モナリザの謎と秘密まとめ!レオナルドダヴィンチの名画に関する不思議

モナリザの謎と秘密に関してまとめていきます。イタリアに生まれた天才レオナルド・ダヴィンチによって描かれた作品には、数々の謎が取り巻いています。

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「モナ・リザ」は、イタリアのルネサンス時代を生きた天才「レオナルド・ダヴィンチ」が描いた代表的な芸術作品として、これまで多くの人々を魅了してきました。

世界で最も有名な絵画であるとして、多くの人々が鑑賞のために、現在展示されているルーヴル美術館を訪れます。

一方で、このモナリザに関しては、作品が完成してからというもの、何世紀にも渡り美術評論家や歴史学者を悩ませてきました。

というのも、モナリザには数々の謎が取り巻いており、目に映る以上の秘密や憶測が存在しているからです。

そんなモナリザに関する8つの謎や秘密を紹介していきたいと思います。

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モナリザの謎・秘密1:モナリザの正体

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたモナリザには、女性の上半身が描かれているわけですが、そもそも肖像画の人物が誰であったのかに関しては今でも謎に包まれています

一つの説では、1479年にフローレンスで生まれたイタリアの貴族夫人「リザ・マリア・デ・ゲラルディーニ」であるとの考えがあり、この説が現在の主流。

彼女は当時24歳であったと言われ、また、「リザ・デル・ジョコンド」の名でも知られています。

そして、ダヴィンチがなぜ彼女を描いたかという理由については、夫であったフランチェスコ・デル・ジョコンドに依頼されたからだとされます。

ゲラルディーニは、絹や布を扱う商人として、夫とともに中流階級の暮らしを送っていたらしく、ピエロ、アンドレア、カミラ、ジョコンド、そしてマリエッタと5人の子どもを授かりました。

一方で、他の説も複数あり、例えば、

  • ルネサンス期のイタリアで女傑として知られた女性領主「カテリーナ・スフォルツァ
  • フローレンスを支配していたジュリアーノ・デ・メディチの妾(めかけ)
  • マントヴァの侯爵夫人イザベラ・デステ

だとの意見があるのです。

さらに、顔の造りが類似していることから、モナリザの正体は「ダヴィンチの母」または「ダヴィンチ自身」であったのではないかとの説もあります。

モナリザは妊娠していたゲラルディーニであるとする説

モナリザは「リザ・マリア・デ・ゲラルディーニ(リザ・デル・ジョコンド)」であるとする美術史家たちは、ダヴィンチがこの肖像画を描いた当時、ジョコンドは妊娠していたのではないかとの見方を示しています。

  • 膨らんだお腹の上で手を交差させる姿
  • この作品が完成された当時、ゲラルディーニは第二子を妊娠していたとされる

ことから、モナリザの女性は出産を控えていたと言うのです。

さらに、この説を後押しするかのような結果を、2004年に赤外線調査を行ったカナダの研究者達は示しています。

それは、

モナリザの女性が身につけている半透明の紗のヴェールが「グアルネッロ」と呼ばれる、妊娠中あるいは出産直後の女性が使用していたもの

だったという発見です。

「グアルネッロ」ではなく、スカーフまたは織物が肩にかけられていただけではないのかと疑問視する声もあります。

しかし、

  1. 女性が両手を腹部にあてている姿
  2. 作品が描かれたのがゲラルディーニが妊娠していたと想定される時期と一致している
  3. サンドロ・ボッティチェッリの作品においても、妊婦であったスメラルダ・ブランディーニの肩に同じように「グアルネッロ」が描かれている

といった理由から、謎に包まれるモナリザの姿は、膨らんだお腹を隠している女性であり、その正体は「リザ・マリア・デ・ゲラルディーニ(リザ・デル・ジョコンド)」ではないかという説が主力となっているのです。

