アゾレス諸島|行き方や地図を確認して観光スポットも抑えておこう!

アゾレス諸島について見ていきましょう。基本的な概要から行き方や地図上での場所の確認、各島の特徴や観光スポット、そして抑えておきたいポイントまでを紹介していきます。

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ヨーロッパ大陸から離れた大西洋沖には、幾つかの島々が並んでおり、緑豊かな自然や歴史的な建造物などによって多くの観光客を魅了している場所があります。

その名も「アゾレス諸島」と呼ばれる群島で、ポルトガルの自治領。

アゾレス諸島の自然は、2009年に「生物圏保護区」としてユネスコに登録されているほど美しくて有名なんです。

この記事では、そんなアゾレス諸島に関して、地図上での位置関係や行き方の確認、アゾレス諸島を構成する主要な島の観光スポット、そして、観光に行くなら抑えておくべきポイントなどを挙げながら、詳しく紹介していこうと思います。

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アゾレス諸島とは?

アゾレス諸島とは、地中海からジブラルタル海峡(スペインのイベリア半島とアフリカ大陸のモロッコに挟まれた海峡)を出た、大西洋の中央部に位置する行政的にはポルトガル領に含まれる群島

9(または10)の主要な島々から構成されていて、以下の3つに大きく分けられます。

  • 東部
    • サンミゲル島サンタマリア島
    • フォルミガス島 ※水面に露出した岩の集まりのような島なので紹介されないこともよくある
  • 中部
    • テルセイラ島グラシオーザ島サンジョルジェ島ピコ島ファイアル島
  • 西
    • フローレス島コルボ島

(島とも言いにくい0.009㎢のフォルミガス島を除外した場合)中でも最も小さな島はおよそ17.5㎢のコルボ島で、最も大きなサンミゲル島はおよそ759㎢。そして、アゾレス諸島に属する島全体を合わせると約2350㎢の面積になります。

そこへおよそ25万人の人々が暮らしており、サファイアブルーやエメラルド・グリーンの湖、緑豊かな牧草地、火山円錐丘(かざんえんすいきゅう)や噴火口、色鮮やかなアジサイやツツジ、15世紀に建てられた教会や壮大な領主邸などの建築物でも知られます。

また、気候は温暖で、一年を通してアゾレス諸島の気温はだいたい15度から25度の間に収まります。

一方で、2世紀以上かけて、これら散らばった島々にはゆっくりと別々に入植が進んだため、各島における文化や方言、食や伝統は細部で異なってくるのが特徴です。

さらに、アゾレス諸島は主にポルトガル本土からの移民が多くやってきましたが、他にも、フラマン人、フランス人、スペイン人、そしてムーア人の囚人や、アフリカから奴隷として連れてこられた人も入ってきたため、人種的な人口構成は本土のポルトガルと少し異なると言えるでしょう。

ちなみに、アゾレス諸島が1976年にポルトガルの自治領となって以降、三権(立法権、行政権、司法権)の長は、その群島という特性を活かして、以下のようにそれぞれ別の島に置かれています。

  • 行政府
    • サンミゲル島のポンタ・デルガダ
  • 立法府
    • ファイアル島のホルタ
  • 司法府
    • テルセイラ島のアングラ・ド・エロイズモ

地図で見るアゾレス諸島の場所と行き方

アゾレス諸島の場所を地図上で確認してみましょう。

スペインとモロッコに挟まれたジブラルタル海峡を出て、少し北西へ直進していったところにアゾレシュ諸島が位置しているのが分かります。

その距離は、ポルトガルの海岸からおよそ1300km、ポルトガルの首都リスボンからはおよそ1650km、そしてモロッコの北西の端からはおよそ1500kmです。

アゾレス諸島への行き方

またアゾレス諸島には、「サンタ・マリア」、「ポンタ・デルガダ」、「アングラ・ド・エロイズモ」の3つの国際空港があり、日本からアゾレス諸島への行き方としては、一度ポルトガルのリスボンを経由して、サン・ミゲル島へ到着するというのが一般的でしょう。

そして、アゾレス諸島内では、各島を結ぶ航空便や各島を結ぶフェリーが運航されているので、これらの交通手段を利用して移動していくことになります。

アゾレス諸島の島々(観光スポット付き)

