アンダマン諸島について詳しく紹介していきます。先住民に関することや行き方、そして、リゾート地として行ってみたいおすすめな島などを見ていきましょう。
アンダマン諸島は、砂浜と澄んだ水がある素晴らしい海岸に恵まれています。
他にも、数千年も前から住む先住民がいたり、植民地時代の跡が残っていたり、熱帯雨林や美しい生き物達がいたりと、非常に興味深い場所です。
そのため、ここ最近はアンダマン諸島が属するインドだけでなく、世界各地から観光客が訪れるようになるなど、旅行先やリゾート地としても注目を集めているんです。
この記事では、アンダマン諸島について、基本的なことから旅行先として知っておきたい情報、さらにはアンダマン諸島へ行くなら訪れてみたい7つの島までを紹介していこうと思います。
アンダマン諸島とは?
アンダマン諸島はインド東部のベンガル湾に浮かぶ島々。
南方にあるニコバル諸島と共に長く連なる列島を形成しながら、ベンガル湾とアンダマン海が交わる場所に位置しています(※アンダマン諸島とニコバル諸島の境界線は北緯10度のところに位置しているため十度海峡またはテンディグリー海峡と呼ばれている)。
およそ572の島があるとされますが、そのうち実際に人が住んでいる島は36、そして観光客が訪れることが出来るのは15島前後。
旅行やリゾート目的で訪問出来る島の数は少ないものの、「ターコイズ色の海に、やしの木が並んだ白砂のビーチ、そして背景にはマングローブ林と熱帯雨林が見える」、そんなリゾート地に訪れたいなら、アダマン諸島は一つの選択肢になる場所です。
一方でアダマン諸島には、17世紀頃までは外部の人間との接触が一切なかったと考えられる先住民のアンダマン人(東南アジアに住む身長が小柄なネグリトの一種でこの地に住むいくつかの民族の少々)が住んでおり、中には未だに外部との一切の接触を拒否続けているセンチネル族などが存在します。
また、物理的にはずいぶん離れているものの、アンダマン諸島はインドの「連邦直轄領」の一つで、正式名称は「アンダマン・ニコバル連邦直轄地」です。
そのため、現在は多くのインド人移民が暮らしており、アンダマン諸島の人口はおよそ35万人(ニコバル諸島も加えれば38~40万人)と言われます。
アンダマン諸島を地図で確認しておこう
アンダマン諸島を地図上で確認すると以下の通り。
アンダマン諸島は南東にあるインドネシアから約200km、北北東にあるミャンマーから約220~230kmのところにありますが、最北端に位置する2~3の島(※ミャンマー領)を除いて、驚くことに西に1000km以上も離れたインドの領地なのです。
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アンダマン諸島の歴史(アンダマン・ニコバル諸島の歴史)
アンダマン・ニコバル諸島には少なくとも数千年前、もしかしたら数万年前から人が住んでいたとされ、外部との接触を完全に絶っているために、今もなお旧石器時代のような暮らしを続ける民族(北センチネル島のセンチネル族)がいる場所。
そんなアンダマン・ニコバル諸島に1755年12月、デンマーク東インド会社がやってきた結果、デンマークはニコバル諸島をデンマーク領と宣言してこの地を統治し始めます。
しかしデンマークは、コレラやマラリアが幾度も発生した結果、何度かこの地の管理停止を繰り返していきます。
そのような状況の下、オーストリアも一時的にいくつかの島々の植民地化を試みましたが、これも失敗。
ヨーロッパ勢が本格的に足場を築いたのは、1789年にイギリスが海軍基地を置いてからでした。
そして、1868年にデンマークはニコバル諸島の権利を英国に売り渡し、1869年にこの地はイギリス領インド帝国の領土となったのです(当時のインドはイギリスの統治下にあった)。
時は流れて第二次世界大戦が始まると、アダマン・ニコバル諸島は一時的に日本軍によって占領されますが、終戦すると同時にイギリスの支配下に戻ります。
