スウェーデンで有名なものを14個ピックアップして紹介していきます。シュールストレミングと呼ばれる食べ物からスウェーデン王室まで、スウェーデンに関して知られることを見ていきましょう。
スウェーデンは、デンマークとノルウェーを含めた、古くはバイキングの土地であったスカンジナヴィアの一部。
いわゆる北欧諸国の一つです。
このスウェーデンは、国連が発表している世界幸福度ランキングで上位にランクインするなど、注目を集めていますが、他にも様々な点で有名で世界中から熱い視線を送られることがあるんです。
スウェーデンにまつわる有名なものとは何なのか?
シュールストレミングから王室まで、合計14の有名なものを紹介していきます。
- スウェーデンで有名なもの1:アイスホテル
- スウェーデンで有名なもの2:ポップミュージック!
- スウェーデンで有名なもの3:1日6時間労働への動き
- スウェーデンで有名なもの4:ストックホルムの地下鉄の駅
- スウェーデンで有名なもの5:セーデルマルム
- スウェーデンで有名なもの6:有名なデザインブランド
- スウェーデンで有名なもの7:シュールストレミング
- スウェーデンで有名なもの8:王室
- スウェーデンで有名なもの9:緑豊かな大自然
- スウェーデンで有名なもの10:家庭ごみの廃棄率1%
- スウェーデンで有名なもの11:人権
- スウェーデンで有名なもの12:フィーカ
- スウェーデンで有名なもの13:季節によって極端に違う日光量
- スウェーデンで有名なもの14:金髪長身の美女大国
- 合わせて読みたい世界雑学記事
- スウェーデンで有名なもの14選!シュールストレミングから王室までのまとめ
スウェーデンで有名なもの1:アイスホテル
スウェーデンで有名なものの中でも、ここは一番クールでイケてる場所かもしれません。
ラップランドと呼ばれる北極圏以北に位置するスウェーデンの極寒地方には、全て手で彫られた氷の芸術品と氷の家具が独特で、氷の作品を保存するために内部が−5℃前後で一定に保たれた部屋を用意した、アイスホテルと呼ばれるホテルがあります。
部屋には寒冷地用の特別な寝袋と、ベッドのシーツや枕カバーに使うトナカイの毛皮があり、宿泊客には熱いリンゴベリージュース、何層にも重ねた温かい服が用意され、その室内の気温にも関わらず、問題なく一晩を過ごせるようになっています。
また、もしも寒いのがどうしても嫌というなら、暖かい部屋もあります(これで問題なく楽しめるはず?)。
スウェーデンで有名なもの2:ポップミュージック!
実はスウェーデン、ポップミュージックに関しては多くの有名な歌手やグループを生み出している国だったり。
スウェーデン出身の歌手やグループの名前をぱっと思いつかなくても、スウェーデンで生まれた音楽を聴いたことがあるのは間違いありません。
例えば、ABBA(アバ)というグループは、1900年代後半に世界中の音楽チャートで首位を獲得した世界的に有名なポップグループ。
また、最近の歌手で言えば、残念ながら少し前になくなってしまったアヴィーチーや、世界の音楽シーンで大活躍中のザラ・ラーソンなどがいます。
このように、スウェーデン出身の歌手やグループは、実は過去何十年にも渡って世界のポップシーンを賑わせており、もちろん日本でも彼らの曲が至る所で流れているんです!
