アフリカの動物・生き物一覧|アフリカ大陸に適応した生物21選!

アフリカの動物・生き物21種を一覧としてまとめていきます。アフリカ大陸に適応した、独特な生物達について見ていきましょう。

アフリカは世界で2番目に大きな大陸。

また、人類の起源となった場所とも言われ、そこには多彩な文化や進化の足跡が残っています。

一方で、大自然を抱えるアフリカはまた、他の動物にとっても重要な場所となってきました。

そこには、世界中の誰もが知る有名な動物から、あまり知られていない動物まで、アフリカを生息地とする数々の動物が存在しているのです。

この記事では、そんなアフリカに生きる動物の中から21種をピックアップして、簡単な一覧として紹介していきます。

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アフリカの動物1:ライオン

百獣の王としても知られるライオンは、アフリカの動物を代表する生き物でしょう。

ネコ科で最も威厳のある動物の1種と言え、アフリカ大陸に生息する陸棲動物としては食物連鎖の頂点に君臨します。

また、ライオンは社会的動物で、1〜3頭ほどのオスに対して15匹ほどのメスが一緒になり、群れを成して生活をしていることでも有名。

オスは住処を守り、メスは狩りを担当するのです。

一方でライオンは通常、一日のほとんど(20時間ほど)を寝そべり、ダラダラと生活することはあまり知られていません。

アフリカの動物2:アフリカゾウ

アフリカにいる動物を代表する一種と言えば、現在確認できる生き物としては「陸棲動物最大」となるアフリカゾウを忘れてはならないでしょう。

その体長は6〜7.5mにもなり、体重は最大10トンにもなるなど、まさに陸棲動物最大を象徴するような体を持っています。

また、アフリカゾウには2つの亜種がいるとされ、それぞれ次のような特徴を持ちます。

  • サバンナゾウ(またはソウゲンゾウ)
    • 牙はより大きく、そして反っている
  • マルミミゾウ
    • 牙は真っ直ぐ

ちなみに、アフリカゾウは現在、絶滅が危惧され、毎年8%のゾウが未だに象牙目的のため密漁されており、現在ではおよそ50万頭前後のゾウしか残っていないと考えられています。

アフリカの動物3:シマウマ

シマウマは、黒と白の縞模様で有名なアフリカ各地で見られる馬の一種。

自然界では天敵であるライオンやハイエナなどから逃げるためにも速く走る必要があり、最大速度は時速65km前後に達する、非常に速く走ることが出来る陸上の生き物です。

また、その特徴的な縞模様は、これまで多くのデザインにも採用されてきたなど、アフリカを代表する動物の一つと言えるでしょう。

アフリカの動物4:キリン

キリンもライオンやシマウマと同じように、アフリカを代表する動物の一つ。

世界一背が高い動物として知られ、その高さは大きな個体で5.5mほどにも達しますが、その大部分は長い首が占めます。

また、首だけでなく、キリンは他にも長い舌を持っており、この長い舌を使って木の上にある葉などを掴んで食べるのです。

その結果、他の草食動物たちが届かない場所にある餌を確保出来、キリンにとっては生存競争を勝ち抜くための非常に有効な武器となっています。

アフリカの動物5:オカピ

オカピはウマとシマウマを合わせたような見た目、胴体は黒褐色であるのに対して、四肢がシマウマの様になっているのが特徴的な、アフリカ大陸中部に住む生き物。

ただし、実際はキリンの仲間で、顔を良くみるとキリンと似ているのが分かります。

しかし、キリンの様に長い首は持たず、またキリンが群れをなして生活するのに対して、オカピは単独での行動が基本です。

アフリカの動物6:ヌー

牛の一種であるヌーは、アフリカの平原を大移動する動物として度々テレビなどに登場する動物。

アフリカの動物を特集する番組では基本的に主役になることはありませんが、ほぼ毎回登場する重要な脇役として、その姿は良く知られています。

体長は最大で240cm、体重は最大で250kgと比較的大きく、ピーク時には数十万等の群れを作って、食料や水を求めながらアフリカの大草原を移動するのです。

ちなみに、生き残るための戦略として、およそ80%のメスが同時期に出産すると言います。

これにより、捕食動物から小さな子供がピンポイントで狙われることを避ける効果が期待でき、多くの個体が成獣まで成長出来るようになると考えられます。

アフリカの動物7:イボイノシシ

サハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生息するイボイノシシもまた、ヌーと同じように主役になることはないけど、脇役として度々アフリカを舞台にしたドキュメンタリーや物語に登場する動物。