そして、イギリスからインドとミャンマー(ビルマ)が独立したことによって、この地へのイギリスの介入は終わり、ミャンマー領となったわずかな島々を除いて、アダマン・ニコバル諸島はインド連邦の一部となったのです。
アンダマン諸島への旅行
観光業はアンダマン諸島の経済の大部分を占めるべく急速に成長しており、実際にアンダマン諸島は近年、旅行先としての人気が世界的に高まってきています。
アンダマン諸島の観光スポットとアクティビティ
アンダマンは旅行先としていくつかの魅力を持っています。
まず、観光客としてこの地に降り立った人の中には、アンダマン諸島の歴史に興味を引かれる人も多いでしょう。
ここには植民地時代からの遺産や遺物が今もたくさん残っているんです。
また、アンダマン諸島の壮大な自然はとても素晴らしく最高で、この諸島特有のものを含んだ、たくさんの種類の植物や動物が生息しています(96以上もの自然保護区がある)。
そして、多くの観光客にとってのお目当は、美しいビーチに囲まれたリゾートでしょう。
なかでもハブロック島のビーチは、過去に「アジアで最も素晴らしいビーチ」に輝いたこともあるほど美しく、アンダマン諸島を代表するビーチの一つです。
アクティビティ
アンダマン諸島では、自然の美しさを楽しみたい人々にとっては常にたくさんのアクティビティが用意されています。
シュノーケリングやスキューバーダイビングで美しいサンゴ礁を楽しむことは、アンダマン諸島での観光の醍醐味でしょう。
加えて、サーフィンに適したビーチもいくつかあるので気になったら探してみましょう。
また、ハイキングやキャンプもとても人気があり、カヤックやその他のボート類も楽しめます。
ただし、その場合は安全の為に現地ガイドを付けた方が良いでしょう(※イリエワニが生息している場所もあるらしい)。
そして最近では夜に開催されるショーが増えたことから、ナイトライフも楽しむことが出来るはずです。
ベストシーズン
この地域は気温の変化があまり無く、年間を通して大体23℃から25℃くらいです。
そのため、アンダマン諸島は一年中いつ訪れても十分に楽しめますが、5月末頃には南西から、11月頃には北東から季節風に直撃される点は考慮した方が良いかと思います。
また、ダイビングは12月から4月の間が一番良い時期だと言われているので、マリンスポーツを楽しみたいならこの時期が狙い目かもしれません。
アンダマン諸島への行き方
アンダマン諸島への行き方としては、インドから飛行機で2時間ほどかけて島に入るのが一般的。
アンダマン・ニコバル諸島最大の都市「ポートブレア」にはヴィール・サーヴァルカル国際空港があり、まずはこの空港へ到着することになります。
(出典:wikipedia)
ちなみに、この空港はインド空軍も使用しており、また、外国機の乗り入れは可能ですが、この空港へ乗り入れている外国の航空会社ほとんどありません。
他にも、空の便以外にも船で島に入る方法もあります。
船は、チェンナイ、コルタカ、そしてヴィシャーカパトナムから出港していますが月に数回程度。
さらに、海の状態にもよりますが、到着まで大体2日から3日かかる上、時には激しい嵐に見舞われることもあるので利便性は高くありません。
一方、アンダマン諸島到着後の移動は簡単で、島々の間でフェリーが運航している他、船をハイヤーすることも可能です。
外国人旅行者にとっては大切な「制限区域許可証」
インド国籍保持者はアンダマン諸島を訪れる際に特別な許可は必要ありませんが、外国人観光客は「制限区域許可証(Restricted Area Permit:RAP)」の所持を求められます。
RAPには「立ち入り可能区域」と「立ち入り禁止区域」が詳しく記載されています。
ちなみに、ニコバル諸島への立ち入りは禁止されており、原住民が住む地域も厳しく立ち入りが禁止されています。
例えば、北センチネル島は世界一危険な民族と言われるセンチネル族が住んでいるため、この島へ近づくことは先住民の生活や文化を脅かすだけでなく、観光客の命も危険にさらされることを意味しているのです。
