スペインの有名なものをいくつかピックアップして紹介していきます。有名なシエスタやハモン、そしてスペインに行くと分かる驚きの夕食事情までを確認してみましょう。
南欧の観光大国の一つであり、歴史の中でかつては世界中に領土を広げたスペインには、多くのファンを惹きつけて止まない魅力があります。
そこには文化的なものから歴史的なものまで含まれ、多くのファンを魅了しているのです。
そんなスペインに関する有名なものとして、どのようなものを連想するでしょうか?
この記事では、スペインに関して16の有名なものを一覧にして紹介していきます。
文化や料理、歴史も含め、スペインのDNAに強く埋め込まれた同国のアイコンをいくつか見ていきましょう。
- スペインの有名なもの1:パエリア
- スペインの有名なもの2:ハモン・イベリコ
- スペインの有名なもの3:ワイン
- スペインの有名なもの4:シエスタ
- スペインの有名なもの5:夕食が遅い!
- スペインの有名なもの6:タパス
- スペインの有名なもの7:フラメンコ
- スペインの有名なもの8:フィエスタ
- スペインの有名なもの9:パブロ・ピカソ
- スペインの有名なもの10:アントニ・ガウディ
- スペインの有名なもの11:コンキスタドール
- スペインの有名なもの12:ビーチ
- スペインの有名なもの13:イビサ
- スペインの有名なもの14:サッカー
- スペインの有名なもの15:闘牛
- スペインの有名なもの16:ZARA
- 合わせて読みたい世界雑学記事
- スペインの有名なもの16選!シエスタやハモン・驚きの夕食事情までのまとめ
スペインの有名なもの1:パエリア
スペインのバレンシアが起源とされるパエリアは、肉またはシーフードをご飯と一緒に調理したもので、スペインの最も有名な料理の一つです。
元々は古フランス語でフライパンを意味する「Paelle」に由来することからも分かる通り、大きめのフライパンでご飯と肉またはシーフード、野菜を加え、オリジナルのソースやスパイスを入れて炒めます。
現在は日本でも簡単に食べることが出来ますが、本場スペインのパエリアはもっと美味しいかもしれませんよ!?
スペインの有名なもの2:ハモン・イベリコ
「イベリコ豚」と記載のある豚肉を見たことがあるかもしれませんが、これはスペイン政府が定めた条件に当てはまり、スペイン政府が認証した豚に限って与えられた称号です。
通常の豚肉よりも奥行きがあってバランスの良い味わいが特徴だとされ、少し値段も高めですが、このイベリコ豚を使って作られたのが、スペインのものとして有名な「ハモン・イベリコ」。
イベリコ豚の肉で作った生ハムです。
口に入れると、他のハモンよりも甘みがあって豊かな味が広がるとして、世界的にも人気な食べ物なんです。
スペインの有名なもの3:ワイン
多くの人が驚くかもしれませんが、実はスペイン、もっと国土の大きな国々を差し置いて、世界で最大のブドウ栽培面積(100万ヘクタール以上)を超える国だったりするんです。
その結果、スペインは世界でもトップ3に入るほどワイン製造が盛んで、地域ごとに様々な種類のワインを製造しています。
日本でもスペインのワインが良く見かけられるほど、ワイン大国として有名だったりするんです。
スペインの有名なもの4:シエスタ
毎日忙しく働く日本人にはとても羨ましく感じられると思うのが、スペインで有名な「シエスタ」・
いわゆる「昼寝」のことで、午前と午後の仕事の合間のおよそ2時間前後をこの昼寝休憩に当てます。
特に、日中がとても暑くなる南部ではシエスタをとる人が多い傾向にあり、無理をせずに人生を楽しく生きようとするスペイン人の価値観を映し出している習慣だと言えるでしょう。
ただし、現代社会においてはそこまで一般的だとは言えず、特にオフィスワーカーや、キャリア志向の高い人がシエスタを取ることはほとんどありません。
スペインの有名なもの5:夕食が遅い!
