世界最大のうさぎ(世界一大きいうさぎ)を紹介していきます。種として世界最大になるうさぎから、個体として世界一の称号を持つうさぎまで見ていきましょう。
長い耳とぴょんぴょんと跳ぶ動きが特徴的なうさぎには、複数の種類が存在します。
品種改良を経て家畜化されてペットとして人気なものが存在する一方で、野生に生きる野うさぎも存在します。
そんなうさぎの大きさは一般的に、体重で1kg前後、体長で20〜50cm程度ですが、世界には非常に大きな体を持つ巨大なうさぎも存在するのです。
この記事では、世界最大のうさぎ種を「家畜化されたもの」と「野生のもの」に分けてそれぞれ紹介し、加えて「個体として世界一大きいうさぎ」となるうさぎも紹介していきます。
家畜化された世界最大のうさぎ種は「フレミッシュ・ジャイアントラビット」
世界最大のうさぎ種とされる一つは、フレミッシュ・ジャイアントラビットと呼ばれる、ベルギーはフランダース発祥のうさぎ。
16世紀にはすでに繁殖が行われていたとされ、19世紀にはアメリカへ渡りました。
歴史的に毛皮と食用肉を目的として人間の手によって改良が加えられた結果誕生した、大型のうさぎですが、その独特な従順な性格も相まって現在はペットとしても重宝されています。
そんな、フレミッシュ・ジャイアントラビットは家畜化されたうさぎとして世界最大種との呼び声が高く、なんと体重は平均で6.8kg、体長は80cm弱にも達し、巨大な個体だと体重は10kgに及びます。
また、これまで確認されて記録された最大の個体の体長は1.3mもありました。
一般的なうさぎが体重で1kg前後、体長で20〜50cm程度だと考えると、世界最大の家畜化されたうさぎ「フレミッシュ・ジャイアントラビット」の巨大さが理解出来ます。
野生の世界最大のうさぎ種は「オジロジャックウサギ」か「ヤブノウサギ」
一方で、野生のうさぎの中にはフレミッシュ・ジャイアントラビットにさえ匹敵する巨大なうさぎが2種類ほど存在します。
そのうさぎの名前はオジロジャックウサギとヤブノウサギ。
両者ともウサギ目ウサギ科ノウサギ属に含まれ、ウサギ科の動物としては最大種と考えれられているウサギ種。
まず、オジロジャックウサギは北アメリカ西部から中部にかけてその姿が確認されるうさぎで、体長は通常56〜65cm、体重は2.5〜4.3kgほど。
ただし、中には9kgを超える体重の個体が確認されるなど、大きなものは世界最大級のサイズに達します。
そして、ヤブノウサギはヨーロッパやアジアの一部に生息するノウサギで、こちらが一般的にはノウサギ属に属するウサギとしては最大種だと言われます。
その体長は60〜75cm、体重は通常、3〜5kgに達するのです。
世界一大きいうさぎの個体
世界最大のうさぎ種を見てきたわけですが、「個体」として世界一大きいうさぎは別に存在します。
その個体として世界一世界最大のうさぎとなるのは、「コンチネンタル・ジャイアントラビット」という種類のうさぎの「ダリウス(Darius)」という個体で、2015年の時点でその体長は132cm、体重は22kgという巨漢。
世界最大のうさぎとして一躍有名になりました。
ただし、実はこのダリウスの実子の「ジェフ(Jeff)」という個体も、当時すでに体長が111cmに達しており、世界一大きいうさぎの座をかけて親子の間で激しいバトルが繰り広げられているとして注目を集めました。
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世界最大のうさぎについて、種類と個体別に紹介してきました。
家畜化されたうさぎとして世界最大種はフレミッシュ・ジャイアントラビットで、野生のうさぎとしてはオジロジャックウサギとヤブノウサギが世界最大級。
一方で、個体としてはコンチネンタル・ジャイアントラビットのダリウスが世界最大の称号を持っています。