イタリアのピサ市にあるピサの斜塔は、ピサ大聖堂にある鐘を設置するために設けられた「鐘楼(しょうろう)」で、3.99度ほど南側へ傾いていることで知られる歴史的建造物です。
ピサの斜塔の高さと重さについて解説します。
ピサの斜塔の高さはどのぐらい?
低い方の高さ | 55.863m(183.27フィート) |
高い方の高さ | 56.705m(185.93フィート) |
ピサの斜塔は傾いているため、塔の最上部は左右によってその高さが異なります。
まず、地面に向かって傾いている南側、つまり低い方の高さは55.863m。一方で、その逆側である北側、つまり高い方の高さは56.705mになります。
(出典:Leaning Tower Pisa)
そして、両者にはまた、異なる階段の数が確認出来ます。
低い方となる南側は階段が294段しかないのに対して、高い方となる北側には階段が296段あるのです。
ピサの斜塔の重さはどのぐらい?
重さ(重量) | 14,453トン |
また、ピサの斜塔の重さは14,453トンであると推計されています。
ピサの斜塔の高さを他のものと比較すると?
ピサの斜塔の高さを数値だけで示してもイマイチ分かりにくいと思うので、他のものと比較して理解を深めてみます。
19階相当のビルまたはマンションと同じぐらい
日本の一般的なマンションまたはビルは、1階部分が概ね3mで出来ています。
このことを踏まえると、ピサの斜塔の56m前後の高さと言うのは、だいたい19階建のマンションやビルの高さに相当すると考えられ、それとなくイメージしやすいかと思います。
京都の有名な五重塔とほぼ同じ高さ
京都の南区九条町には、東寺と呼ばれる真言宗の寺院が見つかりますが、寺院の建物の1つで京都のシンボルとなっているのが五重塔(ごじゅうのとう)。
そして、東寺五重塔の高さは54.8mであることから、ピサの斜塔に1m程度及ばないものの、両者はほぼ同じ高さとなります。
ちなみに、五重塔は木造の塔としては日本一の高さを誇り、近世以前では日本一高い建造物でした。
ピサの斜塔についてもっと知るためにこちらの動画も参考に
以下はピサの斜塔に関する動画です。
塔の下から見上げた際のシーンや、階段を使って最上階まで登っていくシーンがあるので、ピサの斜塔の高さを理解するためにも参考になると思います。