90〜150cmの体長と50〜100kgほどの体重を持つ、やや小ぶりなイノシシの一種で、頭部から背中にかけて生えるたてがみが特徴的です。

ちなみに、その外見とは裏腹に、イボイノシシは最大時速48kmものスピードで走ることが可能だったりします。

アフリカの動物8:ブチハイエナ

これまた主役にはならないけど、脇役としてはほぼ確実に登場するであろうアフリカの動物の一つがブチハイエナ。

他の動物が残したものを奪ったり、死骸を食べることから、外見までもが醜く描かれることもある、少し可哀想な動物ですが、実は自らも狩りの名人であり、自分で獲物を捕食する能力を申し分なく持ち合わせています。

また、何十頭かの群れを作って行動するなど、高い社会性を持つことでも知られています。

ちなみに、ブチハイエナは以外に大きく、その体長は最大で165cm、体重80kg程度にも達するため、複数集まると非常に攻撃力の高い集団となります。

アフリカの動物9:アフリカスイギュウ

一般的なスイギュウに姿が似ているものの、人に懐くことはない非常に危険で攻撃的な動物がアフリカスイギュウ。

実際に、毎年200人以上の人々がアフリカスイギュウに襲われて命を落としていると言われます。

また、大きな場合は1000頭を超える群れで生活し、その群れによって捕食者から身を守っている社会的な生き物です。

一方で、老齢になった個体は群れから離れ、単独で生活することもあります。

アフリカの動物10:ハーテビースト

アフリカ大陸各地の草原に生息するハーテビーストは、牛の仲間に含まれる動物で、体長は最大で250cm、体重は220kgにもなる比較的大きな動物。

社会的動物としてしられ、ヌーほどは大きな群れを作らないものの、それでも20〜300頭程度の群れを作って生活しています。

一方で、人間によるハンティングの対象となったり、人間が連れてきた家畜に生息域を奪われるなどしているため、近年は個体数が減少してきているとされます。

アフリカの動物11:ブッシュバイパー

その外見が、伝説の生き物であるドラゴンや竜の様であるため、かっこよさが半端ないのがブッシュバイパー。

サハラ砂漠以南のアフリカ大陸の熱帯雨林に生息する生き物で、トゲの様に見えたり、また、羽毛のようにも見える鱗をまとっているのが特徴です。

一方で、猛毒を持つ毒蛇としても知られます。

アフリカの動物12:チーター

ネコ科の動物として知られるアフリカに棲息するチーターは、世界最速の陸生動物として有名。

なんと、最大時速100km(110km以上とも言われる)にも達すると言われ、しかもその加速度も圧倒的。

大抵のスポーツカーよりも早く最高速度に到達出来るらしく、それにかかる時間はたったの5秒。速い個体だと3秒で最高速度に達することもあると言われます。

また、走ったり方向転換をしたりする時、チーターは尻尾でバランスを取っているらしいです。

アフリカの動物13:クーズー

クーズーは、ウシ科の大部分の種を含むレイヨウまたはアンテロープの仲間で、アフリカの東部と南部に広く分布する生き物。

体長は190〜250cmで、肩高は130〜150cmと比較的背が高く、非常に長い角を持ち、身体に縞模様を持つのが特徴。

森林地帯、山岳地帯、丘や低木地帯など、数々のエリアで草木を食べて暮らしています。

ただし、楽器の材料となる角を対象としたクーズーの密猟が行われており、その数を減らしています。

アフリカの動物14:ダチョウ

飛べない鳥として有名なダチョウは、世界最大の鳥であり、アフリカ大陸に生息する生き物。

飛行能力を持たない分、進化の過程で速く走る能力を伸ばすことに成功し、最大速度70kmを出すことが出来る、陸上最速で走れる鳥となりました。

また、そのスピードを発揮する強力な両足は武器にもなり、敵に対して強烈なキックを加えることで、自らの身を守っています。

そんなダチョウは、体高が230cm、体重は135kgにもなるなど、多くの人が想像する以上に大きな体を持ち、卵でさえ1.5kg近くにもなると言うから驚きです。

アフリカの動物15:アフリカジャコウネコ

いわゆる「猫」も含まれるネコ目に属しながらも、その外見が他の猫と異なるジャコウネコは、ネコ目に属する動物としては原始的な特徴を残した種類の動物。

そんなジャコウネコの中でも、アフリカ大陸に生息する種がアフリカジャコウネコと呼ばれ、体長は65〜80cmほど、体重は大きい個体では20kgほどになります。

雑食性であるため、爬虫類や昆虫といった動物性のものから、果物までなんでも食べることで古代から生き延びてきました。

ちなみに、世界一高いコーヒーとしても知られる「コピ・ルアク」は、インドネシアに住むジャコウネコの仲間が糞をした際、未消化のままになったコーヒー豆から作ったコーヒーです。

