「ミジンコ」と一言でいう場合、そこには異なる種類の生き物が含まれますが、より狭義な意味では、ミジンコ目に属する生物が当てはまります。
このミジンコ目に属する生き物は、一部の種の例外を除いて、「丸っこい体」、「両腕を広げている」、「バタフライで泳ぐ」といった特徴があり、一般的にミジンコと聞いて想像する生き物に近いはずです。
狭義の意味におけるミジンコの大きさ(体長・長さ)を解説します。
ミジンコの大きさ(体長・長さ)はどれくらい?
ミジンコの大きさ(体長) | 0.5〜18mm |
「ミジンコ」と呼ばれるミジンコ目に含まれる甲殻類は、0.5mmから18mmまでの体長を持ち、その長さの幅が大きいのが特徴。
これは、ミジンコ目と呼ばれる生物の分類には11科600種が含まれるのが理由です。
ただし、0.5〜3mmの体長となるものが大多数を占めます。
また、1.5mm未満のミジンコは小型種、1.5〜3.5mmの体長のミジンコは中型種、5.0mm以上になるものは大型種と分類される傾向にあります。
そして中型種以上はその体長のサイズから、水中を観察すれば肉眼でも確認できます。
種類によるミジンコの大きさの違いを比較
以下では簡単に、異なる種類のミジンコの大きさを比較していきます。
オオミジンコ
日本では琵琶湖などで確認されるオオミジンコは、ミジンコと言った場合に最もイメージされやすい体型を持ったミジンコの仲間です。
その体長は1~5mmとなるため、大型種に含まれます。
また、メスの方がオスよりも大きくなる傾向にあります。
ノロ(ミジンコ)
長い腹部によって、細長い体型を持つのがノロと呼ばれるミジンコの仲間で、日本でも大きめな淡水湖で確認されます。
その体長は1cmを超え、中には18mmと2cm近くに達する個体も現れます。
ミジンコの仲間では最大種です。
マギレミジンコ
日本では本州の北部以北に分布しているマギレミジンコは、体長がメスでも1mm前後、オスでは0.6mmほどの小型のミジンコです。
ホロミジンコ
北アメリカからユーラシア大陸まで含めて分布し、日本でも確認されているホロミジンコは小型種です。
体長はメスで1〜1.5mm、オスで0.5mm程度です。
オオミジンコについて参考になる動画
以下はオオミジンコを拡大して撮影した動画です。
オオミジンコの大きさというよりは、オオミジンコの体に関して色々と発見があると思います。