケ(学名:Gyromitra esculenta)は、その見た目がなんとなくキクラゲに似ていたり、見方によっては「脳みそ」のような形をしていると言えるキノコ。

北半球の温帯以北の地域に分布し、採取したものをそのまま食べた場合、少しの時間をおいて吐き気や嘔吐が始まり、最悪の場合は脳浮腫や臓器の障害が起こって死に至ることもあります。

ただし、実は「北欧や東ヨーロッパではよく食されている珍味でもあったりする」というのは、ちょっと変わった点。

正しい毒抜き処理を行うことで毒が除去されるため、食用として用いることが出来るのです。

日本人が好むフグのキノコ版といった感じです。

世界一危険な毒キノコ5:レピオタ・ブルニオインカナタ

レピオタ・ブルニオインカナタ(Lepiota brunneoincarnata)は、ヨーロッパと北アメリカの針葉樹林に発生する、傘部分が3〜4cm程度のキノコ。

キノコ中毒による死亡例の80〜90%の原因を占めると言われるアマトキシン類という毒成分を含んでおり、アマトキシン類は肝臓を壊死させて損傷させるため、このキノコが原因で命を落とした例もこれまで何件か報告されています。

また、アマトキシン類を大量に摂取したことによる死亡率は、治療しなかった場合に約50%、治療した場合でも10%と言われます。

ただしこのキノコが世界一危険である所以は、同じヨーロッパや北アメリカで見られる食用のシバフタケと似ているため、混合された結果、間違ってこの毒キノコが人の口に入ってしまう点です。

間違って食べてしまった場合、初期症状は胃腸の不調として現れ、その後、ゆっくりと肝臓の機能不全に繋がっていきます。

世界一危険な毒キノコ6:ジンガサドクフウセンタケ

学名をCortinarius rubellusと言うジンガサドクフウセンタケは、他の多くの食用キノコに似た見た目を保つため、一見すると無害にむ得ますが、実はかなりの猛毒を持つ危険なキノコ。

ヨーロッパや北アメリカでは致死性のキノコとして知られ、食べた量によっては腎臓に障害を引き起こし、後に死に繋がることがあるとされます。

また、潜伏期間が数日あるため、中毒の発症に気付きにくいという点も、このキノコに関する危険な特徴です。

ちなみに、アカデミー賞を受賞した「モンタナの風に抱かれて」の原作の作者であるニコラス・エヴァンズは、休日に採取したジンガサドクフウセンタケを知り合いと妻と一緒に間違えて食べてしまいました。

その結果、命を落とすことはなかったものの、腎臓の人工透析を受ける羽目になり、さらに全員が将来、腎臓移植が必要になると告げられたと言います。

世界一危険な毒キノコ7:ヒメアジロガサ

ヒメアジロガサ(学名 Galerina marginata)は枯れ木に発生する毒キノコで、北は北極圏から南はオーストラリアまでの世界中で見つけることが出来ます。

その毒は猛毒アマトキシン類によるもので、間違えて摂取してしまうと肝臓が機能不全に陥り、最悪の場合は死に繋がってしまうかもしれません。

さらに、このヒメアジロガサは他の食用キノコ、特にナラタケ、センボンイチメガサ、エノキタケに似ているため、間違って摂取されてしまう可能性が高い点も危険度を高めていると言えるでしょう。

世界一危険な毒キノコ8:コツバイチメガサ

コツバイチメガサ(学名:Conocybe filaris)は、太平洋岸北西部の地域が原産の毒キノコ。

一般的に芝生の中に発生しています。

どことなく見た目が、日本人にとっては親しみのあるナメコに似ている感じがしますが、実は毒性の強いアマトキシン類を含んでいるため、間違って大量に摂取してしまった場合、肝臓に回復不可能なレベルの機能障害が起こる可能性があるのです。

また、その外見はナメコ以外にも、マジックマッシュルームとして知られるシビレタケにも似ていることから間違って食べられてしまう点も、危険な特徴だと言えるでしょう。

世界一危険な毒キノコ9:カエンタケ

この一風変わった見た目のキノコは、日本を始め、中国やインドネシアのジャワ島で見つけることが出来るカエンタケ(学名:Trichoderma cornu-damae)