スペインへ初めて訪れた日本人が驚くであろうことの一つが夕食、つまりディナーの時間がとても遅いという点。
特に、現地の友達を訪ねて遊びにいった場合は、スペイン人の時間感覚に合わせて動くことになるので、そうするともう大変。
日本を含め、通常、夕食を食べ始める時間は、大体18:30から遅くとも20:00または20:30頃と言うのが一般的ですが、スペインでは早くても20時、通常であれば21:00または21:30、遅い場合は22:00を過ぎてから夕食を取るなんていうのが当たり前で、この国を訪れたことがある人の間ではとても有名なんです。
なので、スペインへ入った最初の数日間は、慣れない遅い夕食にちょっと苦労することがあったりします。
スペインの有名なもの6:タパス
タパスは食事というよりも、「スペインの文化」とさえ言える有名なものの一つ。
元々は「シエスタ」と「遅い時間の夕飯」の間をしのぎ、さらに夕食へ誘うために、現地のバーで無料で提供された簡単なおつまみが始まり。
しかし、現在では国内だけでなく外国でも多くの人を虜にするほど有名なスペインの伝統になっており、スペイン現地ではこのタパス1個と少量のアルコール1杯に1ユーロを払って食べ歩きをするなんていう遊びもあるぐらいです。
それぞれのバーには独自のタパスがあって、友達を連れて違うお店を渡り歩けば、飽きることなく時間がすぎていくのが最高なんです。
スペインの有名なもの7:フラメンコ
フラメンコの起源はジプシーとも呼ばれる「ロマ人」の音楽が起源とされますが、それが後にスペイン南部のアンダルシア地方などに伝わって発展したのが、今日ではスペインを代表する踊り「フラメンコ」。
歌、ギター、ダンス、ボーカル、手拍子、指慣らしの6つのパートから成り立ちます。
スペインにはフラメンコを楽しみながら料理を味わえるレストランなどもあるので、踊りも料理も楽しみたい人は、予約して訪れましょう。
スペインの有名なもの8:フィエスタ
スペインでは年中、様々な場所で「フィエスタ」と呼ばれる、お祭りのようなイベントが開催されています。
街に多くの人が集まり、食べ物、ワイン、音楽を掛けながら、それぞれのお祝いを楽しむんです。
中でも、スペインのフィエスタで特に有名なのが、サン・フェルミンのパンプローナ牛追い祭りや、バレンシアのトマト投げ祭りでしょう。
また他にも「ラス・ファラス」と呼ばれる、巨大な人形のパレードを行って、パレードの後にその人形を燃やすフィエスタなんかも有名です。
さらに、カナリア諸島にあるテネリフェ島で行われる「サンタクルス・デ・テネリフェのカーニバル」は、リオのカーニバルに次いで世界で二番目の規模を誇るカーニバルと言われることがあり、多くの観光客が訪れます。
スペインの有名なもの9:パブロ・ピカソ
20世紀に最も影響力のあった芸術家の1人で、絵画、彫刻、版画、陶芸に舞台装置まで手がけた人物と言えば、スペイン南部のマラガ出身のパブロ・ピカソ。
画家としてはその後、フランスを拠点としましたが、スペイン出身の画家として世界的にも知られています。
「キュビズム」と呼ばれる現代美術の大きな流れとなった技法の創始者として、代表的な作品である「ゲルニカ」を始めとした数多くの有名な作品を残しました。
スペインの有名なもの10:アントニ・ガウディ
アントニ・ガウディは疑いの余地なく最も有名なスペインの建築家で、独特なスタイルをもった建築物の中には、世界遺産に登録されているものがいくつも存在します。
なかでも、バルセロナにある未だに未完成な大聖堂「サグラダファミリア」は、スペインを代表する観光名所としても有名です。
ちなみに、サグラダファミリアの完成予定は2026年とされているので、本当に完成すれば約144年の時を経て、ガウディの夢が実現することになります。
スペインの有名なもの11:コンキスタドール
14〜15世紀頃から始まった大航海時代の中で、当時のスペインは隣国のポルトガルと争うように海外領土の拡大を急ぎました。
その結果、スペインは主に南米と中米を中心に支配地域を広げ、今日では中南米の多くの国でスペイン語が話されるようになったわけですが、この状況を成し遂げるために活躍したのが「コンキスタドール」。
