世界最大の淡水魚12選!世界一大きい淡水魚の驚愕のサイズとは!?

世界最大の淡水魚をランキング形式にして、12種類紹介していきます。世界一大きい淡水魚の驚愕なサイズを確認していきましょう。

地球上の海、川、湖には数えきれないほどの種類の魚が泳いでいますが、中でも海にいる巨大魚達は、その大きさから比較的よく話題に上ります。

一方で、淡水に生きる淡水魚達に関しては、どれほど体が大きくてもそこまで注目されることがないためか、あまり知られていません。

この記事では、そんな淡水魚達の中でも、その大きさで世界最大級とされる12種の魚をランキング形式で紹介していこうと思います。

(※巨大な淡水魚達の大きさは個体によっても異なってくるため、この記事に記載されているランキングはあくまでも目安であり、絶対的な順位ではありません)

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世界最大の淡水魚12:アムールイトウ

サケ科のイトウ属に分類される淡水魚のアムールイトウ(タイメン)は、ロシアのシベリアやモンゴル周辺の河川に生息する世界最大級の淡水魚。

全長は200cmを超え、また体重も100kg前後にまで成長します。

鮮やかなサケのような尻尾を持ち、「川の狼」という異名が付けられています。

さらに、他の多くの魚類に比べ、成熟期に達するまで長い時間がかかることで知られ、その寿命は30年、もしくはそれ以上に及ぶことから、十分な時間をかけて驚くべき大きさにまで成長することができるのです。

一方で、その長い寿命によって、早期に成熟、または繁殖することがないため、その個体数は環境要因の変化に特に影響を受けると考えられています。

ちなみにこの魚は、サケ科の中でも最大かつ最古の魚であり、サケとマスの間の進化上の「リンク」だとも見なされています。

世界最大の淡水魚11:ナイルパーチ

主にアフリカ大陸にあるナイル川およびコンゴ川、チャド湖、そしてその他の河川流域に生息するナイルパーチは、全長2m、体重200kg以上に達する世界最大級の淡水魚。

この巨大魚は、甲殻類、軟体動物、昆虫類、それに他の魚が大好物なのであり、自分と同じ種類であっても小型の個体であれば、見境なく貪って食べてしまうことでも知られています。

黄色い外輪のある黒い目が特徴で、また、多産性なため、驚くべき速さで繁殖していくことで知られます。

アフリカの中でもエチオピア地域を原産としていましたが、漁師の漁獲量を改善する目的で1950年代にビクトリア湖に導入された結果、一気にその生息域を拡大。

特にビクトリア湖への侵入は、元々いた在来種の生態系に与えた大規模破壊の最たる例として知られています。

現在は鑑賞熱帯魚として日本でも人気が高い上に、レストランなどではフライ用の白身魚として利用されている点でも有名でしょう。

世界最大の淡水魚10:デンキウナギ

狩りをする時には、6000個の電気細胞を使って電気ショックを発生させ、同時に放電して獲物を失神させることで有名なデンキウナギもまた、世界最大級の淡水魚の1つ。

その名に反し、ツルツルした見かけのデンキウナギは実はウナギではなく、分類上、ナマズに近い魚です。

体重こそ20kg前後と低いものの、体長に関して言えば2.5m近くにまで達する巨大魚で、南米北部のアマゾン川とオリノコ川流域に生息しています。

このユニークな生き物は濁った水域に生息し、魚類や両生類はもとより、小型の鳥類や哺乳類さえも捕まえようと待ち伏せしているのです。

そんなデンキウナギが放電する電荷は600ボルトにも上り、馬ですら電気ショックで気絶させることが可能。

また、この放電能力によって他の生き物から狙われることはほとんどなく、防衛機能としても役立っています。

世界最大の淡水魚9:アリゲーターガー

北アメリカ大陸最大の淡水魚の1つと言われるのが、ワニのような幅の広い頭部を持つことからユニークな名前が付けられているガー目ガー科のアリゲーターガー。

幅の広い骨ばった頭の形が、上から見た際にワニと酷似しています。

その大きさは通常サイズの個体でも2mを超え、また体重も100kg前後にまでなり、過去には全長304.8kgの個体や、全長257.2cmで体重が148kgに及ぶ巨大な個体が見つかったこともありました。