アゾレス諸島全体について見てきましたが、ここからはアゾレス諸島に含まれる各島(フォルミガス島を除く)の見所や特徴などを紹介していきます。

サンミゲル島

サンミゲル島はアゾレス諸島最大の島であり、アゾレス諸島の人口の半数以上が住居を構えている場所。

諸島の首都であるポンタ・デルガダが置かれており、美しい海に囲まれた島には天然の緑と、ヨーロッパ人が入植した時に持ってきたお茶の畑が広がります。

さらに、16世紀から18世紀に建設された多くの歴史的建造物が訪れる人を楽しませてくれる場所でもあり、

  • サン・セバスチャン教会
  • サン・ペドロ教会
  • サン・ホセ教会
  • ノッサ・セニョーラ・ダ・エスペランサ礼拝堂
  • サンタアナ教会
  • ベラ要塞

といった建築物を訪れてみると良いでしょう。

また、カルロス・マチャド博物館を訪れて、この諸島の歴史を知るのも良いかもしれません。

他にも、ファーゴ湖、リベイラ・グランデ町、ヴァレ・ダス・フルナス(スパや温泉)などもおすすめです。

サンタマリア島

サンタマリア島はアゾレス諸島の中では最も東に位置する島で、白い砂浜が広がるビーチと黒い砂浜のビーチのコントラストで知られる場所。

マリンスポーツ施設があり、ウィンドサーフィンやウォータースキー、その他のマリンスポーツを楽しみたい人にとっては良さそう。

また、サン・ロウレンソやサン・ペドロなどの区域や、壮大な領主邸や大教会、コロンブスの乗組員が祈りを捧げたノッサ・セニョーラ・ドス・アンジョス教会があるヴィラ・ド・ポルトなどを訪れてみるのが良いかと思います。

テルセイラ島

テルセイラ島はアゾレス諸島の中では3番目の大きさを持つ島で、最近だと2000年に噴火したセッラ・デ・サンタバールバラ山がある火山島。

この島最大の首都である「アングラ・ド・エロイズモ」は、かつてアゾレス諸島の首都であったり、大西洋における重要な戦略拠点であったため、この島には豊かな歴史的・文化的建造物が多く残っているのが特徴。

実際、歴史的中心地であるアングラ・ド・エロイズモは、ユネスコの世界遺産に登録されています。

この島に来たら、

  • サン・セバスティアーノ城
  • サン・ジョアン・バプティスタ城
  • ベッテンコート宮殿
  • キャピタエス・ゲネライ宮殿
  • イエズス会の教会

などを訪れてみましょう。

グラシオーザ島

グラシオーザ島は、大自然と牧場の緑が美しく融合し、その中に点在する民家や建造物の白さが混ざり合って独特な魅力を醸し出している島。

また、緑が豊富な肥沃な土地を活かして、数々の果物やワイン、オーガニックビーフや賞を獲得するほどのチーズなどを生産しています。

そんなグラシオーザ島にある村「サンタ・クルース・ダ・グラシオーザ」では、

  • 古代の街並みや領主邸
  • 美しい教区
  • サント・クリスト教会
  • クルズ・ダ・バーラ
  • 民俗学的に価値のある家屋

などが自慢です。

また、硫黄を含む洞窟フルナ・ド・エンソフレなどもあります。

ファイアル島

ファイアル島は、東岸のオルタに有名なヨットハーバーがあることで知られる島。

このヨットハーバーは、大西洋横断ヨットの寄港地としての役割を持ち、多くのヨットが係留すると同時に、ホテルやレストランが並びます。

また、17世紀に作られた美しいタイルや金メッキ彫刻、18世紀のサン・サルバドール教会やカルモ教会、サンフランシスコ教会を見ることができます。

他にも、

  • ポルトピムの要塞
  • 自然保護区
  • コスタ・ダ・フェテイラにある洞窟
  • モンテ・ダ・グイア展望台

などにも訪れてみましょう。

ピコ島

ピコ島はアゾレス諸島の中では2番目に広い面積を抱える島。

アゾレス諸島並びにポルトガル全土で最高峰となる、海抜2351mのピコ山からその名前がつけられた島です。

15世紀以来続くとされる、伝統的な農業の景観は、その美しさや文化的価値によって、「ピコ島のブドウ畑文化の景観」として2004年にユネスコ世界遺産に登録されました。

