偉大な発明家を26名紹介していきます。アルキメデスからティム・バーナーズ=リーまでを一覧にして、それぞれ簡単に紹介していきます。
現在社会がこれほどまでに発展してきた裏には、いつも一握りの天才的な発明家達がいました。
彼らは革新的なアイデアを具現化させ、それによって数え切れないほどの人々の生活を変えてきたのです。
そんな人間の歴史上に現れた偉大な発明家にはどのような人物がいるのでしょうか?
歴史上に名前が残る発明家の中から、現代社会に大きな影響を与えた人物達を26名ピックアップして一覧にしてまとめていきます。
- 発明家1:アルキメデス
- 発明家2:蔡倫(さいりん)
- 発明家3:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 発明家4:ガリレオ・ガリレイ
- 発明家5:トーマス・セイヴァリ
- 発明家6:トーマス・ニューコメン
- 発明家7:エイブラハム・ダービー1世
- 発明家8:ジョン・ハリソン
- 発明家9:ベンジャミン・フランクリン
- 発明家10:リチャード・アークライト
- 発明家11:ジェームズ・ワット
- 発明家12:アレッサンドロ・ボルタ
- 発明家13:ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール
- 発明家14:チャールズ・バベッジ
- 発明家15:サミュエル・モールス
- 発明家16:エイブラハム・リンカーン
- 発明家17:ジェームズ・クラーク・マクスウェル
- 発明家18:カール・ベンツ
- 発明家19:トーマス・エジソン
- 発明家20:アレクサンダー・グラハム・ベル
- 発明家21:ニコラ・テスラ
- 発明家22:ルドルフ・ディーゼル
- 発明家23:ライト兄弟
- 発明家24:グリエルモ・マルコーニ
- 発明家25:ロバート・ノイス
- 発明家26:ティム・バーナーズ=リー
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発明家1:アルキメデス
数学者、物理学者、技術者、天文学者、そして発明家として評価されているこの人物は、有名な古代ギリシャのアルキメデス(紀元前287〜紀元前212年)。
非常に多方面に活躍したことで知られ、発明家としては円周率のπ(パイ)を求めたり、他にも螺旋状の構造によって水をくみ上げられる仕掛けを発明したりと、数々の物を発見または発明したことで知られます。
発明家2:蔡倫(さいりん)
中国の蔡倫(50年〜121年)は、後漢の宦官で、近代的な紙と製紙法を発明したと言われる人物。
また、樹皮や朝、絹や漁網などの原材料を使って製紙する方法も編み出すなど、記録媒体として、その後に重要になる紙に関する発明によって、人類社会の発展に大いに貢献しました。
発明家3:レオナルド・ダ・ヴィンチ
イタリアの芸術家で科学者で、多岐に渡る分野において類稀なる才能を発揮したため「万能の天才」とも呼ばれるレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519年)は、様々な機械を発明し、300年〜500年後に実行可能だと証明された模型の設計を残しています。
パラシュートや戦車、飛行機、旋回橋などの原型が一例で、その他にも、光学レンズ研磨機や様々な油圧機械のアイデアを誕生させています。
発明家4:ガリレオ・ガリレイ
イタリアの物理学者、天文学者、そして哲学者として知られるガリレオ・ガリレイ(1564〜1642年)は、高機能(遠くの物をより拡大出来る)な望遠鏡を開発しました。
さらに、さまざまな計算を行うことが出来ただけでなく分度器の機能も持ち合わせた「幾何学的・軍事的コンパス」も開発しました。
そして、学者としては天文学や物理学において、いくつかの革命的な理論を証明しました。
発明家5:トーマス・セイヴァリ
(出典:wikipedia)
イギリスの発明家であるトーマス・セイヴァリ(1650年頃〜1715年)は、鉱山の水を揚水するのに開発された、世界初の蒸気機関の1つの特許を取得したことで知られる発明家で技術者。
この蒸気機関は簡素なものでしたが、後の蒸気機関開発の出発点となり、産業革命への一つの道標となりました。
発明家6:トーマス・ニューコメン
イギリス出身の技術者で発明家であるトーマス・ニューコメン(1664〜1729年)は、世界初の実用的な蒸気機関を考案した人物。
トーマス・セイヴァリが発明した蒸気機関の最初のデザインを参考にしながら、より安全で効果的な大気圧を用いて、蒸気機関を大幅に改善したのです。