「絶対に食べないで!」と叫んでいるような外見から想像出来る通り非常に猛毒で、その毒性は汁が手に皮膚についただけでも炎症を起こすほど。

触っても危ないのに、万が一にでも食べたら死を覚悟すべき世界一危険なキノコの一つです。

カエンタケ(学名:Trichoderma cornu-damae)に含まれるトリコテセン類やサトラトキシンHといった成分が非常に強い毒性を持ち、その致死量はわずか。

カエンタケを摂取すると、腹痛や嘔吐が起こり、その後に目眩や呼吸困難度が発生し、数日後には死を引き起こしてしまいます。

また、運良く回復したとしても、血球の減少を引き起こしたり、顔の皮膚が剥がれたり、髪の毛が抜けたりと、その見た目は悲惨になってしまうと言います。

世界一危険な毒キノコ10:シロタマゴテングタケ

テングタケ科テングタケ属に属するシロタマゴテングタケ(学名:Amanita verna)は、世界一危険な毒キノコの一つとして数えられる猛毒キノコ。

世界中に広く分布し、白い色をしている以外は後述するタマゴテングタケとほぼ同じ見た目を持っています。

また、タマゴテングタケのように、アマトキシン類の毒を始めとしたいくつかの成分を持ち、タマゴテングタケの中毒症状に似た非常に危険な中毒症状を発症させるため、タマゴテングタケの変種であるとも言われる毒キノコです。

世界一危険な毒キノコ11:ドクツルタケ

ヨーロッパやアメリカでは「破壊の天使」と呼ばれるドクツルタケ(Amanita virosa)は、世界一危険な毒キノコに名前が挙がるほどで、北半球一体に分布し、日本で見つかるキノコとしては最も危険な一種。

いくつかの異なる毒成分を含みますが、猛毒で悪名高いアマトキシン類も含まれており、間違って食べると肝臓や腎臓機能の障害がおよそ1週間後に発症し、適切な処置が施されない場合は「確実に」死ぬと言われます。

ちなみに、中毒の初期症状として、摂取から1日以内に痙攣、精神錯乱、ひきつけ、嘔吐、そして下痢が起こり、その後には一旦治まりますが、残念ながらもうこの頃には毒素が体に吸収されているため、時間を置いて死に繋がる重篤な症状が引き起こされてしまうのです。

命を救うためには、早い段階での胃洗浄や血液透析が必要で、毒素が吸収されてしまった後には、肝臓移植が必要だと言います。

世界一危険な毒キノコ12:タマゴテングタケ

ヨーロッパで「死の傘」という異名を持つタマゴテングタケ(学名:Amanita phalloides)は、数ある危険な毒キノコの中でも、おそらく世界で最も危険な毒キノコと言えるかも。

というのも、世界中で報告されるキノコによる死亡案件の殆どはこのキノコが原因とされ、その割合はおよそ90%近くに上るとされるからです。

北半球の中でも主にヨーロッパに自生し、また、南半球ではニュージーランドに、そして日本では北海道に発生する、比較的涼しい気候の地域に分布しているキノコで、森の中で見つかるブナやミズナラなどの広葉樹林に生えます。

その成分には猛毒なアマトキシン類やファロトキシンが含まれ、特にアマトキシン類に属するα-アマニチンが強力な毒性を引き起こしており、間違って食べた人の命を多く奪ってきました。

摂取してしまうと、一日以内に激しい嘔吐や腹痛が起こり、その後に一旦は元に戻るものの、毒素が体に吸収されてしまっているため、数日後には肝臓や腎臓などの破壊が始まり、高確率で死が待っています。

また、フクロタケ等の食用のキノコにも似ており、タマゴテングタケが生えていない地域の人は間違って口にしてしまうことがあるのも、このキノコを世界一危険な毒キノコにしています。

ちなみに、タマゴテングタケとドクツルタケに加えて、タマゴテングタケの変種とも言われるシロタマゴテングタケを合わせた3つは「猛毒キノコ御三家」と呼ばれます。

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世界一の毒キノコ12選!危険で命を脅かす危ない種とは?のまとめ

世界各地に存在する非常に多くのキノコの中から、特に知っておくべき12種類の危険な毒キノコを紹介してきました。

日頃の生活では必要ないかもしれませんが、ハイキングやキャンプなどに行った時には有効になるかもしれないので、ちょっとした豆知識として覚えておくと良さそうです。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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