鷲の卵の大きさと一言で言っても、鷲と呼ばれる鳥の中には様々な種類が含まれ、それぞれの卵のサイズは異なります。
例えば、以下4種類の鷲は卵の重さで微妙に異なるのが分かります。
- カラフトワシの卵 → 110g
- オジロワシの卵 → 126g
- イヌワシの卵 → 135g
- オオワシの卵 → 160g
ただし、おそらく多くの人が「鷲」と言って最もイメージするのはイヌワシであるかと思うので、この記事では主にイヌワシの卵を対象として鷲の卵の大きさを解説します。
イヌワシの卵の大きさ(直径と重さ)はどれくらい?
縦の長さ | 6.75〜8.57cm前後 |
横の長さ(幅) | 4.94〜6.32cm前後 |
重さ | 135g前後 |
アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸、そして日本にまで広く分布するイヌワシの卵は、地域によっても微妙に大きさが変わりますが、おおよそ縦の長さで6.75〜8.57cm、横の長さで4.94〜6.32cmに収まり、また重さは平均135gぐらいとなります。
鷲の卵の大きさ(長さと重さ)をニワトリの卵と比較
上で数字を使って示した鷲の卵の大きさをもっとよく理解するためにも、世間一般に良く知られるニワトリの卵の大きさと比較してみましょう。
縦の長さ | 横の長さ | 重さ | |
ニワトリの卵 | 5.5cm | 4.3cm | 58〜64g |
鷲の卵 | 6.75〜8.57cm | 4.94〜6.32cm | 135g前後 |
ニワトリの卵には様々なサイズがありますが、ここでは中間サイズとなるMサイズを参考値としてます。
では、以下でそれぞれの数値の倍率を計算してみましょう。
鷲の卵の縦の長さと横の長さに関しては中間値を採用することとします。
まず、縦の長さについては、
- 7.66 ÷ 5.5 = 1.393
となり、鷲の卵の縦の長さはニワトリの卵の約1.4倍の大きさとなることが分かります。
そして、横の長さを比べると、
- 5.63 ÷ 4.3 = 1.309
となり、縦の長さほどではないものの、鷲の卵の横の長さは、ニワトリの卵の横の長さに対して1.3倍ほど大きいことが理解出来ます。
そして重さに関して見ると、
- 135g ÷ 61g = 2.213g
となるため、鷲の卵の重さはニワトリの卵の二倍以上にもなるということが判明します。
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