そして、彼が発明した蒸気機関が、後に起こる産業革命の動力を担うこととなりました。
発明家7:エイブラハム・ダービー1世
イギリス人のエイブラハム・ダービー1世(1678〜1717年)は、石炭を乾留(蒸し焼き)して炭素部分だけを残した燃料であるコークスから、銑鉄(せんてつ)を大量生産する製法を考案した発明家であり実業家。
コークスから製錬された鉄は、産業革命においてとても重要な原材料となりました。
発明家8:ジョン・ハリソン
(出典:wikipedia)
イギリスの時計職人であったジョン・ハリソン(1693〜1776年)は、海で経度を測定出来るクロノメーターと呼ばれる機械時計を発明しました。
この発明は、航海の安全性を向上するために極めて重要で、人間が海を超えて様々な地へ移動する社会を作りあげることに大きく貢献しました。
発明家9:ベンジャミン・フランクリン
アメリカの政治家で外交官で、科学者としても活躍したベンジャミン・フランクリン(1705〜1790年)は、雷が電気であることを明らかにし、避雷針や遠近両用眼鏡を発明しました。
また、発明品の特許を取得せずに社会に還元したことでも知られ、政治家としては近代アメリカの発展において強い影響力を持った人物でした。
発明家10:リチャード・アークライト
リチャード・アークライト(1732〜1792年)は、イギリス出身の起業家の一人で、産業革命をもたらした人物の一人であり、「産業革命の父」とさえ呼ばれることがあります。
紡績工業における優れた先駆者で、紡績機を発明し、大規模な工場でその紡績機を活用する事に成功するなど、その後の大量生産時代の幕開けに大きく寄与しました。
発明家11:ジェームズ・ワット
スコットランド出身の発明家であるジェームズ・ワット(1736年〜1819年)は、機関車での使用に適した蒸気機関を発明した人物。
ジェームズ・ワットが発明した分離凝縮器(チャンバー)は、蒸気の効率を大きく改善したと考えられています。
また、それまで蒸気機関の用途は揚水だけでしたが、分離凝縮器が発明されたことで、より多くの用途に蒸気機関を活用することが可能になったのです。
発明家12:アレッサンドロ・ボルタ
イタリアの自然哲学者であったアレッサンドロ・ボルタ(1745〜1827年)は、ボルタ電池と呼ばれる世界初の電池を発明した人物。
ボルタが発明した電池には、亜鉛や銅、電解液(硫酸と水など)が使われ、その見た目こそ現在の電池とは異なりますが、これが現在の電池に繋がっていったため、社会をより便利にする点でボルタは大きく貢献しました。
発明家13:ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール
フランスの芸術家であったルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(1787〜1851年)は、ダゲレオタイプと呼ばれる写真法を開発した発明家。
このダゲレオタイプは当時としては革新的な写真撮影法で、史上初の実用的な写真技術となり、一般の人々にとっても写真が身近になりました。
発明家14:チャールズ・バベッジ
イギリスの数学者であり分析哲学者であったチャールズ・バベッジ(1791〜1871年)は、後のコンピューターの原型と言われている世界初の機械式計算機を発明しました。
チャールズ・バベッジの機械式計算機は実用化には至りませんでしが、この発明によって「コンピューターの父」だと言われています。
発明家15:サミュエル・モールス
モールス信号にその名前を残すサミュエル・モールス(1791〜1872年)は、アメリカの画家であり発明家。
符号の送受信による電気通信機器「モールス電信機」を発明し、遠隔での情報のやりとりを格段に効率化・高速化しました。
発明家16:エイブラハム・リンカーン
アメリカの政治家で、第16代大統領になったエイブラハム・リンカーン(1809〜1865年)は、奴隷解放宣言をしたことで「奴隷解放の父」とも呼ばれる人物。
実は、発明家としての顔も持っており、歴代のアメリカ大統領の中では唯一発明に対する特許を取得したことでも知られています。
その発明とは、空にした金属のエアーチャンバーを船の脇にくっつけることで、浅瀬を横切る際に船が沈まないようにしておく方法というものでした。
発明家17:ジェームズ・クラーク・マクスウェル
スコットランド出身の理論物理学者であるジェームズ・クラーク・マクスウェル(1831〜1879年)は、カラー写真の撮影を成功させた発明家でもありました。