モナリザの謎・秘密2:背後に隠された肖像画

2004年、カナダの研究者たちが赤外線分析を用いて、作品の基礎となったダヴィンチのスケッチを確認しました。

その結果、左手の人差し指そして中指の位置など、作品が完成されるまでの過程でいくつかの変更が行われたことが判明しています。

(出典:wikipedia

また、このスケッチから、モナリザのドレスのデザインや、膝にかけられた膝掛けが腹部にまでおよぶ様子など、新たな発見がされています。

さらに、2007年にはフランス人技術者のパスカル・コットが、超高解像度カメラを用いて調査した結果、モナリザには当初、はっきりとしたまつ毛眉毛が描かれていた痕跡があることが判明。

そして、パスカル・コットはまた、光学技術を用いた解析を行った結果、なんとモナリザの絵の下にはもう一人の女性の顔が描かれていると2015年に発表したのです。

これらの発見はモナリザの秘密として、モナリザをより謎めいた作品にしています。

モナリザの謎・秘密3:モナリザの微笑み

モナリザの謎めいた不思議な微笑みは掴みきれないものとされ、この作品において最もミステリアスであり、多くの謎が取り巻く特徴となっています。

5世紀にわたり、その表情は微笑む姿であるのか、幸せまたは悲しみを表しているのか議論されてきました。

ハーバード大学のマーガレット・リビングストーン教授は、作品における空間周波数(空間的な周期をもつ構造の性質でこの周波数が異なると見え方が異なるとされる)の低さが、人々がモナリザの目に焦点を当てた際、印象的な微笑みを作り出す構造となっていると指摘しています。

また2005年、オランダの研究者により感情を認識するコンピュータープログラムが開発された際、モナリザの分析が実施され、モナリザの表情に関しては、

  • 幸福を示しているとの結果・・・83%
  • 嫌悪を示しているとの結果・・・9%
  • 恐れを示しているとの結果・・・6%
  • 怒りを示しているとの結果・・・2%
  • 中立であるとの結果・・・1%以下
  • 驚きを示しているとの結果・・・0%

が、それぞれ算出されています。

しかし反面、多くの人々は作品のどこに焦点を当てるか、またどの角度、どの距離から絵画を鑑賞するかによってその微笑みの印象が変化すると説明しています。

至近距離から作品にふれると細かな描写が「慎み深い表情」であるとの印象を与えます。

離れた場所からみると「朗らかに微笑んでいる」印象となるのです。

モナリザの謎・秘密4:定まらない謎の視線

モナリザの視線は、キャンバスを超えた空間まで広がっている様に見て取れ、さらに同時に鑑賞する人それぞれに視線を向けている様でもあります。

どこに動いてもモナリザの視線と目が合い続けるのです。

そしてこのような現象は、非常に不思議であると言われます。

というのも、三次元の世界では光と影がそれぞれの位置とともに移動することで、同様の現象が起こり得るのに対して、二次元の平面は三次元と異なるため、通常は同様の現象が起こらないと考えられるからです。

では、なぜこの現象がモナリザで起こっているのかという点に関しては、

キャンバス上の明暗の配合を巧みに調整することによって、非常に現実に近い奥行き感が生み出されている

と言うのが、その秘密だとされています。

知ってか知らずか、ダヴィンチがモナリザに現実世界のような奥行きを与えた結果、作品に高い遠近感を与え、視点の定まらないモナリザの視線を作り出したようです。

モナリザの謎・秘密5:隠された暗号

イタリアの文化財国家委員会は、顕微鏡で拡大したモナリザの高解像度画像を見ていくと、そこには「キャンバスに描かれた絵の中に文字や数字の存在を確認することが出来る」と明らかにしています。

美術史家のシルヴァーノ・ヴィンチェーティは、モナリザの右目には「LV」の文字が描かれており、画家レオナルド・ダヴィンチ本人の名を表しているのではないかと指摘。

また、左目には明確ではないものの、「CE」または「B」のような文字表記を確認することが出来るとされています。

さらに、背景の橋には「72」の数字または「L」の文字に続く「2」の数字が、アーチ部分に刻まれており、肉眼では確認することの出来ないこれらの文字や数字がなぜ残されたのかに関して、謎や秘密が取り巻いているのです。

