アメリカバイソン(アメリカヤギュウ)、通称「バイソン」は、アメリカとカナダで姿が確認出来るウシ科の動物。
野生でもその姿が確認出来るものの、現在は商業目的で飼育・繁殖されているものも多く、アメリカに生息する動物としては良く知られる巨大な牛です。
このバイソンの大きさを解説します。
バイソンの大きさはどれくらい?
オス | メス | |
体長 | 300〜380cm | 210〜320cm |
尾長 | 33〜95cm | 31〜51cm |
肩高 | 152〜200cm超 | |
体重 | 318〜1179kg | 360〜640kg |
バイソンの大きさは、体長でオスは300cmから380cmの間、メスは210cmから320cmの間、尻尾の長さでオスは33cmから95cmの間、メスは31cmから51cmの間、肩高でオスメス合わせて152cmから200cm超、そして、体重でオスは318kgから1179kg、メスは360kgから640kgの間となります。
ただし、バイソン(アメリカバイソン)には、生息環境の違いから「ヘイゲンバイソン」と「シンリンバイソン」の2つの亜種が存在するとされ、両者を比較した場合、シンリンバイソンの方がヘイゲンバイソンよりも潜在的には大きくなる傾向にあります。
例えば、肩高と体重を比べると両者では次のような違いが確認出来ます。
シンリンバイソン | ヘイゲンバイソン | |
平均体重(オス) | 730〜792.5kg | 943.6kg |
肩高 | 152〜200cm超 | 152〜186cm |
ちなみに、バイソンは食肉用として飼育される場合、上記の通常体重を超えて大きくなる傾向があり、そういった環境で育った個体の中には、これまで確認された最大のバイソンとされる1724kgの個体もいました。
バイソンの大きさを別な物と比較して例えると?
非常に大きなバイソンは、他の物と比較すると次のように例えることが出来ると思います。
体長は黒板の横の長さと同じぐらい
バイソンはオスで体長が300〜380cmあるわけですが、これは日本で一般的に採用されている学校の黒板の横の長さと同じぐらいであるとイメージすれば分かりやすいでしょう。
学校の黒板は横の長さが360cmであり、大きめなオスのバイソンの体長とちょうど同じぐらいになるからです。
身長(肩高)はNBAの平均と同じぐらいになることも
また、地面から肩の高さ(身長)は、オスのシンリンバイソンであれば200cmを超えてくることもあります。
これは、世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAの平均身長201cmに匹敵する高さで、平均的な日本人の男性平均身長より30cm近く高くなります。
65kgの成人17人分の体重
さらに、オスのバイソンは大型のもので1000kg(1トン)近い体重に達しますが、これは、日本国内のエレベーターの基準に採用されている一人当たり65kgで計算した場合、約15.5人分相当の体重に匹敵すると表現出来ます。
日本国内のエレベーターの多くは制限人数が10人以下であることを考えると、バイソンの体重の圧倒的なサイズ感が分かります。
バイソンの大きさを理解するために役立つ動画
以下は運転中に偶然野生のバイソンが撮影された動画です。
隣に並ぶ車との比較などから、その巨大な大きさが理解出来ると思います。