「百獣の王」と呼ばれるライオンは、ネコ科の動物の中では非常に大きな動物として知られ、人気な生き物の一つです。
そんなライオンはアフリカから中東、そしてインドにかけてまで生息しており、詳しく見ていくとインドライオンなどのいくつかの亜種に分類されます。
この記事では、ライオンの大きさ(体長と体重)に関して、典型的な大きさのレンジから亜種による違いまでを解説していきます。
ライオンの大きさとは?
オス | メス | |
体長(頭胴長) | 170〜250cm | 140〜180cm |
尾長(尻尾の長さ) | 82.5〜93.5cm | 72〜89.5cm |
体重 | 190kg前後 | 130kg前後 |
オスは170cmから250cmの間、メスは140cmから180cmの間、尾長でオスは82.5cmから93.5cmの間、メスは72cmから89.5cmの間、そして体重でオスは190kg前後、そしてメスは130kg前後というのが、典型的なライオンの大きさになります。
一方で、ライオンの大きさについては以下で解説する点を頭に入れておくことがあります。
一部のライオンの亜種の大きさは典型的なサイズレンジを上振れする
第一に、ライオンの中でもアフリカに生息しているいくつかの亜種は他の亜種に比べて体が大きくなる傾向にあります。
例えば、「Panthera leo leo」と呼ばれる主に西アフリカを中心に生息域を持つライオンの亜種は、平均的なオスでも体長が247〜284cmになり、また「Panthera leo melanochaita」というアフリカの南部と東部を主な生息域として暮らす亜種も同じような平均体長を誇ります。
ちなみに、Panthera leo leoの中でも、アフリカ北部を生息地とするバーバリライオンと呼ばれるグループは、世界最大のライオンとされ、これまで報告された個体には全長4m(体長3.25m)になるものや、体重が300kg近くに達していたとされる個体が含まれています。
アフリカライオンの方がインドライオンよりも大きくなる
また、ライオンの中でもアフリカに生息するアフリカライオンの方が、インドに生息するインドライオンよりも平均的に大きくなる傾向にあります。
(インドライオン)
例えば、オスとメスを合わせたアフリカライオンの典型的な大きさのレンジは、体長で140cmから250cmになりますが、これに対してインドライオンは140cmから195cmです。
さらに、体重に関しては典型的なアフリカライオンのサイズレンジは120〜225kgの間となるのに対して、インドライオンは110〜190kgの間となります。
ライオンの大きさを理解する上で役立つ動画
以下の動画には、オスライオンの映像が記録されています。
周囲には複数の人間が映っているので、比較することでおおよそのライオンの大きさをイメージしやすくなると思います。
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ライオンの大きさ(体長&体重)【サイズは亜種によっても異なる】のまとめ
ライオンの大きさについて解説していきました。
ライオンの大きさに関しては典型的なサイズに加えて、亜種による違いも理解しておくと良いと思います。