ウシガエルは、「ブオー」という鳴き声が牛に似ていることからその名前が付けられた、外来種のカエル。
20世紀初頭に食用にアメリカから国内へ導入された結果、日本の様々な地域でその姿が確認されるに至りました。
国内の自然環境で確認出来るカエルとしては最大級のカエルで、大きさでも話題に上るカエルです。
ウシガエルの大きさ(体長と体重)を解説します。
ウシガエルの大きさはどれくらい?
体長 | 9〜18(20)cm |
体重 | 500〜600(800)g |
大型のカエルとして知られるウシガエルの大きさは通常、体長(鼻の先から肛門部分まで)で9〜18cm、体重で500〜600gです。
しかし、これまでより大きな個体も度々確認されており、最大なものは体長で20cm、体重で800gにも達します。
ちなみに、ウシガエルの大きさに関する興味深い点として、ウシガエルの成長の速さを挙げることが出来ます。
ウシガエルはおよそ8ヶ月の間に、たった5gから175g程度にまで急速に成長していくのです。
また、ウシガエルは体の大きさに対しておよそ10倍程度の距離を一度のジャンプで前進することが出来るとされます。
ウシガエルの大きさを他と比較すると?
ヒキガエルとウシガエルの体長は同じぐらい
日本国内に分布する大型のカエルとしては、ウシガエル以外にもヒキガエル(ニホンヒキガエル)が知られていますが、このヒキガエルとウシガエルは大きさの点でほど同水準にあると言えます。
ヒキガエルは分布場所によって、ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルとに分けられますが、両者の体長の幅はおおよそ6cmから18cmの間に収まるため、通常個体で9〜18cmの間に体長の幅が収まるウシガエルとほぼ同等程度の大きさなのです。
一方で、ヒキガエルの体重は44〜600gとされるため、体重の面ではウシガエルの方が重くなる傾向にあることが分かります。
トノサマガエルよりは圧倒的に大きい
また、国内で見かける大きめなカエルとしてトノサマガエルの名前も挙がりますが、ウシガエルはトノサマガエルに比べると圧倒的に大きいことが分かります。
トノサマガエルの体長は4cmから9.5cm程度の範囲で、体長だけで比べた場合、ウシガエルはトノサマガエルの倍相当の大きさとなります。
さらに、トノサマガエルの体重は15〜40g程度なため、体重の面でウシガエルは、トノサマガエルの10倍近くにも及びます。
ウシガエルの大きさについて参考になる動画
以下の動画では巨大なウシガエルと、その大きさに興味津々な子供が一緒に映っています。
ウシガエルの堂々たる大きさが理解出来ます。