スウェーデンで有名なもの3:1日6時間労働への動き
現在、欧米諸国の一般的な1日の労働時間のスタンダードは8時間で、日本のように残業が常習化している国では、さらに長い時間働くのが当たり前です。
一方で、2015年頃からスウェーデンは、1日の労働時間を6時間へ短縮する方向へ動き始め、世界中で波紋を呼ぶほど有名になりました。
この労働時間短縮は、集中力や生産性を高めると同時に、幸福度を向上させて家族と過ごす時間をもっと増やすのが目的。
現在までに、病院、介護施設、いくつかの企業が6時間労働を実験的に導入し、転職率の低下と利益の向上があったという報告さえあります。
スウェーデンで有名なもの4:ストックホルムの地下鉄の駅
「美術館」とさえ形容されるストックホルムの地下鉄の駅は、スウェーデンを訪れた人には忘れられない強い印象を残す有名なものの一つでしょう。
まさに、「世界で最も長い地下のアート展示場」で、過去50年以上にわたり、100ある駅のうちの約90駅が、150人以上のアーティストによってそれぞれ異なるテーマで装飾されてきました。
そこには、モザイク、絵、インスタレーション、彫刻などが含まれ、ただの公共交通機関という枠を超えた空間を作り上げているんです。
スウェーデンで有名なもの5:セーデルマルム
ストックホルムのセーデルマルム島は、同国におけるまさに「クリエイティブ」の発信地。
町は芸術的な雰囲気に彩られ、至る所に芸術感満載なお店やギャラリー、他にも流行りのレストランやバーがあります。
実際、スウェーデンのクリエイティブ天国は、ヴォーグ誌に掲載された「世界で最もカッコいい地区15選」の中の1つとして挙げられたこともあります。
ちなみに、小高い島であるセーデルマルムは、20世紀終わりまでは労働者階級の人々が住む普通の地区でした。
そのような過去を持つため、この町にある写真ギャラリーは例えば、もともと工場だった水辺の建物を利用していたりします。
スウェーデンで有名なもの6:有名なデザインブランド
過去10年ぐらいの間に、スウェーデン発のブランドが世界的にも良く知られるようになりました。
その中でも代表的なブランドと言えば、IKEAとH&Mでしょう。
それぞれ、家具とファッションのブランドなので、一見すると全く異なるように見えますが、この両者に共通するのが、
- ミニマリストだけどファッショナブルなデザイン
- 持続性と機能性が重視されている
という点。
このシンプルだけどファッショナブルで機能性に優れたデザインと言うのが、世界中で受け入れられた結果、スウェーデンは「デザイン」でも有名になりました。
一方で、IKEAやH&Mの商品よりもっと個性的な商品を探したいなら、上で紹介したセーデルマルムへ向かってみましょう。
また、スウェーデン北のラップランドには、昔からそこで暮らすサーミ族の伝統的なデザインが施された手工芸品などを見つけることが出来ます。
スウェーデンで有名なもの7:シュールストレミング
シュールストレミングがどの様なものか聞いたことがある人は、すぐにでも「世界一臭い食べ物」というフレーズが頭に浮かぶでしょう。
シュールストレミングは、簡単に言うと「塩漬けされて発酵したニシン」のこと。
発酵の過程で発生した細菌によって強い悪臭が放たれ、シュールストレミングに初めて遭遇した人はほぼ誰もが仰け反るほど。
その臭いの強さから、空輸する際の梱包が「厳戒態勢すぎる」とネット上で騒がれたこともあります。
また、部屋の中で食べると、その後数日間は臭いに悩まされるため、基本的には外で食べることが多い食べ物としても知られます。
人によって様々ですが、主に、薄いサンドイッチにじゃがいもと玉ねぎのスライスを入れて一緒に食べるのが伝統的な食べ方と言えるでしょう。
スウェーデンで有名なもの8:王室
ヨーロッパの王室と言えば、エリザベス女王を筆頭としたイギリス王室が最も有名ですが、スウェーデンもまた、王室を抱える国として知られています。
現在の国王はカール16世グスタフで、将来は、現在は皇太子という身分の女性「ヴィクトリア女王」が国王となる予定です。
ちなみに、ヴィクトリア女王はオーロフ・ダニエル・ベストリング(ダニエル王子)という男性と結婚していますが、このベストリング氏、ヴィクトリア女王と交際し始めた当時、「普通の体育大学を卒業しただけで、特に芳しい学歴も経歴も持っていない平民」であると揶揄されるほど、ごく普通の一般人でした。
とにかく、スウェーデンは王室のある国として有名で、国内にはストックホルムの広大なストックホルム宮殿をはじめ、探訪するには十分すぎる数のお城があります。
スウェーデンで有名なもの9:緑豊かな大自然
北欧の国々は、「急激に広がる文明社会を受け入れつつも、自然保護を実現している」としてよく知られています。
スウェーデンはその一番良い例で、国土全体のうちの9%は9万7500個以上にもなる湖で占められています。
その中でもヴェーネルン湖は、ヨーロッパでは3番目に大きな湖として世界的にも有名です。
