トノサマガエルは日本国内に広く分布する比較的大きなカエル。
時期によっては池や田んぼでその姿が確認出来、俊敏な動作でも知られます。
トノサマガエルの大きさ(体長と体重)を解説します。
トノサマガエルの大きさはどれくらい?
体長 | 3.8〜9.4cm |
体重 | 15〜40g |
トノサマガエルの大きさは、体長(鼻の先から肛門部分まで)で3.8〜9.4cm、体重で15〜40gの範囲に収まります。
ただし、オスとメスを比べるとメスの方が大きくなる傾向にあり、トノサマガエルのオスの体長は3.8〜8.1cm、メスの体長は6.3〜9.4cmとなります。
また、オスとメスの体長の平均値はそれぞれ6.2cmと7.4cmです。
トノサマガエルの大きさを他と比較すると?
アマガエルと比べると圧倒的に大きい
日本では全国的に広く分布し、おそらく最も一般的に確認されるアマガエルと比べると、トノサマガエルは圧倒的に大きいことが分かります。
というのも、アマガエルの体長は2〜4.5cm程度で、体重は2.5〜8g程度に収まるからです。
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ウシガエルと比べると体長は2倍程度だが体重は10倍以上の差になる
国内に生息する最大級のカエルとして外来種のウシガエルは有名ですが、比較的大型のトノサマガエルでも、このウシガエルには大きさの面で圧倒的な差を付けられています。
まず、ウシガエルの体長は9〜18cm近くに及び、これはトノサマガエルの倍程度です。
一方で、ウシガエルの体重は500〜600g、巨大な個体であれば800gにも及び、なんとトノサマガエルとは10倍以上の差となっているのです。
トノサマガエルの大きさについて参考になる動画
以下の動画ではトノサマガエルを捕獲する様子が映されています。
複数のトノサマガエルを比較出来るので、その大きさを知る上でも役立ちます。
日本のカエルを捕獲。色や模様が綺麗なトノサマガエル。
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