アフリカの動物16:リカオン

イヌ科に属しますが、飼い犬とは違うリカオン属を構成するリカオンは、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南の地域に生息する動物。

全身が粗い体毛で覆われている上に、黒や黄色がかったブチが目立つため、外見的にハイエナに近しい動物と思われがちですが、ハイエナとも異なる種類の動物で、なんと最大時速70km程度を出せる、とても速く走れる生き物の一種です。

また、1本の足につき指が4本しかないことでも知られ、さらに、社会性のある動物で、メスが出産をすると群れで子供たちの世話をし、弱った個体がいれば、他の仲間が世話をすることもあると言われます。

一方で、家畜や狩猟獣を襲うために害獣として見なされ、人間によって駆除の対象になった結果、現在は数を減らしてしまっています。

アフリカの動物17:サイ(シロサイとクロサイ)

サイには現在、5つの種が存在していますが、そのうち2種はシロサイとクロサイと呼ばれ、アフリカで見られる動物です。

両者の大きな違いは体の大きさで、シロサイの体長が335〜420cmであるのに対して、クロサイは280〜290cmと小ぶり。

また、体重もシロサイは最大で3.6トンになるのに対して、クロサイは最大で1.3トンほどです。

ただ、何れにせよ非常に大きな体を持つことには違いなく、普段は人間を避けて大人しく暮らしていますが、いざ危険を感じると大きな体と顔から生える角で攻撃してくるなど、非常に危険な動物に変わります。

アフリカの動物18:カバ

一見すると穏やかそうに見えるカバは、体長3.5〜4m、体重は1.5トン近くにもなる巨大な生き物で、実は非常に気性が激しくなることでも知られる、とても危険な動物。

サハラ砂漠以南のアフリカ大陸の川や沼地付近に生息し、一日に40kg近くの食料を食べる草食動物に分類されます(ただし、死んだ動物の肉を食べる事例も報告されている)

一方で、日中は主に水中で生活し、夜間に4~5時間陸上へ上がって採食活動を行います。

アフリカの動物19:ディクディク

今まで見た鹿の中で一番可愛いかもしれないのが、ディクディクと呼ばれるアフリカに住む鹿の仲間。

その体高は30〜40cm程度で、体長は50〜70cm、そして体重も最大で6kg程度と、とても小さく、顔に不釣り合いなほど大きな目を持つため可愛いアフリカの生き物です。

主に乾燥した草原、低木林、半砂漠などに生息し、自分たちの縄張りに目の端(眼下部の臭腺)から分泌されるネバネバした物質でマーキングするユニークな特徴でも知られます。

アフリカの動物20:ホオジロカンムリヅル

アフリカ大陸南部に生息するホオジロカンムリヅルは、首周りを覆う灰色の毛、黒と白の体と顔、顔と喉元に少し含まれる赤色という独特の色が目立ち、さらに、頭の上にある黄色の王冠のような羽が特徴的。

全長は100cmほどにもなり、沼地や川などの湿地帯、また草原地帯に生息し、雑食性動物で昆虫やトカゲ、果物や種など、ほとんど何でも食べます。

また、ウガンダの国鳥に指定されている動物としても知られます。

アフリカの動物21:アビシニアコロブス

アフリカ中西部と東部の熱帯雨林や森林、樹木の生えた草原地帯の樹上で暮らしているアビシニアコロブスは、その独特な外見から「世界で最も美しい猿」とさえ言われることがある生き物。

非常に目立つモジャモジャの黒と白の毛を持ち、頭には王冠を載せたような盛り上がりがあります。

また、アビシニアコロブスの「コロバス」は、ギリシャ語で「切断する」という意味を持つことからも分かる通り、一見すると「親指を持っていない」と思われるほど親指は小さいのが特徴です。

そんなアビシニアコロブスは、木の上から降りることは多くなく、木の上で主に、葉や枝、果物などを食べて暮らしているのです。

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