京都市南区九条町にある東寺には、国宝に指定されている建造物がいくつもありますが、その中の1つが有名な「東寺の五重塔」で、ここ東寺だけでなく京都市全体のシンボルにもなっています。
東寺の五重塔の高さについて解説します。
東寺の五重塔の高さはどのぐらい?
高さ | 54.8m |
五重塔の高さは54.8mです。
この54.8mの高さを誇る五重塔は、日本に数ある五重塔の中でも、「木造塔」としては日本一高い五重の塔となり、「木造建築物」全体の中でも最も高くなります。
また、近世以前では日本一高い建造物であったという歴史も有します。
一方で、今日でも「日本一高い五重塔」と言われることがありますがこれは間違いで、現在日本で最も高い五重塔は、鉄筋コンクリート造り(非純木造建築)であり、エレベーターまでもが設置された、福井県勝山市にある清大寺の五重塔(75m)になります。
東寺の五重塔の高さを他のものと比較すると?
東寺の五重塔の高さを数値だけで示してもイマイチ分かりにくいと思うので、他のものと比較して理解を深めてみます。
18階前後のビルまたはマンションと同じぐらい
日本の一般的なマンションまたはビルは、1階部分が概ね3mで出来ています。
その点を踏まえて55mを1階3mで割ると、
- 55 ÷ 3 =18.33
となることから、東寺の五重塔の高さはおよそ18階建てのビルまたはマンションの高さと同じぐらいであると言えるでしょう。
東寺の五重塔の高さは東京ドームの高さぐらい
また、既存の建造物の中で最も有名なものの1つとして東京ドームがありますが、東寺の五重塔の高さはこの東京ドームの高さとほぼ同程度です。
東京ドームの最頂部の高さは56.19mとなるため、東寺の五重塔に比べると1.2ほど高くなりますが、それでも両者の高さはほとんど変わらないと言え、五重塔の高さをイメージする上で比較的分かりやすいかと思います。
東寺の五重塔の高さについてもっと知るためにこちらの動画も参考に
東寺の五重塔を空中撮影したシーンや、塔の側面を下から上に向かって撮影したシーンなどがあり、その高さを理解する上で役立つので、以下の動画も参考にしてください。