ナウル(正式名称:ナウル共和国)は、太平洋の南西部、パプアニューギニアからおよそ2000km東側にいったところにある浮かぶ小さな国。
世界で最も小さな国の一つに数えられます。
また、第二次世界大戦中の1942年には日本軍によって占領された過去を持ち、かつて同国を潤していたリン鉱石の枯渇によって、現在は難しい国家運営を迫られています。
ナウルの面積や大きさについて様々な比較と併せて解説します。
ナウル共和国の大きさ(面積や人口規模)はどれぐらい?
ナウルの大きさを理解する上で、面積と人口規模(+人口密度)を合わせて確認していきましょう。
ナウル共和国の面積サイズは?
ナウル共和国の面積 | 21㎢ |
ナウル共和国の国土面積は21㎢です。
国際的に承認されている国家(主権国家)の中では、バチカン市国(0.49㎢)とモナコ公国(21㎢)に次いで三番目に小さな国土面積となります。
ナウル共和国の人口規模や人口密度は?
ナウル共和国の人口数 | 約11,000(2020年時点) |
ナウル共和国の人口密度 | 約561.4人 / ㎢(2020年時点) |
ナウル共和国の人口は2020年時点で約11,000人で、国全体の人口密度は1平方キロメートル辺り561.4人となっています。
ナウル共和国の面積を他のものと比べてみると?
ここからは、ナウル共和国の大きさをより理解するためにも、いくつかの異なる対象と比較していきましょう。
ナウル共和国の面積は東京都の多摩市と調布市とほぼ一緒
ナウル共和国の面積をより具体的にイメージしたいなら、東京都の多摩市と調布市を思い浮かべてみるのがおすすめです。
以下で簡単にナウル、多摩市、調布市それぞれの面積を比較した表を確認してみましょう。
ナウル共和国の面積 | 21㎢ |
多摩市の面積 | 21.01㎢ |
調布市の面積 | 21.53㎢ |
多摩市の面積は21.01㎢でナウル共和国よりも0.1㎢しか変わらず、ほぼ同一視してよい大きさです。
また、調布市の面積は21.53㎢とナウルの面積よりも若干(0.53㎢)広いですが、それでもほとんど同じ大きさだと言えるでしょう。
ちなみに、多摩市と調布市の人口密度はそれぞれ、6,947人/km2(2021年時点)と11,263人/km2(2021年時点)となり、ナウル共和国よりも人口密度の点では圧倒的に高くなります。
ナウル共和国の面積を他のものと比べてみると?
また、他にも面積比較の例で良く挙げられそうなものとナウルの面積を表にして比較してみましょう。
ナウル共和国の面積 | 21㎢ | |
東京ドームの面積 | 0.046755㎢ | ナウルの約500分の1 |
USJの面積 | 0.39㎢ | ナウルの約54分の1 |
皇居の面積(宮内庁管理部分) | 1.15㎢ | ナウルの約18分の1 |
皇居の総面積(皇居外苑も含む) | 2.3㎢ | ナウルの約9分の1 |
東京都の面積 | 2,194㎢ | ナウルの約104.5倍 |
日本の面積 | 377,975㎢ | ナウルの約17,998倍 |
ナウル共和国の面積を他の世界最小規模の国の面積と比べてみると?
世界トップ5の面積が小さい国家の比較表も確認しておきましょう。
ナウル共和国の面積 | 21㎢ | |
バチカン市国の面積 | 0.49㎢ | ナウルの約44分の1 |
モナコ公国の面積 | 2.02㎢ | ナウルの約10分の1 |
ツバルの面積 | 26㎢ | ナウルの約1.24倍 |
サンマリノ共和国の面積 | 61㎢ | ナウルの約2.9倍 |