RAPの取得はアンダマン諸島への到着時にするのが一番簡単で良いでしょう。
アンダマン諸島の島々おすすめピックアップ
ハブロック島
アンダマン諸島に来たら、ハブロック島は見逃せません。
ハブロック島はアンダマン諸島に属するリッチーズ諸島の一部で、この地域では最も評価の高い島の一つ。
美しく白い砂浜の海岸、豊かなサンゴ礁、豊富な緑に囲まれたパラダイスそのものなんです。
また、美しい海岸線、輝く青緑色の浅瀬、南アジア最高の潜水の舞台が、旅行者を魅了してやみません。
スキューバダイビングやシュノーケリング、ただ泳ぐだけなど、とにかく海で遊びたいなら最高の場所です。
ニール島
ハブロック島ほど人気のある島ではありませんが、ニール島も独特の魅力を持っています。
ここは、1960年代後半まで無人島だった島で、今でも人の手がついていない大自然やこの島周辺に生息する海洋生物を見ることができます。
また、水田、バナナ園、熱帯の木々の宝庫でもあります。
島の緑と周辺の海の見事な眺めは冒険を好む人々にとって、まさに生き返るような気持ちを味あわせてくれるでしょう。
ジョリーブイ島
ジョリーブイ島は、ポートブレアの南西およそ30kmにあるアンダマン諸島の観光スポット。
細長く白い砂浜の海岸には、ねじれた乾いた木の幹があちこちにあり、白い砂浜の海岸や澄みきった美しい浅瀬が広がります。
他にも、マングローブの沼地や熱帯雨林なども、この島の魅力の一つでしょう。
ただし、一つ注意点として、この島でプラスチック製のものを使うことは禁止されているので覚えておきましょう。
小アンダマン島
小アンダマン島には、白い砂浜、魅惑的な美しさの滝、熱帯雨林、ボートでの川下り、エキサイティングなエレファントサファリ、象を使った伐採、象の子どもの訓練の見学、サーフィンなど、様々な魅力や楽しみが満載。
そして、この島の主要な観光スポットはすべて車で行くことが出来るので、限られた時間で多くのアクティビティをしたい人にとってはおすすめな島です。
ロス島
アンダマン諸島の中でも、植民地時代の歴史を楽しみたい人にとって、この島は最適だと言えるかもしれません。
島では植民地時代からの様々な遺跡、例えば、教会、病院、ベーカリー、出版社、プール、兵舎、舞踏室、総督邸、政府機関の跡などを見つけることが出来ます。
また、この島にはクジャクやアヒルなど、たくさんの鳥がいるので鳥好きにとっても良い場所だと言えそうです。
さらに、ポートブレアから2kmと非常に近く、空港に到着した後の最初の行き先としても良いかもしれません。
ロス&スミス島
(出典:wikitravel)
アンダマン諸島に属する「ロス島」と「スミス島」は双子の島として知られています。
2島は砂州(入江の一方の岸から対岸に届いている砂の堆積構造)でつながっており、それによって双子のような形になっているんです。
島の白い砂州は干潮のときはその姿を現し、満潮になるとまた姿を消し、この光景がこのロス&スミス島に訪れるべき最大の理由です。
バラタン島
バラタン島は、かつて先住民族が住んでいたと言われ、非常に危険な場所と思われてきた場所。先住民達はこの地を訪れた人を次々に襲っていたそうです。
しかし、現在はアンダマン諸島の観光地の一つとして知られ、特にこの島にある鍾乳洞や、インドで唯一の泥火山(地下深くの粘土が地下水およびガスなどとともに地表または海底に噴出し、堆積した地形やその現象。 必ずしも火山活動と関係のあるものではなく、溶岩などに比べると温度は非常に低い)は見ものでしょう。
また、乗り物に乗って熱帯の森を探索するのも、この島での大人気アクティビティの1つです。
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アンダマン諸島|先住民や行き方からリゾートや旅行先として訪れたい島まで紹介のまとめ
インド領のアンダマン諸島は、美しい海や浜辺、そして熱帯雨林などが魅力で、近年は観光地としても人気が高まりつつある列島。
もしも興味が湧いたなら、実際に訪れる計画を立ててみるのが良いかもしれません!