また、国土面積でいうとスウェーデンはヨーロッパで4番目に大きな国にも関わらず、人口はたったの1000万弱。
人口密度は低く、代わりに広大な森林面積を抱えるため、この国は至る所に草木が生い茂っているんです。
このような環境で生活するスウェーデン人は、日頃から自然の中で時間を過ごすのが大好きで、よく湖畔のキャンプを楽しんだり、ピクニックへ出かけたりします。
スウェーデンで有名なもの10:家庭ごみの廃棄率1%
まさしく「大自然と調和しながら生きている」という言葉がピッタリなスウェーデンの人々は、環境に対する意識が非常に高く、この考えはスウェーデンの文化や社会に浸透しています。
公共交通機関を利用したり、リサイクルしたりする人が多く、オーガニックなエコ食品も豊富に揃っているんです。
そして、スウェーデンに関するちょっとした有名なこととして知られるのが、なんと家庭ゴミの99%がリサイクルやエネルギー転換に使用されており、廃棄物と処理されるのはたったの1%だっていうこと。
ごみの削減と環境保護という点において、スウェーデンは世界的なリーダーで、さらに驚くことにスウェーデンは、ごみの再利用率100%を実現する方法を現在でも積極的に模索しているんです。
ちなみに、スウェーデンでは、環境を守るためにごみを日本以上に細かく分別して捨てており、それによって、さらにごみの分別に費やす無駄な人件費が抑えられていることでも知られています。
スウェーデンで有名なもの11:人権
スウェーデンは環境保護だけでなく、人権擁護の点においても世界をリードしている国として有名です。
例えば、スウェーデンは1766年に世界で初めて報道の自由を認めた国で、現在では、女性の権利や子供の人権について世界を率先しています。
また、北部のラップランドを中心に、スウェーデンにはサーミ人という先住民族が住んでいますが、スウェーデンは、
- サーミ人が独自の議会を持つこと認可
- サーミ語を公式な少数派言語と認定
- サーミ人に古くから伝わるトナカイ畜産が特定の地域で認められる権利を制定
など、少数派の先住民達にも適切な権利が与えられるように配慮しています。
このように、スウェーデンは多くの人が人間らしい生活をしっかりと送れる機会を与えてくれ、人権という点においては非常に優れた国なんです。
スウェーデンで有名なもの12:フィーカ
実はスウェーデン人も含めた北欧人は、大のコーヒー好きとしても知られていたり。
例えば、年間コーヒー消費量でいうと、日本人は3.36kgでアメリカ人は4.2kgであるのに対して、スウェーデン人はなんと7.31kgで、スウェーデン人がコーヒーを良く飲むことが分かります。
そして、これには「フィーカ」と呼ばれる、スウェーデンにおけるコーヒーにまつわる習慣が大きな要因となっています。
このフィーカとは、「通常甘いものと一緒にコーヒーを飲む」ことで、スウェーデンでは休憩を取ることを「フィーカする」といった形で表現し、フィーカでは友人や家族と一緒にコーヒーを楽しむんです。
このように、フィーカと呼ばれる習慣が根付いているほど、スウェーデンではコーヒーを飲むことは重要な文化的要素の一つになっています。
スウェーデンで有名なもの13:季節によって極端に違う日光量
北緯57度にあるスウェーデンは、その位置によって、太陽から注ぐ光の量が季節によって極端に変化することで有名です。
まず、夏の盛りには「白夜」と呼ばれる現象が起こります。
これは、太陽が地平線より下に完全には沈まないため、夜になっても明け方や夕方の様に明るく、程度の差こそあれ、日の光に24時間照らされている状態です。
この時期には外がずっと明るいため、多くの人が夜遅くまで楽しみます。
一方で、冬に訪れると太陽が高く上がらないため、暗い時間が増え、北に行けば行くほど、暗い時間が長くなり、北部のラップランドなどでは程度の差こそあれ、暗い状態が一日中続きます。
ちなみに、この暗闇が長い時期は逆に、輝くオーロラを見るチャンスが増える期間であるため、オーロラ目的の観光客にとっては最適な時期となります。
スウェーデンで有名なもの14:金髪長身の美女大国
自然が美しく環境が綺麗なスウェーデンはまた、人の外見までをも美しくするのかもしれません。
スウェーデンは、ウクライナやベラルーシ、そしてロシアに並んで、世界で最も美女が多い国の一つとして有名。
特に、スウェーデン人女性に関しては「金髪で背が高くて美しい」というある種のステレオタイプが存在しますが、これについては大方正しいと言えます。
実際、スウェーデン人女性の4人に1人は金髪と言え、女性の平均身長は約167cmなんです。
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スウェーデンで有名なもの14選!シュールストレミングから王室までのまとめ
北欧の国スウェーデンが誇る14の有名なものを紹介してきました。
スウェーデンは、その歴史も現在の魅力においても素晴らしい国。
スウェーデンに興味を持ったら、紹介した14のことを頭に入れておくと良いかと思います!