探検家や征服者と呼ばれる人々で、危険を犯してでも大航海へ旅立ち、新しいフロンティアを開拓していった人々です。
そして、当時の強国であったスペインは多くのコンキスタドールを輩出したことで知られ、例えば、「クリストファー・コロンブス」は当時のスペイン国王によって支援を受けた結果、アメリカ大陸を発見しました。
また、スペイン出身のフランシスコ・ピサロやエルナン・コルテスは、中南米にスペイン人が入植するための足がかりを作りました。
スペインの有名なもの12:ビーチ
毎年、何千万の国内外からの旅行者がスペインの海岸に群れを成す理由と言えば、美しく変化に富んだビーチでの海水浴。
大西洋と地中海海岸だけでなく、カナリアやバレアレス諸島など、スペインは生涯かかっても全て探索しきれないほどの素晴らしい広さと質を備えた海岸線を誇ります。
そのビーチの数は、知られているだけでもなんと3000を超えるとされ、しかもその多くはほとんど人の手が加えられていないため、自然そのままの美しさを残しているんです。
スペインの有名なもの13:イビサ
スペインの東側、バレンシアから東におよそ80km行ったところには「イビサ島」と呼ばれる島が浮かびますが、このイビサは「パーティーピーポー(パリピ)」に超有名な場所。
暖かい夏の間は世界的にも有名なDJが訪れ、島にあるビーチでは毎日盛大なパーティーが開かれるんです。
中には最大収容人数15000人を誇ると言われるパーティー会場もあり、毎年夏には世界中から多くのパリピがイビサ島へ訪れます。
ちなみに、パーティーで有名な一方、イビサには落ち着いた雰囲気のバカンスが楽しめる場所も多くあります。
スペインの有名なもの14:サッカー
FIFAワールドカップで優勝経験を持ち、UEFA欧州選手権では3回の最多優勝回数を誇るスペインは、サッカー大国として有名。
世界最高峰のレベルを誇り、有名な世界的プレーヤーを多く抱える「リーガ・エスパニョーラ」でも知られています。
レアルマドリードやFCバルセロナなどの有名クラブは、スペインだけでなく世界中で大人気で、さらにスペイン人のサッカーファンの間では、観客席でもエキサイティングな競争が繰り広げられるなど、会場全体がエンタメ化します。
スペインの有名なもの15:闘牛
スペインと言えば「闘牛」が思い浮かぶほど有名だと思いますが、当初の形がどうだったのかは不明であるにしろ、すでに中世のスペインでは闘牛が行われていたと言われているほど、スペインにおいては伝統的な文化の一つ。
ただし近年、動物保護の運動が盛り上がってきたこともあり、闘牛に対する意見はスペイン国内で二分化しています。
実際、地域によっては闘牛が禁止され始めているほどです。
それでも、スペインの首都マドリードの闘牛場で開催される闘牛イベントは有名で、未だに国内外から多くの人が訪れています。
スペインの有名なもの16:ZARA
日本はもちろんのこと、世界を席巻していると言えるファッションブランドの一つがZARA。
とてもお洒落な服なのに値段がお手頃なのが売りで、若者を中心に人気な庶民向けブランドになっています。
ZARAはスペイン北西部のガルシア州にある港湾都市「ア・コルーニャ」に一号店が開店された、スペイン出身のブランドとして有名で、現在は世界でもトップクラスの規模を誇るファッションブランドにまで成長しました。
ちなみに、ZARAを運営するのはインディテックスという会社で、その創業者のアマンシオ・オルテガは、スペインNo.1の資産家として有名です。
合わせて読みたい世界雑学記事
- スペインの有名人一覧!歴史的な画家や王から俳優やスポーツ選手まで
- スペインに移住・住むための11の知識|食事・住宅・スペイン人など生活する上で知っておきたいこと
- スペインの城15選!セゴビアのアルカサルやベルベール城など
- →こちらからスペインに関する情報をさらに確認出来ます
スペインの有名なもの16選!シエスタやハモン・驚きの夕食事情までのまとめ
スペインの有名なものを16個ピックアップして紹介してきました。
スペインに行くことがある人は、今回紹介したスペインのアイコン的特徴を覚えておくと、何かと役に立つかもしれません!