モナリザの謎・秘密6:謎の橋

モナリザの背後に描かれた夢のような景色は、モナリザの魅力的な表情に比べてあくまでも脇役のような存在として見落とされがちです。

しかし、背景に描かれた三重の橋から、この霧がかったミステリアスな風景が一体どの場所を描いたものであったのかについても、モナリザの作品に関する論点となっています。

(出典:wikipedia

イタリアの歴史研究者であるカーラ・グローリは、モナリザの左肩の上に描かれている橋は「ポンテ・ゴッボ」、または「ポンテ・ベッキオ」として知られている橋ではないかとの見解を示しています。

イタリア北部、ピアチェンツァの南に位置する丘陵地帯にある小さな村「ボッビオ」に存在している橋です。

また、このグローリの説は、上で触れた「72(橋に隠された数字)」とも一致すると言われます。

というのも、1472年に、この地では大洪水が起こり、ボッビオにあった橋も大きな被害を被ったからです。

とはいえ、この説もあくまでも推測であり、具体的にモナリザに描かれた橋がどこにあった橋なのかについては謎のまま残っています。

モナリザの謎・秘密7:モナリザの女性は疾患を抱えていたのか?

モナリザに描かれた女性は、もしかしたら「甲状腺機能低下症」を患っていた秘密を抱えていたのかもしれません。

ボストン在住のメーラ医師は、モナリザの絵を見た際に、

  • つやのない肌
  • 薄毛
  • 口元にゆがみがある

ことなど、描かれたモナリザの女性の姿に奇妙な点があることに気づきました。

さらにメーラ医師は、

  • モナリザの左目の目頭に小さな瘤がある
  • 生え際が後退しつつある
  • 眉毛がほとんどない
  • 人差し指の横に膨らみがある
  • 皮膚の色が黄色である
  • 首に瘤がある

といった特徴が、甲状腺肥大の症状と一致することと合わせ、モナリザの謎めいた微笑みは、筋力の低下によるものではないかとの見解を示し、モナリザは甲状腺機能低下症を患っていたのではないかと結論づけたのです。

ただし、上でも触れた通り、元々はっきりとしたまつ毛と眉毛が描かれていた痕跡などがあるため、この医学的な診断結果が、どれほど真実を捉えているかは謎ですが、モナリザが描かれた16世紀前半には、甲状腺の健康に欠かせないヨウ素の摂取が不足していたとされることから、一定の説得力がある説だと言えます。

モナリザの謎・秘密8:なぜモナリザは美しく感じるのか?

歴史的にモナリザの姿は時代を超えた美しさであるとされてきました。

モナリザの美しさと魅力は、モナリザの視線と微笑みに限られたものではなく、言葉では言い表すことのできない卓越したものであるといったほうが相応しいかもしれません。

そして、このモナリザの美を生み出している秘密は、モナリザに含まれる「黄金比」であると考えられています。

黄金比とは、縦と横の長さから成る、人が視覚的に最も美しいと感じる比率のことで、例えば、レオナルド・ダヴィンチ自身は黄金比を「神聖比率」と称していました。

そして、モナリザの女性は細部に渡ってこの黄金比に基づいて描かれており、その姿は人が最も美しいと感じるバランスとプロポーションとなっているのです。

このような数学的要素が、モナリザの絵を魅力的にしている秘密の一つだったのです。

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ルネサンス期のイタリアに生まれたレオナルド・ダヴィンチの代表的な芸術作品で、史上最高の絵画とも称されるモナリザには、数多くの謎や秘密が取り巻いています。

しかし、これらの謎や秘密が、モナリザをさらに魅力的な作品としているのかもしれません。

世界のことって面白いよね!By 世界雑学ノート!

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