その外見は恐ろしいワニに似ていても、アリゲーターガーは一般的に大人しい生き物で、人間にもほとんど脅威を与えません。

この魚が与える最大の危険はおそらく、摂取すると毒となる卵と、ボートに引っ張り込まれた時、暴れることで引き起こされるダメージぐらいです。

世界最大の淡水魚8:オオメジロザメ

オオメジロザメは熱帯または温帯の海域の多くに生息する海水魚という側面を持つ一方で、淡水域にも進入可能な淡水魚としての側面も持つサメ。

ミシシッピ川やアマゾン川をはじめ、さらにはニカラグア湖などの淡水湖にも生息しています。

その全長は平均的に2.4m前後で、体重は90〜130kg程度であるものの、中には全長4m、体重も300kgを超える個体が生まれることがあります。

丸みのある鼻先と狂暴性で知られ、遊泳者に遭遇しやすい浅い水域によく出没する傾向から、人間に対しても危険なサメの一種とされています。

ちなみに、オオメジロザメが浅い海域を好むのは、比較的小さな目と弱い視覚に関連している可能性があるとされます。

浅瀬には通常、より多くの生き物が密集しており、視力が弱くても狩りの成功率が高まるからです。

世界最大の淡水魚7:ピラルクー

南米のアマゾン川に生息するピラルクーは、世界最大級の淡水魚の1つとしてよく名前が挙がる魚。

通常個体は全長2〜3mで、体重は100kgを少し超える程度であるものの、中には3mを優に超える個体も現れ、5m近くになることもあります。

尻尾に向かって広がる明るい赤またはオレンジ色の斑点を持ち、咳のような特徴のある音を立てて水面で呼吸するといった特徴を有します。

また、この巨大淡水魚は通常、他の魚を主食としているにも関わらず、水面に頭を出した時には稀に、果物や鳥類を捕食することでも知られます。

ピラルクーは超高速で前進して狙った獲物を動揺させ、その間に掃除機のような口で一飲みにしてしまうのです。

世界最大の淡水魚6:メコンオオナマズ

東南アジアのメコン川流域に生息するメコンオオナマズは、平均的な個体の全長が2m前後、また、体重は200kgを超えてくる巨大な淡水魚。

長さにおいては他の世界最大級の淡水魚の方が遥かに大きかったりしますが、体重はその全長に比べて圧倒的で、また、巨大な個体だと全長3m、体重300kg近くにまでなることもあります。

そして、ナマズの中まであるため、世界最大級の「鱗のない淡水魚」の1つ。

他のナマズの口から伸びている普通のヒゲに比べて、はるかに目立たないヒゲを持ちます。

さらに、歯がないことでも知られ、植物だけを食べる魚としては世界最大の魚です。

世界最大の淡水魚5:ヨーロッパオオナマズ

北欧を除いたヨーロッパのほぼ全域で見られる巨大なナマズ「ヨーロッパオオナマズ」は、大きな個体では全長が最大で5m、体重は400kg近くにまで達する巨大な淡水魚。

ただし、全長2mを超えるためには、例外的にとても良い環境で成長することが必要とされるため、平均的には最大で2m程度だと言えるでしょう。

大きな下腹部のヒレや長いヒゲが特徴的です。

大きな口を開けて強力な吸引力を発生させて獲物を一気に飲み込むことで、その他の魚やウナギ、甲殻類、そして運の悪い齧歯類やカモなどを捕食しますが、決して人を襲うことはありません。

しかしそれでも、その恐ろしく大きなサイズから、現地の人の間では「ヨーロッパの人喰い魚」や「人喰いナマズ」と呼ばれることがあります。

また、ヨーロッパオオナマズがスポーツフィッシングの対象として導入された結果、地域によっては元来の生態系が崩れる大きな要因となってしまっています。

世界最大の淡水魚4:シロチョウザメ

北米の河川および太平洋側の河口に生息するシロチョウザメは、巨大な個体の全長は6m近く、そして体重は450kg近くになることで知られる世界最大級の淡水魚。

ただし、平均的な個体は全長2.1m前後です。

平たいシャベルのような形をした特徴的な頭を持ち、ナマズが持つようなぬるぬるした皮膚やその他多くの魚にある鱗はなく、代わりに固く骨ばった「鱗甲」と呼ばれる板状の組織があります。

また、骨ではなく軟骨からできた内部骨格によって、シロチョウザメはとても柔軟で、水中を機敏に泳ぐことができます。

世界最大の淡水魚3:シナヘラチョウザメ

シナヘラチョウザメはチョウザメの仲間。

ただし、チョウザメが属するチョウザメ科ではなく、ヘラチョウザメ科に属し、その中でも中国に生息する世界最大級の淡水魚です。

その全長は3m超となり、また体重も250〜300kg近く、長い刀のような鼻「吻(ふん)」を持つのが特徴で、「吻」は揚力を生み出してスタビライザーの役割を果たしています。

一方で乱獲や自然環境破壊によって急激に個体数を減らしており、近年ではほとんど姿が確認されていない絶滅危惧種です。

世界最大の淡水魚2:プラークラベーン

プラークラベーンとは、東南アジアの一部の地域に生息する巨大淡水エイ。

頭から尻尾の先までの全長は少なくとも5m近くなり、また巨大な個体だとそれ以上にもなる大きなエイで、体重も500〜600kgに及び、名実ともに世界一大きな淡水魚の1つに数えられる魚です。

海水に住むエイについては様々な情報があるのに対し、この種のエイはあまり知られておらず、その生態に関してもまだ謎が多く残ります。

毒針のある、パンケーキのような形をした長い尾を持ち、その毒針はエイの仲間でも最長とされ、35cmを超えることさえあります。

一般に人間に対しては攻撃的ではありませんが、自己防衛の目的で尾を振り回すと、尾についた返しが深刻なダメージをもたらすことがあり、その点で危険です。

一方で、汚染や他の生物からの影響によって、その数は減少しており、絶滅の可能性が示唆されています。

世界最大の淡水魚1:オオチョウザメ(ベルーガ)

ベルーガという名前で有名なオオチョウザメは、世界最大の淡水魚とされる魚。

そのキャビアは世界的にもとても有名で、また、最も高価な食べ物の1つに数えられます。

カスピ海および黒海の河川流域や河口に生息するオオチョウザメの大きさは、平均的な個体であっても3mを超え、また体重も300kg弱に達し、巨大な個体では7mを超え、また体重も1500kg近くになるなど、名実ともに世界最大の淡水魚に相応しい魚です。

他のチョウザメにも言えることですが、約2.5億年前から姿を変えずに生き延びてきたと推測されており、知られている魚類のうち最古の一種でもあります。

高級キャビアの需要を満たすために人間に乱獲されてきた結果、現在は絶滅寸前にまで追いやられています。

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世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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