実用化には至らなかったものの、マクスウェルが撮影したカラー写真は、世界初のカラー写真となり、その後の映像業界へ大きな進歩をもたらしました。
発明家18:カール・ベンツ
ベンツという名前から分かる通り、現在のメルセデスベンツの基盤を築いたドイツ人のカール・ベンツ(1844〜1929年)は、実業家であると同時に技術者で、ガソリンで動く自動車を開発した発明家でもありました。
1879年には、ガソリン動力の内燃機関で初めて特許を取得し、自動車の実用化を可能にし、その後の車社会の先駆けとなりました。
発明家19:トーマス・エジソン
おそらく発明家としては世界で最も有名なアメリカ出身のトーマス・エジソン(1847年〜1931年)は、電球から蓄音機、動画撮影機まで、様々な製品を発明しました。
生涯の中で1000以上もの特許を取得するなど、史上最も偉大な発明家の1人だとも言われ、また、グローバル企業として有名な、ゼネラル・エレクトリック社(GE)の前身となる会社を設立した人物でもあります。
発明家20:アレクサンダー・グラハム・ベル
スコットランドの科学者であるアレクサンダー・グラハム・ベル(1847年〜1922年)は、世界初の実用的な電話を発明したことで知られる発明家です。
また、他にも数々の発明をしており、光無線通信、航空工学、水中翼船の分野でも活躍し、さらにナショナルジオグラフィックの設立にも貢献しました。
発明家21:ニコラ・テスラ
アメリカ出身のニコラ・テスラ(1856〜1943年)は電気技師で発明家。
現在多くの人に日常的に使われている蛍光灯を始め、他にもテスラコイル、高圧変圧器、無線トランスミッターなど、多くのものを発明しました。
1926年には携帯電話の発明をすでに予測していたと言われるなど、発明に関しては天才的な能力を秘めていました。
発明家22:ルドルフ・ディーゼル
ドイツの発明家であるルドルフ・ディーゼル(1858〜1913年)は、より効率の良いエンジンを作ろうと試みた結果、その名前からも分かる通りディーゼルエンジンを発明しました。
そして、彼の死後もディーゼルエンジンは進化していき、それまで機械の動力として一般的だった蒸気機関に取って代わっていきました。
発明家23:ライト兄弟
アメリカ出身の兄弟、ウィルバー・ライト(1867〜1912年)とオーヴィル・ライト(1871〜1948年)の二人は、通称「ライト兄弟」として知られる偉大な発明家達。
1903年に世界初の動力飛行機の設計、製作、有人飛行に成功し、世界を飛行機で移動する飛行機時代の幕開けとなりました。
発明家24:グリエルモ・マルコーニ
イタリア出身のグリエルモ・マルコーニ(1874〜1937年)は、電波によって信号を送信する無線電信を実用化した発明家。
これによって後にはラジオ放送が始まり、情報化社会の幕開けとなりました。
また、無線通信を発展させた功績によって、1909年にノーベル物理学賞を受賞しています。
発明家25:ロバート・ノイス
(出典:wikipedia)
アメリカの電気技師で、後には有名なテクノロジー企業「インテル」の共同創業者となったロバート・ノイス(1927〜1990年)は、ジャック・キルビーと並んで集積回路を発明したことで知られる人物。
彼が発明した集積回路は、現在のコンピューターには無くてはならないもので、その後のコンピュータ革命やIT革命を勢いづけました。
またテック系の起業家として大成功したことは、その後に現れるIT分野の起業家へ大きな影響を与えたと言われます。
発明家26:ティム・バーナーズ=リー
イギリスのコンピューター計算機科学者であるティム・バーナーズ=リー(1955年〜)は、ウェブブラウザ上にウェブサイトを表示する事を可能にした「World Wide Web(WWW)」を開発した発明家。
また、初期のインターネットのHTTP(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)、サイトの住所であるURL、そしてサイト構築には欠かせないHTMLも開発するなど、現在は当たり前とされるインターネットにおいて重要な貢献をした発明家です。
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発明家一覧|偉大な発明家を26名紹介!アルキメデスからティム・バーナーズ=リーまでのまとめ
人間の歴史上に現れた偉大な発明家達を紹介してきました。
人間社会はこのような発明家達のアイデアによって、大きな進歩を遂げてきたのです。
他にも多くの発明家が存在してきましたが、一先ずはここで紹介した人物の名前は抑えておくと良いかと思います。