ブータン(ブータン王国)は北を中国、南・西・東をインドに挟まれた南アジアの小国。
名前に「王国」が付くことからも分かる通り、立憲君主制を敷く国です。
世界的には「国民総幸福量(GNH)」と呼ばれる幸せの指標を一つの重要な国の基準として提唱したことで有名です。
ブータンの面積や大きさについて様々な比較と併せて解説します。
ブータンの大きさ(面積や人口規模)はどれぐらい?
ブータンの大きさを理解する上で、面積と人口規模(+人口密度)を合わせて確認していきましょう。
ブータンの面積サイズは?
ブータンの面積 | 38,394㎢(14,824平方マイル) |
ブータンの面積は38,394㎢(14,824平方マイル)です。
その内、水面積はわずかに1.1%ほどで、ほぼ全ての国土面積は陸地面積となります。
ちなみに、ブータンの国土面積とされていたものは元々46,500㎢ほどありましたが、かつて領土としていた北部が中国領と主張された結果、2006年に新国境線が発表され、現在の国土面積となりました。
ブータンの人口規模や人口密度は?
ブータンの人口数 | 約772,000(2020年時点) |
ブータンの人口密度 | 約20 / ㎢(2020年時点) |
ブータンの人口は2020年時点で約77万2000人です。
また、ブータンの人口密度は1平方キロメートル辺り約20人となっています。
ブータンの面積を他のものと比べてみると?
ここからは、ブータンの大きさをより理解するためにも、いくつかの異なる対象と面積を比較していきましょう。
ブータンの面積は九州の面積に近い
日本人にとって、ブータンの面積を例える上で一番分かりやすい比較対象はおそらく九州だと言えるでしょう。
日本の主要4島の一つに数えられる九州(九州島)は、その面積が36,782.37㎢。
ブータンの面積38,394㎢に対して、僅か1611.63㎢の差しかなく、ブータンは九州よりも4%程度大きいだけであるため、ほぼ九州とブータンの面積は同じであると言えるのです。
ちなみに、ここで言う九州とはあくまでも「島」としての九州(九州島)であり、九州地方(九州島、付随する島、沖縄県を合わせた呼び名)ではない点に注意です。
ブータンの面積を東京の面積と日本の国土と比べてみると?
他にもブータンの面積を、東京都の面積と日本全体の国土面積と比較して表にしておきましょう。
ブータンの面積 | 38,394㎢ | |
東京都の面積 | 2,194㎢ | ブータンの大きさは東京都の約17.5割 |
日本の面積 | 377,975㎢ | 日本はブータンの約9.84倍 |