そんなピコ島に来たら、

  • 18世紀に建てられたサン・ロケ教会
  • サン・ペドロ・デ・アルカンタラ協会があるサン・ロケ・ド・ピコ
  • 捕鯨博物館のあるラジェス・ド・ピコ
  • ワイン博物館や17世紀に建てられた教会があるマダレーナ
  • 美しいワイン農園邸宅があるアレイア・ラルガ

が必見です。

サンジョルジェ島

細長い形が特徴的なサンジョルジェ島は、ピコ島から北へ15km離れた所に位置する島。

漁港があるヴェラスという町が島の中心地で、

  • 領主邸
  • サンジョルジェ教会
  • ノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン教会
  • アゾレス諸島のバロック様式で建設された町役場

などが興味深いかもしれません。

フローレス島

アゾレス諸島を構成する9つの主要な島の中では、最も西に位置するのがフローレス島。

大自然に囲まれた島で、ハイキングをしたり、島の周辺をボートで周ってみたり、スキューバダイビングをやってみるなんていうアクティビティが人気。

また他にも、

  • リベイラ・グランデの滝
  • ボートで行くグルタ・ドス・エンザレウス洞窟
  • 花々に囲まれた7つの湖

なども見ものです。

コルボ島

主要な9つの島の中で一番小さな島であるコルボ島は安らぎの場所。

  • ヴィラ・ノヴァ・ド・コルヴォにある小さな丸石が敷き詰められた狭い街路
  • ノッサ・セニョーラ・ドス・ミラグレス教会

は一見の価値があります。

また、島に存在する巨大な火山クレーターには2つの湖があり、その中にはアゾレス諸島を思わせる小さな9つの島(陸地)があります。

アゾレス諸島へ観光で行くなら抑えておきたい2つのこと

最後に、アゾレス諸島へ観光で行くなら必須で抑えておきたい2つのことを紹介しておきます。

「スポット・アゾレス」で島周辺の天候をリアルタイムチェック!

アゾレス諸島の天候は目まぐるしくコロコロ変わることも多く、朝確認した天気のまま、一日中過ごせないことなんていうのは日常茶飯事。

ほんの僅かな時間で天気が劇的に変わってしまうことがあり、極端な言い方をすれば、1日で四季を経験出来てしまうような日もあります。

そこで、アゾレス諸島へ行くなら絶対に利用したいのが、「スポット・アゾレス(Spot Azores)」というスマホのアプリケーション。

このアプリを使うと、アゾレス諸島の天候をリアルタイムでチェック出来るようになり、各島を行き来したり、島内を散策する上で非常に役立ちます。

ちなみに、利用するには現地のWifiに繋げば問題ないですが、どこでもスマホを使いたいという場合は、日本からシムフリー(Simフリー)のスマホを持って行って、島に到着してから簡単に入手出来るsimカードを利用してみるのが良いかと思います(※2018年現在は手に入れられますが、ルールが変わる可能性もあります)

火山島の地熱を利用して調理したコジドゥ・ナス・カルデイラスを試すべし!

アゾレス諸島の最大の島サン・ミゲル島へは絶対に訪れることになるかと思いますが、この島へ行った際には、フルナス湖の北側のカルデラ(火山の噴火口)辺りの地熱を使って作る、「コジドゥ・ナス・カルデイラス(cozido nas caldeiras)」という料理を試してみましょう。

このコジドゥ・ナス・カルデイラスは、肉、ソーセージ、野菜を入れて、地中で7時間ほどかけてゆっくりと煮込んで調理する「スープの少ないシチューの様な料理」。

料理に含まれる水分は食材に含まれる肉汁や野菜のエキスのみで、他には何も加えず、旨味が閉じ込められた濃厚で超美味しい料理になるんです。

「火山の地熱を使った料理を試してみたい」とか「食材の濃厚なエキスが閉じ込められた美味を味わいたい!」というなら、コジドゥ・ナス・カルデイラスは必須で試しておきましょう。

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アゾレス諸島|行き方や地図を確認して観光スポットも抑えておこう!のまとめ

アゾレス諸島について紹介してきました。

大西洋に浮かぶポルトガルの自治領「アゾレス諸島」は、大自然が素晴らしく、また、歴史的な建造物が魅力的な場所。

興味があるならぜひ一度訪れてみると良いかもしれません。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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